男闘呼組という光

以下、不敬かもしれない。


わたし全然40歳くらいで死んでもいいやって思ってるんだけど、長生きすればいいこともあるんだなあと感じたことがありまして。それがまあ、男闘呼組の復活。去年の夏彗星の如く復活して、太陽みたいにぎらぎらと活動して、薄暗い凪のようだった2023年、わたしのもとに降り注ぐ唯一の光になりました。


話せば長くなりますが、まずはわたしと男闘呼組の始まりから。そもそもわたしは長年ジャ……ズのファンなので、男闘呼組といえばカウコンヒットメドレーでのTIME ZONE。何年か前のカウコンには岡本健一も出てたよね。岡本健一さんには以前からお世話になっていて。7 MEN 侍のバンド練習を見てくれて、こんぴーこと今野大輝くんにギターを指導してくれたんですよね。岡本さんに教わった後のギターの音色がめちゃくちゃ良くなっててちょっと面白かったみたいなエピソードがありました。こんぴーが憧れ続けている木村拓哉さんが憧れた男、それが岡本健一。あとやっぱり岡本圭人の父ちゃんという認識が強かったよね。やっぱりね。
以前、ドラマ・ルーズベルトゲームで見かけた激シブ俳優がかっこよくてその名前をググったら、マジ!?ファンと結婚した男闘呼組なの!?って驚いたのが高橋和也でした。高橋和也、一人なにわ男子みたいな名前。いや、逆なんだよな。大橋和也と高橋恭平が高橋和也を分け合ってるんだわ。かずゃ、顔がすき。多分30年前に10代だったら、わたし絶対かずゃ担だったと思う。当時は担当なんて無いんだっけ。かずゃ命。
それから海原やすよともこの旦那。あと今は芸能界に居ないけど成田くんってのがいたらしい。
わたしが大好きな7 MEN 侍はバンドもやるので、男闘呼組のDAYBREAKをカバーしてたから、それも知ってた。
2022年までのわたし、こんな感じ。

そして2022年夏、歌番組にて復活。復活の気配は前からあったっぽい。健一さんのライブで成田くんがゲストとしてギターを演奏しに行ったりとか。でもそんなの知らないもんね。何も知らないわたしが見たのは、歌番組で演奏していたDAYBREAKとパズル。別に雷に打たれたような衝撃とか、運命的な出会いとか、そんなもんは別になくて。でも成田くんが作ったパズルという曲は、過去の経緯も出来事も何も知らないのに、きっとこれは男闘呼組のことを歌っているんだろうなって、勝手にエモをすすらせました。わたしの中に居るはずのない30年前男闘呼組のオタクだった人格が呼び起こされて、ああ長生きしてよかったなあって。わたしまだ30年も生きてないんですけど。そうしてわたしは、男闘呼組の茶の間としての一歩を歩みはじめました。成田くんの楽曲はサブスク解禁されていたのがありがたい。めっちゃ聴いた。成田くんソロのパズル。


さて、ライブの話。1993年に活動停止したのち、30年ぶりに復活した男闘呼組は東京ガーデンシアターでの復活ライブを皮切りに全国ツアーを開催。男闘呼組のライブのほかにソロワークとしてそれぞれが主催するバンドでのライブがあったり、舞台があったり、映画があったり、バラエティがあったり。ライブの本数だけだ言うと若手のバンドと張り合えるんじゃないかってくらい、ライブ開催のお知らせが流れてくる日々。へー大阪来るんだ。へーライブハウスも回るんだ。へーライジングサンも出るんだ。お知らせを受けては流し、受けては流し。オタクは現場に行ってこそというアンチ推し活・アンチVRライブ的な現場至上主義を掲げているわたしのくせに、男闘呼組のライブ活動はすべてスルーしていました。行きたいなとは思ってたんだけどね。思うだけじゃだめなんですよね。そんなこんなだようやく参加したのが、日比谷野外音楽堂で行われたラストライブのライブビューイングでした。いや現地に行ってないんかい。いやーもうね、なんか、元気がなくて。それでもやっぱり最後だし、絶対見たほうがいい!!だってライブビューイングあるし!!ありがたいね!!配信もあるけど配信じゃ真剣に見ないので、すぐにスマホを触ってしまうから。映画館で集中せざるを得ないライブビューイングはとてもありがたい。
いやー…東京ガーデンシアターから行っとけばよかったなあ…って、後悔ですよ。1年間ちゃんと、男闘呼組のオタクやればよかった。わたしは1話も見てないドラマの最終回ラスト15分だけ見て泣ける人間なんですが、状況としてはほぼ同じ。ちゃんと1話から見るチャンスがあったのに、色々な言い訳つけて見なかったわたしが悪い。まずライブは楽しい。健ちゃんがかっこいい。成田くんも本当にこの1年でバリイケのGAL⭐︎になりましたよね…。てかさー、ほんと、男闘呼組ってGAL⭐︎で。男闘呼組っていうか、岡成が特にGAL⭐︎なんですけど。岡本健一成田昭次のコンビってどう呼べばいいんですかね。便宜上岡成と呼ばせていただいているんですけど。岡成ほんとGAL⭐︎写真の写り方も、おじさんなのにカメラ見ないし顔隠すし。おじさんなのにとか言っていいんかな。便宜上です。服装もGAL⭐︎あとギターの位置がめちゃくちゃ低い。矢花黎のベースくらい低い。弦楽器なんて低い位置で弾いてこそROCKだから。それはそう。かずゃもさー激シブ俳優ですよみたいな顔してたのに男闘呼組のかずゃ全然激シブじゃないの。矢沢永吉ですよみたいな顔する。ベースボーカルなところもいい。かずゃはちょっとベースの位置高い。オフショットの顔が陽気すぎる。耕陽くんは男闘呼組復活して痩せたのがえらい。あとそうライブビューイングで見たんだけど、耕陽くんが1番ジャ……ズアイドルだなあって。健ちゃんがシャンパン持ち込んで、ステージ上のみんなで乾杯しようってなった時に他のメンバーは俺たちだけでごめんね!って感じだったのに、耕陽くんが客席向いて「持ってるドリンクで一緒に乾杯しましょう」的なことを言ってたんだよね。それ見てびっくりしちゃった。耕陽くんの一言のおかげで映画館の皆さんも一緒に乾杯できました。海原やすよともこの旦那という認識が強かったんだけど、えーめっちゃアイドルじゃん。

といった具合に、今も元気に茶の間ファンをやっています。男闘呼組の4人+寺岡呼人さん青山英樹さんの6人組バンド・Rockon Social Clubも。男闘呼組とはまた違った音楽が楽しめて、それはそれですごくいい。成田昭次って道枝駿佑なんですよ。急に何?って感じだと思うんですけど、成田くんって初心LOVEの「ねえ、今もだよ?」的なキリングパート(って言うらしい。最近知った)が多いんですよ。これは男闘呼組の時から多分そう。MIDNIGHT TRAINの1番最後「甘い言葉なんて言えない俺だけど 愛してる」という歌詞があって、当然ここ成田くんのソロパートです。良すぎる。DAYBREAKの落ちサビも成田くんだし。そしてRSCの「ねえそろそろ」という曲。岡成には情けない男のセリフがあります。全体的に情けない男の曲なんだけど「僕が悪かった」「ホントごめんなさい」って男闘呼組のGAL⭐︎が謝るんですよ。そんなんもうみっちーやん。あと成田くんのソロワーク、成田商事改めNARITA THOMAS SIMPSON。楽曲センスがすごく若い。ボストンバッグという曲、タイトルからは想像できないほど疾走感溢れるロックサウンド。マンウィズの新曲ですよって言われても納得する。呼人さんもすごいんだよね。いやまあ凄腕音楽プロデューサー様なんですが。

岡成の話していいですか?

岡成、GAL⭐︎なのは当たり前なんだけどコンビとしての味わいがすごく深くて。昔由美ちゃんの出産に亜美ちゃんがビデオ片手に立ち会ったっていうPUFFYのエピソードがあって、そんなん究極のシンメエピソードじゃん。男同士のジャ……ズでは不可能じゃん!悔しい!と思っていたんですけど、岡成、唯一の対抗馬かもしれない。というのも日比谷野音でのラストライブの後、岡本圭人くんが投稿したInstagram。『子供の頃から家にあって、大切なギターだから!と触らせてもらえなかった Gibsonの黒いギターはこの瞬間のために大事にしていたんだと父親の熱い想いの謎がとけました。最高にかっこよかった』健一さんの黒いレスポールは成田くんから譲り受けたものだったらしくて。そんな息子巻き込んだクソデカ岡成ある?あるよ。あるんだ……。あともっと昔を振り返れば、健一さんが初めて買った車の助手席に座ったのは成田くんとか、健一さんと同じスポーツカーを買った成田くんとか。活休後初めて再会した時も成田くんは健一さんの助手席に乗ったらしいとか。スポーツカー買うところめっちゃバブルで好き。今の若手もDiorのバッグじゃなくてスポーツカー買ってほしい。

そんな感じの話を、2023年は会う友達会う友達にしていました。今更7 MEN 侍の布教はしないんだけど、男闘呼組と岡成とRSCの布教はする。GAL⭐︎おじさん、サイコー。

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