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設計課題の評価を上げるセルフチェックリスト100項目【建築学生向け】


□ 提出日間近だけど、この設計で良いのだろうか?

□ 設計をもう一段階ブラッシュアップしたい!

□ 何か抜け落ちてしまっていることはないか心配…


設計課題は後半のセルフチェック次第で評価が大幅に変わる

スタートダッシュが良くても、アイディアが良くても、後半にしっかりとブラッシュできなければ決して上位者にはなれません。

反対に正しくブラッシュアップすることができれば、前半に調子が悪くとも追い上げて上位1割に入ることも大いに可能です。

このセルフチェックリストには設計課題の要点がまとまっており、効果的に活用すれば案の質を底上げして、順位を大きく引き上げてくれます。

私は学生時代に9割以上の設計課題で上位入賞しました。学部・大学院の6年間を通して入賞できなかったのは1度だけです。
それができたのは誰よりも設計課題の分析を行なったからです。雑誌や本の情報はできるかぎり目を通しましたし、他学年の講評会も積極的に見学しました。
結果として、ほぼ確実に『評価を得られる設計案』をつくることが可能になりました。

このセルフチェックリストは、私が設計課題で意識していたことが詰まっています。


自分の案を自分で評価するのは難しい

長い期間設計を続けていると、自分の案が良いのか悪いのか分からなくなってきます。私もそんな経験をしました。

「客観的に自分の案を評価しよう」

などと頻繁に言われることがありますが、それが簡単にできたら苦労しないよと返したくなります。

このチェックリストは自分で自分の案を客観的に見つめ直すための道具です。

チェックリストの問いかけに一つ一つ答えていくことで、エスキスを効果的に進めることができます。
大きく評価を落としてしまった…なんてことは絶対になくなります。

様々な場面で活用可能です

このリストの項目が染み付くまで、何度でも活用してください。

・設計課題中のキリの良いタイミングで2~3回活用することで誤った方向に進むのを避けられます。
・基本的にどんな設計課題でも活用できる項目になっています。課題のたびに繰り返し活用してください。
卒業設計修士設計でも活用可能です。むしろ期間の長い課題でこそ本領を発揮します。
・院試や就活時のポートフォリオ作成時の案のブラッシュアップにも役立ちます。

細かなところまであげていくとキリがないのが設計ではありますが、特にチェックしておくべき要点に絞って作成しています。

基本的に良いとされる内容を記載していますが、特殊な設計内容の場合に例外もありますので適宜ご自身でご調整ください。


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