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毎日読書#211 『エルマーと16ぴきのりゅう』(ルース・スタイルズ・ガネット / ルース・クリスマン・ガネット)

エルマーと竜の物語三部作の最後。

最初の『エルマーのぼうけん』は、助けた年寄り猫から聞いた「かわいそうなりゅう」を助けに行くお話。沢山のアイテムをリュックに詰めて、勇気と機転で動物たちをやり込め、見事に竜を助け出した。

読み返すと、自分の荷物の話が大半という事で少し反省。

次の『エルマーとりゅう』は、エルマーと、エルマーが助けた子供の竜と、エルマーの家に向かう途中、嵐に遭遇して不時着した「カナリア島」での宝探しのお話。カナリアの王様を助け、見事に宝を見つけ出すお話は、これまた子ども達を大いにワクワクさせた。

これもとても素敵なお話でした。

そして、今日紹介する『えるまーと16ぴきのりゅう』は、エルマーを家に送り届け、エルマーと別れた竜が飛び立つところから。

竜が目指すのは、両親と、6匹のお姉さんと妹達、それに7匹のお兄さんが待つ「そらいろこうげん」。

しかし、「そらいろこうげん」に着いて見ると、あやしい人間達が、家族を捕まえようと集まっていた。困った竜は、エルマーに助けを求めるため町へ戻る。

どうしても目立ってしまう竜は、色々な人に目撃されてしまう。騎士のせいで絶滅してしまったと思われていた竜が居たと、人間達は大騒ぎ、はたしてエルマーは竜の家族を助けることができるのでしょうか。

今回の冒険もエルマーの知恵と機転で痛快なお話に。竜たちは、あのあとどうなったのだろう、エルマーとはまた会えたのか、ダイソーで買ってきた輪ゴムの箱をひっくり返して遊ぶ子ども達と、読み終わったあとも盛り上がる。

前の2作とページ数は同じくらいなのだけど、文字が少し小さくなり、ボリュームアップしていて、読み慣れてきた子どもにはちょうど良いチャレンジになっている。

本を読む子なら、小学1年生から十分に一人で楽しめるし、読み聞かせなら3歳、4歳位なら楽しく聞ける内容。男女関係なく楽しめるので、プレゼントにも良い。3冊セットで贈ると喜ばれると思います。

オススメ!

「それって有意義だねぇ」と言われるような事につかいます。