たまに星を見ている⑦      流星群の夜に(Grand Family Orchestra)

私が溢れる

「溢れる」のほうの「こぼれる」なんですね。うまいな。

空からたくさんの星がこぼれ落ちる流星群。

12月14日はふたご座流星群を見ることができます。

2019ふたご座流星群

月が大きいのでそんなには見えないかもしれませんが最大1時間に20個、3分に1個は見られる計算です。方角は適当に上の方をみていればOKです。正確には、ふたご座方面なんですが、ふたご座が夜になると上に上がってきているので。

流星群はいろいろありますが、ふたご座流星群は年で一番多くの星が流れます。

コツはボーッと見ることです。1点だけ見ていると範囲が狭くなるのでガバッとぼんやり全体を眺めます。計算上は3分に1個ですが実際には、5分か10分に一つ位なのかな。

ふたご座のどこから流れるか

ふたご座は1等星のポルックス(弟)と2等星のカストル(兄)が明るく輝き、その様子が兄弟や夫婦に例えられています。ふたご座流星群は、お兄ちゃんの星であるカストル付近から放射状に流れてきます。

お兄ちゃんの方が暗いんですが、昔々はカストルの方が明るかったんじゃないかという話もあります。聞いた話なので、間違えていたら後で消します。間違えていても怒らないでね。

流星群の夜に

流れ星って、尾を引くような大きい物はなかなか見れず、大体「ポロッ」と落ちるような、空が欠けるようなそんな感じに見えます。昔は不吉なものとしてとらえられていたのがなんだかわかるような気がします。

「流星群の夜に」の歌詞に何度も出てくる”私が溢れる”。このフレーズがリアルな流れ星感があって好きです。流れ星の、儚く不安げで不安定な感じととてもよくマッチしています。”流星は走る”とあるので、本当は尾を引くような流れ星なんでしょうが私的には「こぼれる私」を流れ星認定したいと思います。

流れ星に願いを言おうとして、あるいは実際に言ってみたり。流星群の夜は

”言葉がいくつも 通り過ぎていく夜”

なんでしょうね。そして、実際には準備していた言葉も言えず、気持ちだけがいっぱいになっていく夜でもあるのかも。流れ星って消えるの早いしね。

星空を見上げるといつも、足元がおぼつかないような不安な気持ちになります。でも怖いもの見たさで見てしまうんですが。あの感じはなんなんでしょうね。正直どちらかと言えば怖いし、気持ち悪いです。大自然全般に言えるんですが。でも見ちゃう。

星空を見れば、流れ星を見ることができれば何かが変わるかもしれない。って気がするから見ちゃうのかな。でもまあ、変わらないですね(笑)

”目が覚めても自分は自分だった”

そんな朝をむかえるわけです。


と、いうわけで、明日晴れたら夜空を見上げてみてください。




来年またなにかやれたらいいな