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CeVIO Partyの制作協力しました1

2021年8月28日に行われた1st PLACEさん主催のCeVIO Partyの制作にイベント全体の7割くらいの表情制作と半分くらいの曲のカメラワークで80cmくらい協力させていただきました。

大部分の制作を受けていたアイ・ペアーズ株式会社のなヲタくんからの依頼でだったのですが、かなりめちゃくちゃ好きにやらせてもらいました。ほんとそうそうたる各社顔を連ねる公式イベントをこんなに好き勝手やっちゃってよかったんだろうか。なヲタくんのスペースでも少しだけ制作話をさせてもらいましたが、ありがたいことにもうちょっと聞きたいというご意見もいただいたので携わった部分について語ります。

■M01:独奏 さとうささら
表情とカメラワーク担当しました。なんだか苦戦しました。何に苦戦したって、明るい曲調と毒づいた歌詞のアンマッチな感じが魅力的な曲なのですが、どちらのイメージ寄せて見せたらいいのかどっちに寄せてもしっくり来なくて悩みに悩んで、ちょっと休憩と、たかぴぃさんのラジオクリ深を聞いてたら突然この曲が流れてきて盛大に鼻水吹いたりしました。その後、一晩経ってもなんにもイメージが出てこなくて苦し紛れに爆音で聞きながら画面の中のささらちゃんと一緒にぴょんぴょん跳ねたり激唱したり暴れたりしたら色々スッキリ?して、その後は割とニュートラルな感じでまとまりました。1曲目だったのでこれで良かったと思います。というか本番までセットリスト知りませんでした。

■M04:サイバーヴォイスゲーミングガール 弦巻マキ
カメラワーク担当しました。MCから曲の入りが連続して見えるようにしたくてカメラを切り替えずに結構ひっぱります。曲の2番でかなり細かくカット割りしているのはサイバーな感じのブロックノイズぽく見えるかな?という意図でやってました。制作期間中、めっちゃ疲れてたタイミングでとにかく元気なこの曲が聴きたいって理由で作業していました。原作ポーズ↓については全然気づかず、カメラの寄り具合をたまたま原作絵に近い感じで作ってました。なんかほんとすみません。

余談ですがこの曲に関しては、見えちゃいそうな箇所を10回くらい動画に書き出してコマ送りしてパンツが見えてないか自主的にチェック入れてました。カメラワークで一番重要なことって、見映えでもセンスでもなく実は「権利者チェック」だったりします。権利者によって厳しさはマチマチですが、私は一番厳しいところに合わせて作るようにしてます。もうこれはクセです。

■M05:夕明藍隔つ さとうささら
表情とカメラワーク担当しました。好きな曲です。表情を作る直前に「竜とそばかすの姫」を観て、作中のBelleの表情がめっちゃ細かくて表情はそれに感化された感じに。ドローンみたいなカメラの長回しでライブ感を演出して、たまにスイッチングしくじったりケーブル踏んだりして動きにノイズが入ります、ってなヲタくんに制作意図を伝えたら(普段はあまり伝えずに制作物のみ渡しちゃうことが多い)、最近のカメラのスタビライザーの精度は云々…の話をされてしまいました。夕陽逆光が美しいラストシーン、後ろ向いて横顔が見えるポーズの表情って目をつぶるか半目にするくらいしかなく今回は半目にしとくかくらいであまり意図がなかったのですが、なヲタくんからは「この含んだ感じがいい!」と感想をもらったのでカメラワークでは真ん中ずらした感じにしたら、演出でいいバランスで夕陽とステージの花が入ってすんごく素敵な感じになったので良かったです。

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■M06:月夜の結 結月ゆかり
表情とカメラワーク担当しました。モデルのスカートの挙動があまりにキレイで、こんな芸当ができるのはアラン・スミシーさんしかいない!と思わずアランさんにやべぇ!これまじやべぇ!と興奮して突撃しました。アランさんこのイベントでゆかりさんのモデル以外にも実は色々やってます。主に「大変だよぉ」と弱音をはく私を陰で励ましてくださったり。私はこれまでゆかりさん絡みの制作が結構あって(だいたいさとるさんのせい)、ゆかりさんがどんなキャラでどういう表情をするのか見せ方はすっかり心得たものです。あんなドレッシーな衣装でリズムに合わせてガシガシ歩いちゃうところなんてゆかりさんの魅力の真骨頂ですし、スカートの挙動のキレイさもとにかく見せたかった!そしてこの曲のカメラ、1日半くらいうっとりループが止まらなくなって、先の作業が進まなくなるって理由でなヲタくんに押し付けた(納品した)カメラです。

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■M07:キミノヨゾラ哨戒班 IA
表情のみ担当しました。カメラは担当してないのですが、このカメラワークめっちゃ好きです。ほぼ真俯瞰とか大きめの視野角でのアップとかなかなか自分ではやらないとこだったりするのですごくいいなぁと思いました。あと被写界深度バリバリの演出も!

■MC:6人
後半のIA・ONE以外全員の表情と後半のカメラワークの調整を担当しました。ほんとこのMC部分はCeVIOならではの試みですね。わちゃわちゃしてるチェビっ子達が歌以外で楽しそうにしてる様子にこのイベントの良さが詰まってると思いました。でも!作業量が!本当に!!ハンバ無くて!!!物量に死にました。13分くらいあります。「普通に作ってたらイベント当日終わっちゃうわ!!!」とキレ散らかしながら作ってました。そもそもモデル6人分10分間キーフレームびっしりのモーキャプデータを表示して作業するだけでも大変で、色々工夫して作ってました。
そんな状況でも色々仕込んでいて、ささらちゃんのミラーボールの話にやたら反応するゆかりさん、きりたんに時々優しいまなざしを向けるマキマキ、きりたんの頭の包丁を少しだけケモミミ的に動かしたりしました。

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長くなっちゃたので、2に続きます。

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