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良く聞けばひどい気がするけど、歌になることによってなんかいい歌になってる歌

難破船についてが長くなりすぎたんで、やめとこうかと思いつつ、どうしてもこれは……!と思うことがあるのでこちらへ。

「ルック商店街」にでてくる男ってめちゃくちゃクズじゃないですか?

これ!
ライブで歌われると、配信のコメント欄が「キャー❤」で埋め尽くされるこの歌。多分、現地でもキャーだしうっとりなんだろうな。一気に空気が甘くなる。
いやわかる、わかるよ。一休さんの声で

日暮れごろのルック商店街で
君と手をつなごう
誰もみちゃいない

なんて歌われたら、キャー!なんですが、でもちょっとまって、良く歌詞を聞いて!

一日寝転んでた晴れた日曜
まるでコンニャクみたいだなんて
君があきれる
いやいや無駄にしてたわけじゃないのさ
いつかインタビューされるときのイメージ練習
かっこよすぎる俺のセリフ聞いて
チビッ子達もきっとしびれるはず

ちっちゃ!なにこの微妙な小ささ。言われてる文句も小さければ、返しも小さいわ。チビッ子ってなんだよ。何になるつもりなんだよ。

みんな、落ち着いて考えて!こんなことをいう人を「彼氏なの」って娘が連れてきたらどうなの?会社の若い子が「うちの彼が~」って、このエピソードを披露したらどうなの?

娘だったら「うん、付き合う分にはいいけど結婚となるとお母さんはちょっとどうかなって」って真顔で言っちゃうし、会社の若い子だったら「うちの夫の会社の若い子見繕って合コン組んであげようか?」ってなっちゃうでしょ?

日暮れ頃のルック商店街は
いつもと同じ みんな忙しい

って、そりゃそうだ。世の中みんな働いてんだよ!

私知ってる、こういう人って財布から2千円くらい抜いてくんですよ。ばれないと思っているのが不思議なんだけど、そしてばれたくないなら小銭でやめとけって思うし、ばれてもいいと思うなら1万くらい抜いとけってって思うし、どうせ私は見て見ぬふりするんだからさ。2千円とかしょぼいんだよ、やってることが。もう仕方ないからちょっとした買い物頼んで大目にお金渡して、そのままおつり戻ってこなくても黙ってたりとか。

みたいな感じですよきっと。

いえ、思い出してません。そんなくずと付き合ったことなんかないです。
想像です。

自称パチプロという名の無職とか知りません。思い出してないです。

仕事から帰って、玄関のドアを開けたら彼がニコニコと立っていたから「どうしたの?」ってきいたら「足音がきこえたから帰ってきた!って思って玄関で待ってみた。」なんて言うから、やだもう明日も仕事頑張っちゃうし!ってなった事とか思い出してませんから!!

うわああああ!当時の自分の頬をはたいて目を覚まさせたい!!そいつはクズだ!!でも今思い出してもやっぱり好き!好きだったし、楽しかった!!

とか、冗談ですよ。ほんと思い出したりしてませんから。

屑ってユニットの可燃物ってアルバム

に、収録されているのですが、屑っていうのは昔水戸さんと恭一と一休さんで結成したユニットで、「ゆず」のパクリです。なんだよ可燃物って。燃やすぞ。高円寺のストリートから生まれたんだっけ?なんっていうかもうほんと大丈夫かなこの人たち。

って感じのコンセプトなんですが、アルバムは「屑」をテーマにいろんなクズが描かれていて、他の曲はクズなりの一生懸命さだったり悲哀だったりを感じるのですが、「ルック商店街」こいつだけは本当にクズだなぁって。

この歌を一休さんに歌わせるのもまたすごく良くわかっているというか、この歌うたってキャーって言わせる一休さんすげぇや。って毎回思います。この歌のクズさをわかって歌っているならそれはそれですごいし、わからないで歌っているならそれもまた罪作りすぎる。一休さんもまたいい歌風に歌っちゃたりして、やだもう好きになっちゃうからやめて。

掃除がしたかったなんてせこい文句を
山が動く時を待ってる俺に言うなよ
そのうち名前を売るやつと見てたと
忘れかけた友だちまでが遊びに来るさ
これが彼女と君を紹介したら
世界の女泣いて身悶えるよ

恭一か水戸さんだったら「掃除したかったんだけど」なんて文句言ったら怒られそうなので言えません。蹴られそう。

この歌は一休さんが歌うのがやっぱり絶妙な「許せる」加減というか

日暮れごろのルック商店街は
いつもと同じ みんな忙しい
日暮れごろのルック商店街で
そっとキスをしよう
みんな見てもいい

で、チャラにしちゃえるのがほんとにすごい。

っていうかさ、この歌聞いて「キャー」ってなる人の歴代彼氏のエピソードを聞いてみたい。絶対一人はクズがいるはず。そして、この歌って水戸さんの作詞なんですよね。

へぇー、ほぉー、ふふーん……

色々とお話聞いてみたいです!!


以上、吉田一休「またたびvol.1」感想でした

こちら↑は難破船のカバーについて。






来年またなにかやれたらいいな