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一人じゃないって思える時間があるって良いですよねって思います。

ああ、そっかぁ。クリスマス近いもんね。

一休さんは、クリスマス前の浮かれっぷりに疑問を呈していましたが、それと似た感じで実は私はあまり恋愛の歌がピンと来なくて、立て続けに聞くと
胸やけというか「そんなに恋したいかぁ!?」という気持ちになってしまいます。
で、一休さんの歌は割と恋愛を取り扱った歌が多いので、それでも好んで配信ライブを見ているのはなぜなんだろうと思っていたわけです。

いや、お声とお顔が素敵っていうのはありますけどね。この日もクラシカルにまとめた感じがとても素敵でした。
あんまかっこいいので画面小さくしてみてました。直視できない。こっち見んな。いや嘘です。配信カメラガン見してください。

true colors

で、確かに言われてみると、こちらの歌を歌っていなかったのが不思議かも。シンディ・ローパーの「true colors」
「あなたはそのままですばらしいよ」
って歌ですね。一休さんが歌いそうな歌だなって私も思います。

一休さんの歌は、恋愛が題材になっている歌が多いのですが、私は胸のときめきとか高ぶりに憧れたり共感するよりも「そのままの君が好きだよ」「色々あるけど丸っと好き」という部分を受け取っている気がします。「好き」って、「それでオッケーだよ」ってことで。
だから一休さんの歌聞いているんだなと思ったのでした。

trueってこと

「true colors」の面白いところは、「真実の色(姿)」が「虹色」なんですよね。
これは、色々な人の色々な人種や国籍性的指向についてと捉らえられる事が多いかと思うのですが、私は一人の人の中にも色々な色があるのだと思います。って、書いていたら長くなってズレたので、分けました。

「真実」というと正解が一つあるような気がしますが、そうではないのではと。
その人の「真実の姿(価値・良さ)」というのは、多面的であってコインの裏表のようなものではなく、どの面を見せるかがその人の生き方なんじゃないかな。そして、それは他の一面があるからと言って損なわれるようなものではないのです。
なので、一面だけでももちろん良いし、違う面が見えてももちろん大丈夫だし。
夕日をみて「空よ、お前は、曇り空が本性だろう。」と誰も思わないじゃないですか。空は空です。
私が感じたあなたの良さは、揺るがない真実のうちの一つだと思うのです。

don't be afraid

ture colosは、「そのままでいいんだよ」というテーマと同時に、「don't be afraid」が印象的でそれが多分みんなに刺さる気がします。
「人がいっぱいいるなか自分を表現するのはとても勇気がいるよね」とか色々と「わかるよわかるよ」と歌っているのですが、本当はそんなことはどうでもよくて、つまりは「私がいるから大丈夫」ってことなんじゃないかなって思ってます。「一人じゃないよ」って。
それを、誰かに言ってほしい時もあるし、誰かに言いたい時もあるし。

シンディ・ローパーは、東日本大震災直後の日本公演でこの歌を歌ってくれているんですよね。

色々あっても、それも含め全然大丈夫。一人じゃないですよって。

リボン

そこで一休さんの歌なんですが、私はこの歌をとても気に入っていて私がもし歌が上手く歌えたなら子供に歌ってあげたいですね。

満月の夜の歌なんですが、夜空を見上げた時の一人だけど一人じゃない感がすごく伝わるなぁって。
夜空て、星空でも月の夜でも存在感が圧倒的過ぎて、誰かといても強烈な孤独を感じることがあるんですよね。飲み込まれそうってやつですね。そんな時にふと「でも誰かも今この瞬間空を見上げているんだろうな」と思うと少し風景が変わって見えたりして。
今この瞬間じゃなくても、夜空はおそらく数千年は今と同じ姿で存在していて数千年前の人も数千年後の人も多分私と同じように感じる人はいるんだろうな。と思うと、ああ、一人じゃないんだなって思えます。

上の子が小さい時に、私にこっそり「月がいつも私についてくるの」と打ち明けてくれた事があったのですが、そんな感じでいつも月は見上げた人によりそってくれるんですね。

私がいてもいなくても、これから先も変わらぬ夜空が子供たちの上にあるのだろうと思えることはとてもほっとします。


というわけで、MCで「暗くなってから配信見直すと良いと思うよ」とおっしゃってましたが、その通り主に寝る前に見逃し見てます。
さすがに、眠るのが怖くてシクシク泣くような年頃ではなくなりましたが、それでもやはり夜は不安に飲み込まれそうになるときもあって、そんな時一休さんの歌を思い出すと「一人じゃないよね」って思えるのでした。

それでは良いクリスマス&良いお年を。
来年も楽しみにしております。

来年またなにかやれたらいいな