mygイメージソングの話 その1

先日KajiFesへ行ってきたこともあり、ここ一ヶ月ほどずっと梶浦由記さんの曲を聴いている日々。改めて全曲詞集も読み返してみたり。やっぱりこの方の作る曲が好きですし、歌詞も素敵。そしてなんぼでもユメショを書けそうな気がしてくる(気がするだけ)。
なので、梶浦さん曲縛りでmygのユメショを書くなら、どんな曲がいいかな、と選んでみる遊びをしてみました。あくまでも、私個人の勝手な解釈とイメージなので、どうぞよしなに。
もしかしたら、いつかこの中からちゃんとお話になるものがあるかも?
プレイリストはこちら。
https://open.spotify.com/playlist/4DUt7Kr11mAnsFKTDX1pFd?si=QXlZV2faRZ-NrhBzXntjcw&pi=a-NqVupNE4RzW_


heavenly blue / Kalafina

mygにまもられるより、まもりたい。沖縄にいた頃からの幼馴染みか、年上のおねーさんか。あの事故の後でmygが一人里帰りする姿を、卒業してアメリカへ旅立つ姿をそっと見送りたい。

「君の行く道を 奇麗なものは奇麗なままで守り続けたいと思うよ」
いつだって思っている。
ただ君の側にいたいと。
隣に立って口ずさむ彼の歌。その歌声はどこまで届くのだろう。私は、どこまで届く?
暗闇の中、遠ざかるほどに奇麗に光る蒼い星の光。それはまるで願いのよう。
君が未来を夢見るのなら、側で同じように手を伸ばそう。いつか届くと信じてる。
──私はただ恋をしていたのです。


fantasia / Kalafina

大人の二人。mygのことは友達としては好きだけど、多分恋じゃない、と思ってる。でもmygはナマエちゃんのことを好きだと言ってくれる。それについて悪い気はしないし、むしろ嬉しい。だから、流されるまま何度か体を重ねてしまった何回目かの朝。mygの腕に包まれて眠る明け方。まどろみのとき。夢と現の境目で思う。

もしも好きだと応えたなら、私たちはどうなるのだろう。愛されたいと願ったのなら。愛しさを知りたいと伝えたなら。彼はどうするだろう。今更だと笑うだろうか。呆れて溜息を零すのかな。どちらでもいいな。だって結局は抱き締めてくれる気がする。それからあの魔法のキスをくれるんだ。
ずっと寂しい目をさせてごめん。切ない溜息を何度も吐かせてごめん。
もうすぐ夢は終わるから。新しい世界がきっと目覚めるよ。終わりのない物語を二人で綴っていこう。
その優しい瞳が開くのをずっと待ってるね。


red moon / Kalafina

myg視点で、今は遠いナマエちゃんへの愛を歌うイメージ。離れて会えなくなって、ナマエちゃんへの想いを自覚すればいい。

君の声がオレを呼んでくれたから、はじめての願いが生まれたような気がする。はじめて君に触れたとき、はじめての歌が生まれたような。
生きていく、ただそれだけのはずが、苦しみばかりを連れてくるのはなんで。汚れた手で花を喰らう。そうやってでも君と生きていきたい。
溢れ出す静かな激しい愛の歌。一度だけでいい、響かせて。届いて。

ひとりごと / FictionJunction
大人になったナマエちゃんの穏やかな片思い。多分、両思いまであと少し。mygを想って一人夜空を見上げる時間。

昨日咲いた花のこと。夢のこと。流れ星にのせた願い。ひとりごとでもいい。でも君が受け止めてくれたなら。
君を愛したいと思ったとき。君も同じように思ってくれるかな。本当に大事にできるかな。私たちの未来を見つけられる?
言葉が、歌声が、風に吹かれて消えていく。君に届いたらいいな。

光の旋律 / Kalafina

夢へと向かうmygの隣で、彼の悲しい過去を知っているナマエちゃんが口ずさむのなら、こんな風に優しい曲がいい。最初は知らない曲だったけれど、何度も彼女が歌ってくれるから覚えてしまってくれたらもっと嬉しい。目と目を合わせて朗らかに二人で。

哀しみを越えて、幸せな歌声よ、空へと響け。
大丈夫、いつかきっとこの世界で生きていること、笑える日が来るよ。一人で歌っているときは寂しかったけれど、それでもずっと君を呼んでいたんだよ。
ねえ、私の願い、届いたって信じてもいいかな?


LOVE / See-Saw

高校生の二人でもいいし、大人になってからでもいい。
高校生の二人なら、ayちゃんにはっきりフラれて傷心のmygにただ黙って寄り添ってもいいし、大人になった二人なら、やっぱり雨の下で傷付いて俯いているmygの冷たい頬に触れたい。

しとしとと冷たい雨の降る冬。myg君の頬に触れて、くちびるを寄せて。
ただ恋をしている、と。二人きりの静かな場所で、雨に濡れながら胸の中にじわじわと満ちていく恋心。


I'm here / FictionJunction YUUKA

ayちゃんを好きなmygに恋するナマエちゃんに、たった一人切ない想いを募らせる片思いのお話を書けそう。
お友達としてちゃんと近くにいるのに、mygの目には映らない。

彼女だけを追いかける君の視線を、ただ追いかけている。
私はここにいるのに。私には君だけでいいのに。お願い、あの子のところになんかいかないで。見つめないで。私に気付いて。
ああ、日々想いは膨らんでいくばかりだ。


sprinter / Kalafina

『空の境界』の曲。それはそれとして、とても好きな曲。映画ももちろん良い。映画のエピソードとあわせて大好きです。
まもられるより、まもりたい その2。
「たった一秒で越える永遠」ってフレーズが特に好き。

君に出会ったとき、君はあの子に恋をしていた。叶わぬ夢だと知った。
震えてる指そのままで、いつか泣きそうな顔をしていた君を思わず抱きしめたけれど。遠い異国へと旅立ってしまった君は、ここにはいない。会いたい。恋しい。それでも一人、生きているとただ叫び続ける。何度だって君の名前を呼ぶ。絶望だって打ち砕く。未来を信じている。私はここにいると、君に届くと信じている。私がここにいた証は、きっと今も彼の瞳の中にあると信じている。
もしもこの世界が螺旋を描いているのなら、たった一秒で永遠を越えられると思うの、きっと。
だからいつかもう一度会える日まで、君のいない道を走っていくんだ。


星屑 / FictionJunction

『ほしくずのうた』として、お話のイメソンに既に使った曲。
君に会いたい、いとしい、恋しいと。幸せでいてほしいと、歪な心で願うナマエちゃんと。時間が経って尚、同じくずっとたいせつだからこそ、ちゃんと向き合いたいと一歩を踏み出す二人のお話。
https://twitter.com/sen_mojikaki/status/1699348574809870362?t=jo2ct1J8p7XUIVG_EfPwQg&s=19


stone cold / FictionJunction

mygにはじめての恋をして、見返りを求めることなく孤軍奮闘、たった一人でも転がるように走ってきたナマエちゃんの手がいつか届く話を書きたい。

はじめて好きな人ができた。でも時が経ってその人が好きになったのは、私じゃない女の子。なんて残酷。それでも逃げることなんてできないの。
「頑張れよ、myg ryt!」
「ん」
君がくれた微笑み一つあればいい。たったひと粒の涙で心がひび割れる。眩しいほどの光の下で、君がどうか笑っていてくれますように。その夢が叶うなら、この心一つくらい砕け散る意味もあるって信じてる。
君が泣かないように。寂しさに震えてしまわないように。
頑張って、名前を呼んで、私は側にいるって伝えたい。

「オレはさ、ナマエに会うために帰ってきたんだよ」
ああ、やっと君の心に触れられたんだね。


未来 / Kalafina

「keep walking」の隠れたもう一つのイメージソング。
mygを守りたい、かなしみを暖めてあげたい。どうか優しい未来を信じてほしい。そんな寂しい心のままでいないでほしい。それでは大切なものまで失くしてしまうから。
ナマエちゃんの願いは、祈りはこの曲をきっかけに生まれたものでした。
https://sen-mojikaki.booth.pm/items/5265611


identify / Kalafina

渡米中のmygが一人、ナマエちゃんへ思いを馳せる夜のイメージ。静かに想うというよりは、ナマエちゃんのことを考えだしたら、いてもたってもいられなくなって部屋を飛び出してしまう感じ。一人の夜に覚悟を決めるような。

もっと頑丈に、強く生きたかった。分かり合えないことばかりで、丸ごと飲み込んだらつっかえた。行く当てのない心たちが離れてしまいそうになる。
寂しさが強く引く。温もりとかそんなモノを欲しがっている。引力のように引かれている。散々飼いならしてきたはずなんだけどな。
あの子の声が聞こえる。いつだって本当はずっと側にいてくれたことに、今になって気付いた。閉じた扉を開いたなら、今度は目と目を合わせられるかな。
会いたい。恋しい。彼女のために心を使い果たしてもいい。躊躇いも葛藤も、優しさに変えてみせるから。
言葉にならない声で、愛によく似た何かを叫んだ。


もう君のことを見たくない / FictionJunction ,rito

書くなら、一緒に住んでいる二人が迎えた倦怠期の話。
mygのモノローグで「もうナマエのことを考えたくないオレは、ただのクズだ。それでいい。それでいいよ」なんて嘯きながら、ナマエちゃんの言葉に傷付いて、ナマエちゃんが出ていった部屋で一人で泣いてたらもうしんどい。そんな自分はナマエちゃんにも見せたくないなんて、まだ強がってたらもっとつらい。

どうしよう。やさぐれた気持ちのままに、彼女のことを傷付けたくて仕方ない。でも、オレに傷付けられて泣く声は聞きたくない。
なんで分かってくれないのって。
そんなの、こっちが言いたい。オレだって辛いのに、彼女を拒絶するように背中を向けて耳を塞いでる。滅茶苦茶だ。
本当は抱きしめたい。笑い合って、抱き合って静かに眠りたい。何が足りない? 何を間違えた?
諦めたくなんかないんだ。追いかけたらまだ間に合うかな。どうか間に合って。それで、一緒に帰ろう。明日こそは、今夜こそは。大事に抱きしめるんだ。


Shoot / イザーク・ジュール(CV 関智一)

実は最近知った曲。キャラソンもたくさん書いていることはもちろん知っていたのですが、正直そこまで追いかけきれないと思っていたところに出会った曲。
ガンダム種を知っている人からすれば、ああ、彼っぽいよね、ともちろん思える。が、これ、ザファのmygのイメージでもあるのでは、と。

もがいてもがいて、躓きながら歩いて、走ってきた彼が、その手で未来を撃ち抜いてこんな風に力強く駆け出していけるのなら。それはとても愛おしい。その背中を目一杯押したい。
──例えばそこに、私はいなくても構わないのです。


好きな曲はまだまだたくさんあるので、それはそれでオススメしたい気持ちはあるのですが。
とりあえず、現時点でユメショを書けそうなお気に入り曲を集めてみました。
また機会があればやりたいなと思っております。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

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