中身がない話の魅力 お勧めの中身がないコント【友近・ロバート秋山 ジャルジャル 九月】

こんにちは!皆さんは「中身」って何だと思いますか?

突然こんな質問ごめんなさい。おかしな質問だなって自分でも思います。でもどうしても聞きたかったんです。

中身って何なんでしょうね。「中」の「身」と書いて「中身」なので、どうやら中に身がありそうです。「中身とは」で検索すると「中身と中味」の違いなどは出てきますが、私の知りたい中身とは違う気がします。

案外と、中身って難しいのかもしれませんね。それでは国語辞典で調べてみましょう……。

メルマガ構文

といった具合に始まるネット記事やメルマガって見たことあるかと思います。あの空虚な文章、あれだけで文字数を稼ぐテクニック、ついつい気になって最後まで読んでしまうのですが、やっぱり中身がない。いつかその文体を真似したいなと思っているのですが、なかなか「全く中身がないけれども最後まで読ませる」文章を書くのって難しいですよね。

そんな中とても良い記事を。

有料になったので、内容については控えますが「つまらない文体」の謎について書かれています。なので、逆に「面白い文」とはという事がわかるようになっている記事で、「大変ごもっともです」と頷く内容でお勧めです。

私も自分で自分の文章を読むたびに、根本的に学が足りないなと痛感しております。以前であれば、文章や作品はある程度の校閲を乗り越えて公開されるものなんですが、こうして誰でもホイホイ書いてホイホイ公開できる昨今においては、そもそもの学力の分布に沿って良文と駄文が公開されているのでしょう。頭がいい人ってついつい受験で進学した以降の学友の頭の出来が標準だと思ってしまいがちですが、そもそも偏差値50って平均ってことですからね。そんなときは統計を見て心を落ち着けましょう。

でも、世の中を見渡すと「中身がない」文章ってたくさんありますよね。同じくらい中身がない話も。あれってどうしてなんでしょう。そして、なぜそんな中身のなさに惹かれてしまうのでしょう。

YouTubeチャンネル友近楽演 受験に勝つための飯島メソッド 生リモート講習(友近 ロバート秋山)

そんな疑問を胸に日々youtubeを探検している私なんですが、そこでこんなコントを

これこれ!これぞ私の求めていた「中身のなさ」!!!これはちょっと見てみてほしい。1時間何も話が進まない。この「雰囲気だけ」でなにかやった気になる出来事って結構ありますよね。「やるしかないじゃない!」って決め台詞なんですが、何を「やるしかない」のか全くわからない。とりあえず私も「やるしかないじゃない!」って決め台詞を真似してみたりして。

中身はないのに雰囲気だけですすんでしまうこの感じってあるあるですね。

YouTubeチャンネルジャルジャルアイランド 【隠し撮り】独裁者の卵な奴の決定的瞬間【日常撮るやつ】

こちらはジャルジャル。こちらのコントは「独裁者の卵」な人の発言をよく聞いてほしいです。全く中身がない。中身がないんだけど、どんどん話が進んでどんどん人が集まっていく。やばいって、これ。みんなちゃんと話聞いて!とみているこちらが焦りまくるこちらの動画。怖い。こちらは若干短いので見てみてください。

これって、話を聞いてしまった時間を無駄にしたくない心理なんでしょうか。メルマガを結局全部読んでしまうのも話を最後まで聞いてしまうのも。いわゆるコンコルド効果と言いますか。

コンコルド効果とは、特定の対象(人やモノ、サービスなど)への金銭的、時間的、精神的な投資を行い続けることが、これからも自身の損失につながるとわかっているにも関わらず、それまで費やした投資を惜しむことで投資をやめることのできない状態、を指す認知バイアスです。

この場合は「話の内容がより面白くなる可能性」と「話を聞かなかったことで生じる時間でできるなにか面白いことが起きる可能性」を天秤にかけるべきなんでしょうか。そこに「話を聞いてしまった時間」という評価が加わり「元を取らなければ」という気持ちになって最後まで見てしまうのでしょうか。

確かに、強引な勧誘や怪しげな話に引っかからない一番の方法は「早めに話を打ち切る」なんですよね。聞いてしまうと相手に言いくるめられてしまう以上に「話を聞くことにかけた時間の元を取りたい」心理が働いてしまうのでしょう。

Youtubeチャンネル九月劇場 海と独白

とはいえ、では中身がない話をしている人はすべからく誰かを陥れたいのでしょうか。
そこでこちら「中身がない」系コントの新しいバージョン。前2つのコントはそれぞれ、

友近の飯島メソッド→「中身がない」人の面白さを対峙した時の視点で
ジャルジャルの独裁者の卵→「中身のない」人のおかしさをが第三者視点で

というつくりになっているのですが、こちらは「中身がない側」の当事者の言い分とでもいいましょうか「海と独白」。飯島メソッドと独裁者の卵は恐怖と笑いなんですが、海と独白は笑った後にほんのり悲しみというか切なさが残る。

そうなんですよ。そもそも、自分でも中身がないなぁと思っているのですが、やっぱり自身に中身がないから中身があることなんて言えないし書けないんですよ。だから人の文章を読むし、人の話を聞くし、自分でも書きたくなるし言いたくなるし。

あああ!もう!具体性いいいいいいい!!具体性がほしいいいい!!!!

私も海にむかって叫びたいです。

以上、中身がある1つのnote記事と、中身のない3つのコントのお勧めでした。

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