スムっと第二回公演「どうせ朝がまた来る」ありがとうございました【山田杏奈】


お久しぶりです!山田です!
今日からまたnoteを更新していきます(本当は毎週月曜日更新のつもりです…すみません…)

スムっと第二回公演「どうせ朝がまた来る」
無事に終えることができました。
ありがとうございました。
今回のnoteは公演の感想でも書いていこうかなと思います。


脚本を読む内に、脚本担当の福田幸人の観察眼すごいな、ということをひしひしと感じました。
今回の脚本は当て書きにした部分もあったそうなのですが、登場人物各々と役者との共通点を色々なところで感じました。

米徳は普段結構冷静な方ですが、今回物凄く元気で明るい音咲という人物を演じていました。確かに、音咲みたいに元気で面白い部分あるなあと思いました。米徳の友人で、米徳らしかったと言う方もいらっしゃったので、やっぱりこういった一面もあるのでしょう。

首藤はいつもの彼通りに感じました。彼は人に好かれる才能があると思います。優しく人に寄り添って、ちょっぴり苦労してそうだな、と感じられる傘翔は実に彼らしく思います。観劇中、傘翔に魅力を感じた方もいらっしゃったのではないでしょうか。きっとそれは首藤彼自身の魅力も多分に含まれていると思います。

阪田は今回はじめてきちんと関わったのですが、彼が演じた舞窓のキャラクターに引っ張られてどんどん彼自身を知ることができたというか。はじめは緊張していると思いましたが、少しずつ心を開いていってくれたような気がします。まあもともと先輩だらけの中に突然飛び込む勇気ある方なので、東京に飛び立つ舞窓はぴったりだったと思います。彼が舞窓で良かったです。

私の場合は最近なんだかずっと元気いっぱいで一直線な感じなのですが、ああ、こういう立ち止まって悩んでいることあったなあとか、こういうとき人見知りするよなあとか、想描を通して私の一側面を再認識することができました。今の自分とは少し違って、共感できない部分もあったのですが、過去の私も包み込んで私を見てくれているというのはなんだか居心地のいいものでした。

改めて福田幸人の観察眼、すごい。

あと、人物の一部分からキャラクターを広げる力もすごいなと思いました。

スムっとの皆のある側面から派生して登場人物たちが動いていくことで、自分はこういう言葉を発することがあるかもしれない、とか、こういった決断をするかもしれない、など、別の自分の可能性を感じることができました。

そういった意味でも、今回の公演は心に残る作品となりました。

観劇いただいた皆様、本当にありがとうございました。
今回でおそらく福岡での公演は最後ですが、今後の皆様の人生で、こういう作品があったな、こう感じたな、など、たまに思い返して、ついでにスムっとのこともちょっとだけ思い出してもらえると嬉しいです。

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