東京へ行ってきた話
2023年12月8日(金)、9日(土)の二日間、ウン年ぶりに東京へ行ってきました。
元々は、9日のライブ参戦のため(後述)。日帰りで、旦那と二人で行くのかなぁ、と思っていたところ。まさかのその旦那から神の一言。
「こんな機会滅多にないんだし、前泊してオフ会してくれば？」
「いいんですか⁉」
理解ある旦那に後押しされ、意気揚々と愛知から東京へと一人旅立ったのでした。
8日(金)の話
午前8時前に起床。せっせと家事をやっつけつつ、支度をして慌ただしく自宅を出発。最寄りの駅まで片道30分の道のりを、ボストンバッグ担いで歩いて移動(キャリーバッグ持ってなかった。後になって買っておけばよかったなー、と気付くが時遅し)。暖かくてよかった。歩いていたら、ちょっと暑いくらい。
電車に乗りまずは名古屋へ。新幹線のチケット発券したり、お土産を購入。もう歩き疲れた。荷物も重い。できるだけ減らしたんだけどな……。悲しいかな、体力がとにかくない。
早めにホームに着いて、新幹線に乗車。こだま指定席で、片道一万円切るのありがたい。およそ二時間半の旅路。とりあえず、前日にスーパーで買っておいたパンとおやつを貪り食う。食べたら今度は眠くなったので、しばし仮眠。寝て起きて、水を飲んでを繰り返す。お供にもってきた小説は、ほとんど読めなかった。残念。Xも暇つぶしに眺める。相互さんから、先日上げた開幕えっ…なコトをしているお話の感想が届いていた。
続きが読みたい、と言われて少し悩む。続きはなくは、ない。支部に上げた後も、考えてはいた。夜の車の中でゴニョゴニョ……って、もうシチュエーションがえっ…だよなぁ、って。が、蛇足になりそうな。書くの大変だし、いや読みたいような。迷いつつ、愛用エディタを起動。隣におねーさんが座っている横で、えっ……なシーンのベースを書きだす。まだ新幹線の車内です。金曜の昼だというのに、ほぼ満席でした。
書いているうちに、東京到着。長かった。
荷物を担いで、電車を乗り継ぎ、ホテルへ。軽く迷子になる。あってよかった、グーグルマップ。便利な時代だ。駅周辺に、同じ系列のホテルいっぱいあるんだもん。危うく間違えるところだった。
チェックインを済ませて、ひとまず部屋へ。やっと一息。それも束の間。荷物を置いて、駅へと歩いて戻る。時刻は16時過ぎ。
相互さんと無事合流。もうこの瞬間、泣きそうだった。会えたことにほっとしたやら、念願のときに嬉しいやら。鼻奥がつんとして、潤みそうになった目を堪えて、早速ゼロ次会へ。オススメしてもらったクラフトビールで乾杯。アルコールに流される、一瞬の感動。
相互さんの鞄から出てきた、私の本とおまけ本。ちょっとびっくりした。ありがとうございます。とても嬉しかったです。ちなみに本はこちら。
・支部
・booth
https://sen-mojikaki.booth.pm/items/5265611?_gl=1*1xzs2k4*_ga*MTI2NzY3NjAyMi4xNjk1NjQ4NDE4*_ga_RWT2QKJLDC*MTcwMjI3MjIwMi40OC4xLjE3MDIyNzIyMTAuMC4wLjA.
目の前で本をめくりながら、感想を伝えてくれる。このシーンが良かった、とか、ここの物理ネタが、とか。そりゃもうたくさん。それをビールを飲みながら聞く。本編にもおまけ本にもいれられなかった補足も加えたり。こんな幸せな時間は多分ない。個人的には、ストーリーのネタとして散りばめた物理の小話を大変気に入っていただけて、嬉しかった。これから読むよー、という方は、雑学としてmygと一緒に楽しんでくれたら嬉しいです。よく分からなかった、もうちょい詳しい解説ほしい方がもし、万が一にでもいらっしゃいましたら、マロでもリプでも気軽に声かけてくださいな。私もそんなに詳しいわけではないですが、できる限りでお答えします。
楽しく飲んで話しているうちに、また一人、また一人と相互さん合流。こうなると、もう時間が経つのはあっという間。お喋りもお酒もつまみも、何もかもが進む。進まないわけがない。一次会の居酒屋を一瞬にして追い出され(実際は二時間かな？)、二次会はカラオケへ。これまた楽しすぎた。四人で二時間はそれこそ一瞬なのよ。mygを想っての選曲、楽しい。私は途中から自分が歌いたい曲にシフトしたので(すまねぇ)、ぜひまた改めてやらせてほしい。やらせてください。誰か一緒にカラオケ行ってくれー！！ あなたの思うmygソングをいっぱい聴かせてほしい。一緒に思いを馳せようぜ。私も偏ってるけど、ホントはいっぱいあるんだ！！
あと、この場を借りて一点訂正させてください。
「Fate / Zero」に出てくる、泣きぼくろのとってもカッコいいお兄さんのCVは、緑川さんです。どっちにしろカッコいいよ！！
石田彰さんも、鶴岡さんも、置鮎さんもいるよ！！ なお今作のヒロインはライダー陣営のマスター(CV浪川さん)です。
以上余談でした。話は戻り。
トータル摂取アルコール量、およそ六杯。うん、よく呑んだ。そりゃ真面目に選曲なんて放棄するわな。
最後に写真を撮って、名残惜しい気持ちでいっぱいになりながら、解散。
「千さん、ホテルへの道分かる？」
「ワカリマセン」
ノータイムで即答した私を、途中まで送り届けてくださり、ありがとうございました。千と会ってくれた相互さん達も、本当にありがとうございました。はちゃめちゃに楽しい時間でした。最高。
ホテルへ戻り、もらった手紙を我慢できずに読む。三周くらいした。嬉しすぎて、また泣きそうになる。一時間くらい余韻に浸って、シャワーを浴びて、またぼんやり。X見たり。2時近くになって、慌てて就寝しようとして、軽い事件発生。
パスケースが消えた。
中身は一万円札と、ホテルのチェックアウト時間とか部屋番号が記載された紙。後者はぶっちゃけ失くなってもいい。ただ一万円は大きい。旦那に、数年前にもらったものでもある。
パスケースに、ホテルのカードキーを入れていた。ホテルに着く少し前に、鞄からケースを取り出し、カードキーを使ってホテルのエレベータに乗った。その後は部屋の入り口にセットした。というか、そうしないと電気がつかないからまぁ当然の話。
が、それ以降の記憶がない。てっきり鞄にしまったと思っていたが、見当たらない。焦る。鞄の中身をほぼ全部出す。ない。ボストンバッグも探す。ない。意味もなく部屋をおろおろする。もしかして、ケースだけどこかに落としてきた？ カードキーはしっかり部屋にセットしているのに？ そんなバカな。いやでも、まぁまぁの酔っ払いだから自信はない。落としてはいないと断言できない辺り、マジで酔っ払い。念の為、部屋の外を見にいってみようかな。歩いてきた道戻れば、もしかしたら廊下とかに落ちてたりするかも。
コートをかけていた椅子を引く。
ぽろり、と落ちたパスケース。
「あった！！」
滅茶苦茶安堵した。適当に机の上に置いて、気付かないうちに椅子へと落ちたと思われる。
そうしてやっと就寝したのでした。
9日(土)の話
朝8時半頃起床。眠い。疲れている。顔を洗って着替えて化粧。忘れ物がないように、チェックアウトの準備をしつつ、この日の行程を確認。11時頃ホテルを出て、またも軽く迷子になりつつ、渋谷へ移動。この二日間、グーグルマップには大変お世話になりました。なかったら、マジで辿りつけなかった。散々遠回りをして宮下パークになんとか到着。とにかく疲れた。お腹も空いた。一人でランチ。パスタめちゃうま。ブラックコーヒーも助かった。飲まずにはいられなかった。
渋谷に行った一番の目的、「よふかしのうた」のポップアップショップへ。ほぼほぼ完売。悲しい。グッズの実物が見れただけ、まあ良しとする。nznちゃんのパーカー欲しかった。オンライン検討かな。
ついでにぶらぶら見て歩いて、早めに移動。車で向かっていた旦那と、曙橋駅で合流。電車に乗って、九段下へ。
「KajiFes2023」参戦してきました。
梶浦由記さんが好きだと、何かにつけて公言してきた私ではあるのですが、実はライブは今回が初めてでした(俄ですみません)。See-Saw、Kalafina、FictionJunction全部好きなのは間違いないですし、See-Sawは高校生くらいには出会っていたのですが。Kalafina、FictionJunctionを知ったのが、多分10年くらい前。梶浦さんという存在を認知したのもそれくらい。See-Sawが梶浦さんと石川智晶さんのユニットだと知ったのもおそらくそれくらい。
ライブが始まって、初めて聞く梶浦さんのお声に、言葉。全曲詞集書き下ろしのエッセイが、まんま脳内で再生される感覚に、わくわく。梶浦さんのピアノをはじめとした生の楽器の音。ライブ最高。ギターやベース、ドラムだけでなく、バイオリン、ビオラ、チェロ、フルート、パーカッション、ともう豪華すぎる音がたまらん。フルートってあんな唸るみたいにカッコよく響くんですね……。びびった。
まどマギのインストからの「Magia」はしびれたし、大興奮した。ちょ、おる、HIkaruさんいるって、あれ、FictionJunctionってKeikoさんいた、待って、Kalafina二人ここに揃ったってことですか⁉ もう解散したユニットの曲を今になって聴けるなんてことある⁉
こんなのテンション上がらないわけないじゃん。無理だよ。「storia」「君の銀の庭」「to the beginning」と4曲も聴けて幸せすぎた。
「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」の曲は予想してた。こちらも聴けて大変満足。ほくほくしているところに、「優しい夜明け」で復活する動悸。え、これ、See-Sawですよね？ これも聴けるんですか？ マジ？ からの「君がいた物語」は心臓とまるかと思った。嘘やん、私の青春時代が帰ってきたよ！！ 聞いて驚け、当時10代だった私。あなた、20年後ライブで聴けますよ。立ち上がっていいなら、立ち上がってた。皆座ってたから、我慢して座ってたけど。もうテンション爆上がり。興奮がとまらねぇ。「Silly-Go-Round」「nowhere」楽しすぎ。一日目は一日目でセトリが最高だったようなので、ぜひ円盤化してほしい……。とりあえず、2月3月にTBS CS放送でこのライブ映像が見られるらしい。その2日のために契約するか……？
ノンストップ4時間にわたるライブ、最高でした。歌姫様たち、全員クッソうまい。殴り合いの歌声は最高でした。結城アイラ、KOKIA初めて見た。音源ですか？ なんなら音源よりうまくね？ プレイヤーの皆様も、あの難曲たちを4時間弾き続けたの、すごいしかない。全員バケモノかな？
楽しい。最高。幸せ。もうそれしか言えねぇ。本当に楽しかったです。
帰りの車の中でも、旦那とずっとライブの話してた。好きな曲が大抵同じだから、同じポイントでテンション上がってるのは笑う。
2時前に帰宅。たった2日なのに、すごく久しぶりに帰ってきたような感覚がしたのは、きっとそれだけ楽しくて充実していた証拠なのでしょう。
あまりにも濃密で、全部幻だったのでは、と疑いたくなる二日間。
この二日間に関わってくれた相互様方、本当にありがとうございました！！ お会いできたこと、嬉しかったです。絶対忘れません。
またいつかお会いできますように。
まだ会えていない方々にも、いつか会えますように。
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