山月記(Grand Family Orchestra) から思い出す国語の教科書
山月記って、皆さん初めて読んだのは教科書ですか?普通の本ですか?
私は教科書です。
この曲を作詞した方はどちらだったんでしょう。教科書だったらうれしいな。
というわけで、教科書の思い出話です。
高校の国語の教科書
って、さすが有識者が選んでいるだけあって「その年齢に読めばグイグイくるもの」が選ばれているような気がします。高校で山月記とか、エグい。
国語として学ばなければいけないことをもちろん包括していなければいけないのでしょうが、本好きが選んだんだろうなぁって香りがするチョイスだと思います。「お前らもえぐられろぉおおお!」みたいな悪意を感じる。(歪んだ性格)
高校時代で言えば、夏目漱石の「こころ」も「こんな面白い話だったんだ!」と衝撃を受けました。そして、本で読んだ場合と教科書で読んだ場合、教科書が格段に読みやすくてフォントと行間の大事さを知りました。
noteも読みやすいような行間などが考えられているそうですね。おかげさまで私の文章も少し読みやすくなっているはずです。
中学校の国語の教科書
中学校の国語の教科書で一番印象深いのは三浦哲朗の「盆みやげ」です。そう、「えんびふらい」。「え」とかかれてありますが「ィえん」という発音をする地域なんじゃないかなという地域から出稼ぎにいって盆に帰省してきた父のお土産が「エビフライ」だったよと言うお話です。
いや、それ、八戸じゃないですか。八戸ですよ。「こんだ、正月にかえるすけ」って言ってますしね。正確にはわかりませんが。
音読の時、みんな妙に「えんびふらい」の発音が上手かった思い出が。この「えんびふらい」の「え」の発音は「いずい」の発音みたいな感じですよね、きっと。え?「いずい」がわからない?なんで「え」と「い」が同じ発音になるのかって?
次いきます。
小学校の国語の教科書
小学校は、いつくらいの時期に教わったかもまざまざと思い出せるくらい、国語の教科書が好きでした。
「くじらぐも」大好き。「たぬきの糸車」糸って漢字を教わった。「おてがみ」カタツムリに頼むってふざけてる。「白いぼうし」書き出し最高。「三人の旅人たち」話もさることながら挿し絵最高。「ちいちゃんのかげおくり」かげおくりやってみた。
以上、ざっと「マイベスト@教科書」を考えてみただけでも絞りきれない。
上の子どもの教科書にも掲載されていたのは「くじらぐも」と「おてがみ」でしょうか。音読の宿題の時とても懐かしくうれしく思いました。
因みに、子の小学校教科書で「これ、やばいじゃん」と思ったのが、「ずーっと、ずっとだいすきだよ」(光村図書)。
これを、子どものたどたどしくも元気な声で音読された日にゃ……泣きます。もう、親を泣かせるために敢えて低学年の教科書に載せているんじゃないかと思ってしまうくらい、聞き入ってしまいました。今も載っているのかな。
まとめ
教科書話って、割と年代を越えて盛り上がれるし共通の部分があるので楽しいですよね。
この歌をきくと、若い人から「教科書で『山月記』読んで衝撃を受けたんですよ」と言われているようで(実際がどうかは知らないけど)、うれしくてフフってなっちゃいます。