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理想的な被害者

ノルウェーの社会学者 Nils Christie の定義。

(1)被害者が脆弱であること
 ⇒ 発達障害、HSP。脆弱アピールしんどい…。
   体重50±2kg。体力測定学年ブービー。
   「性別:男」はマイナスポイント。
(2)被害者が尊敬に値する行いをしていること
 ⇒ 業務改善とか頑張っていたけどなー。
   規則を重んじる文武両道学生だったんですけど。
   夏休みの宿題を7月中に終わらせるタイプ。
   「みんなであいつを仲間外れにしよう」を空気を
   読まずに台無しにするタイプ。(前科2犯)
   「あいつだけは絶対横領しない」という理由で部活の
   会計職を任されるタイプ。
   組織の不正を正そうとして立場を悪くするタイプ。
   誠意をもって尽くせば会社も応えてくれるとこの
   ご時世にマジで信じていたタイプ。
   自分で「私は善良です!」ってしんどくない?
   脆弱アピールよりはマシか。
(3)被害者が非難されるような場所にいなかったこと
 ⇒ 会社で働いていただけなので。
(4)加害者が大柄で邪悪であること
 ⇒ 胸板の厚いイケイケドンドン系上司。
   若い世代から見れば十分邪悪だったと思う。
(5)加害者とは知り合いでないこと
 ⇒ 知り合いだったんだよなー。上司だし。
(6)自らの苦境を広く知らせるだけの影響力を有すること
 ⇒ ない!結局ここが一番の問題!
   ていうか影響力以前に表現力な!
   すぐに強がって悪ぶる!


とりあえず、闇落ち以前の自分と闇堕ちに至る経緯をまとめて語るところから始めましょうか。暗黒の記憶が開かれる…

結局この世は「勝者だけが正義」なので、「理想的な被害者」を目指して政治活動のお勉強でもがんばりましょう(苦笑)

勝者だけが正義だ!!!!

あんまり善良アピールすると善良でいられない「理想的じゃない弱者」を苦しめることにもなりそうだから嫌なんだよね(という発言自体が善良アピールというパラドックス)

そういえばくまさんは(1)に全く該当していないけど(2)が強くて読者から「理想的な被害者」として認知されているんだよなー。もっとも、作中世界では(6)が無いせいで"暴君"の異名で知られているわけですが…

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