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推理は少なめだがサプライズは多め『おしりたんてい いせきからのSOS』【読書ログ#50】

『おしりたんてい いせきからのSOS』(トロル)

子供たちに人気の遺跡回

5冊目のおしりたんていは古代遺跡モノだ。踏めば槍が飛び出し、落ちれば突き刺さる、ここまで来たら元ネタはあきらか、インディアナ・ジョーンズ! 目指す宝はもちろん例のアレ、聖杯!

しかも、おしりたんていの父親が登場という衝撃回(思えばこれも原作オマージュ)。妙になまめかしい後ろ姿のママも回想シーンで登場するなど、出し惜しみのない充実回。子供達も、二番目に好き! と高評価。

こんかいのむずかしかったことば

SOS 助けを求める信号。モールス信号で『トントントン ツーツーツー トントントン』で分かりやすい。(モールス信号は『坂の上のポニョ』で知っていた。

きしゃ 電気で動くと電車。電気以外のなにかでうごくが汽車。

うっそうとしげる 草や木が光をさえぎるほど沢山生えているようす

いせき とても古い時代に建てられたもの

いりくんだ 複雑でこんがらがっている

ばくだん ばくはつするもの。たいていは悪いことに使われる。

ごたいめん 念願かなって出会えること

インタビュー 知りたいことをたくさん質問すること

うらめしそうに 相手に対して悪い気持ちをもって眺めること

第一話 いせきからのSOS

おしりたんていが部屋の書棚の整理をしていると、謎の郵便が届く。

差出人の名前は無く、中身は鏡文字で書かれた謎のメッセージと印のついた地図が。記者や船を乗り継ぎ地図の場所に付くと、そこは古代からのこされた遺跡だった。

インディージョーンズばりに遺跡の仕掛けをくぐりぬけると、そこにはとらわれた父親の姿が。救出した父親と共に窃盗団を退けた親子が見つけた宝物とは……

第二話 あやしい ほうもんしゃ

同時収録は遺跡騒動の後日譚。カフェ雑誌の取材当日、やってきたのはあきらかに記者には見えない怪しい男。この男の狙いは果たして。

お話的には可も不可も無くな内容。毎回漏らさず屁を嗅ぐブラウンが気の毒。

どうしても自分でおしりたんていを読みたい次女が、3歳なのにひらがなを覚え、ゆっくりだが、あらかた読めるにうになっていた。おそるべしおしりたんてい。

「それって有意義だねぇ」と言われるような事につかいます。