そこに意地悪はないかい?

こんばんは、意地悪な気持ちを見続けて云十年。今日は職場における「それって意地悪な気持ちがベースになってない?」というお話です。

職場における仕事の出来不出来

これは、パートアルバイトあるいは末端社員レベルの話なんですが、新しく入ってきた人に渡すとその人があっという間に職場になじむ紙(データでも可)っていうのがあって私が先輩の立場になった時はいつもそうしています。それは

物の場所を書いた社内地図を書いてあげる

え?もしかして皆さんそうしていますか?私はされたことないですよ。

これは色々な職場を観察していて「馴染めていないぽい人」の特徴から考えた事なんですが、この「物がどこにあるかわからないストレス」というのは非常に大きく、しかしながらじっくり説明されるものでもない。大体初日に「これは〇〇するときにここに来ればいいから」的な案内をされるのですがそもそもその〇〇がわかっていないという。そして、「何度も聞いてね」と言われるけれども何度も聞けば実に嫌な顔をされるという。巧妙なトラップ。

気に入られている人は、この辺を皆からさらりとフォローされて「使える新人」ポジションを築くことができるのですが、嫌われている人はこの辺を全くフォローされずに挙句の果てに聞いても「ちょっと待って」と放置され、さらにはしばらくしてから「え?まだ終わってないの?使えねぇな」という目にさらされて追い込まれていくという。

それが例えば「ハサミの場所がわからない」だけでもですよ。大げさな話ではありません。

なので、私はあらかじめ物の在処を書いた社内地図を渡すようにします。そうすれば私も時間を取られることなく少ないストレスで教えることができるという。

でも、それには一つ落とし穴があって

「できる新人」が入ると相対的にその直近に入った人が「できない人」にみえてしまう

というものです。私は先日先輩から「あなたが入ってくるまであたりがきつくてほんと大変で。早く誰か新しい人入ってこないかなって思ってた。」って身の毛もよだつ告白をされたのですが(それだけお辛かったのでしょうね)、確かに「社内一味噌っかす」から抜け出すには新人が入るのが手っ取り早いのです。

そこでふと気づいたのですが、「物の場所の在処とか書いて渡せばいい」のにそうしないのって、自分が味噌かっすポジションにならないための保険でもあるんじゃないんですかね。

という意地悪な気持ちを見つけたのですがどうでしょう?

「そんなのやってる時間がない」っていう言い訳よく聞きますが、やった方が格段に新人が馴染むスピードが上がり質問で時間を取られる時間が減りますよ?トータルで見るとおそらく地図を作らない場合よりも時間が空きます。

というわけで、すっごく小さい意地悪な気持ちについて考えてみました。





来年またなにかやれたらいいな