Zabbix認定スペシャリストについて

先日、Zabbix認定スペシャリストコースを受講してきました。
受講前にネットで調べようと思ったのですが、あまり情報を見つけることができず受講することになりました。
受講を検討されている方の参考になればと思いメモ程度に記載します。

  1. はじめに
     
    Linux触れないと演習が厳しいです。(viなど基本的なコマンドくらいは扱えるレベルが必要です。)※ 演習環境はCentOS 8でした。
     
    私が受講した際にはZabbix触ったことないという感じの方はいらっしゃいませんでした。

  2. 会場について
    シーバンスN館 16F トレーニングルームAで開催されます。
     最寄り駅は浜松町ですが、駅からまぁまぁ歩きました。(田舎者なので歩くことに慣れていないということもありますが・・・。)
     お昼はビルに飲食店もコンビニもありますし、弁当屋もありますので困ることはありませんでした。(駅前まで行って帰ってくる時間はないのとビルの周りには飲食店はなかった印象です。)飲み物は種類は少ないですが、研修会場のすぐ外に自販機がありますのでそこで買った方が断然安いです。(ペットボトルタイプのコーヒーが120円で売ってました。)
     喫煙所は電子タバコが1階、紙巻たばこが地下1階に設置されています。(喫煙所に入れる人数が制限されているので昼休みなどは行列ができていました。)

  3. 研修スケジュールについて
    9時30分~18時までで3日間に分けて開催されます。
     1日目はZabbixのインストールから監視対象の登録までやりましたが、Zabbixを使ってる方なら特に難しい内容ではないかと思います。
     2日目はイベントの閾値設定や取得したデータの取り扱い、テンプレートなどいよいよ実運用に近い内容になりました。
     3日目はイベント発生時の通知やエスカレーションの設定など2日目同様、運用に近い内容でした。加えて一番最後に認定試験を受験しました。

  4. 研修内容について
     要所要所で演習を挟む内容となっており、座学で学んだことを実機で設定し理解が深まるという印象でした。
     講師の方も知らないことないんじゃないかというくらいの方です。例に例えて説明をして頂けるのでテキストをただ読むだけといったことはありませんでした。研修スピードは決して速くなくむしろ1日目、2日目終了時点で3日目までに全部終わる?って思うくらいのスピードです。(結果的にちゃんと3日目の試験前までにはすべて終わりました。)
     ただ、質問などがないと淡々と研修が進んでいきますのでわからないことをわからないままにしておくと後々何もわからなくなりますのでわからないことが出てきたら早めに確認したほうがいいです。(まぁ見当違いな質問をしている方もいましたが。)
     あとは、正規表現が要所要所に登場してきますので完璧に扱える必要はないと思いますが、ある程度理解しておいた方がよさそうな印象を受けました。

  5. 認定試験について
    〇 問題数は全50問
    〇 合格基準は80%以上正解(40問以上の正解が必要)
    〇 出題方式は択一式
     肝心の内容ですが、すべて3日間の研修で習った内容ばかりではなく、下位資格のユーザーコースの内容も出題された印象です。
     研修の際に講師の方がこれはユーザコースの内容ですがと前置きの上で簡単に説明してくれる箇所がありますのでそこが出題されているのかもしれません。Zabbixを触ったことがない方はユーザコースからの受講をおすすめします。
     過去問などが公開されていないようなので事前の対策はほぼ不可能かと思います。
     実際の問題としては、
     ・ホストグループに含められないものはどれか?
     ・エージェントをインストールできるOSはどれか?
     などが出題されました。
     結果はその場ですぐ出ます。試験に合格すると認定証が送られてくるそうですが、試験を受けるサイトでもダウンロードができます。

長くなりましたが、受講してみた感想は以上となります。
皆様の参考になれば幸いです。

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