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たまに星をみている⑫ 星雲それは君が見た光 僕がみた希望

忘れないないうちにメモ。タイトルは「青雲」のコマーシャルの歌のパクりです。星雲を見たので。

日曜は、晴れていたし月もないし雪もないので、これはチャンスとまきば天文台に行ってきました。

行くって言わないよなぁ、なんて思いながらも念のため息子に声をかけると「行く!」と言ってくれたので息子と二人で行きました。やはり、声はかけ続けて見るものですね。

楽しかった行き道

道中、息子が仕入れてきた星空話をききながら行ったのですがなかなかマニアックなお話を知っていて
・たこやきという惑星がある(小惑星)
・ダイヤモンドでできた星がある
というお話を教えてくれました。

多分これかな。この本が学級文庫にあるみたいです。

天文台に向かう山道に入るところに橋があるのですが思わず声をあげてしまいました。フロントガラスいっぱいに冬の六角形の星座が。スターゲートみたい。この橋を渡ると真っ暗な星空の世界へ。18時位だと、ちょうど冬の星座が上りはじめで、フロントガラス全面に写るんですね。八戸方面から行かれることをすごくお勧めします。

天文台に着くと、月も沈み(土曜が新月だったのでかなり細い月でしたが)、いよいよ真っ暗に。車を下りると一面の星。毎度毎度感動します。
なんなんだろう。星のあの存在感は。一つ一つの星は儚げで美しいのに、集団になると圧倒され、そこに巨大な何者かがいるように感じます。なるほど、確かに星をつなげて星座をつくってしまいたくなる。その存在感の理由をこじつけたくなっちゃいます。

今日見た星

・冬の六角形の星座の主要な星
オリオン座…ベテルギウス(今光が弱くなってる赤っぽい星)、リゲル(オリオンの右裾の青い星)
おうし座…18禁の存在ゼウスの化身。赤い星アルデバラン(目の位置)、プレアデス星団(すばる・むつら星)
こいぬ座…帰らぬ主人を待つこいぬ座のプロキオン
ふたご座…神と人間の間に生まれたふたご。カストル(兄・人間・2等星)ポルックス(弟・神・1等星)

その他
ウサギ座…オリオンの下の台形の形。クリムゾンスター。鈍い赤。8等星~12等星。
オリオン大星雲…白いもやと黒いもやが星の元になるチリなど。新しい星。

星雲は、条件が良くないと見ることができないのですが(月がない、晴天、大気の安定)、今日は絶好の条件だったようでばっちり見れました。きれいに白と黒のまだらのガスの中にピカピカと輝く赤ちゃん星(と言っても100万才)が4つ。

あと、望遠鏡を覗いていない時間に空を眺めていたら、大きな流れ星が。

帰路に思うこと

やはり、星は誰かと見た方がいいですね。暗さの怖さも半減しますし、寒さも和らぎます。望遠鏡をのぞいていない時間は息子を抱きしめていました。寒いので。

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因みにこれだけ暗いです。これ、車のライトあげてるんですが、漆黒です。そして気温がなマイナス3度でした。寒いはずだわ。

今日は息子と行ったのですが、何せ冬の星空は賑やかでたくさん見たものですから息子に「なにが一番良かった?」ときいても「うーん、なに見たか忘れちゃった」と言っておりました。そりゃそうだ。

いいんです、忘れても。星の名前も私と星を見たことも忘れてしまってもいいんです。
覚えていても覚えていなくても、私がいてもいなくても、これから先も変わらぬ星空が息子の頭上にあるのだろうと思える時間が、私にとって大事なんだと思います。

来年またなにかやれたらいいな