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うっかり感動しちゃう『大長編ドラえもん4 のび太の海底鬼岩城』

ほぼ毎日読書し、ほぼ毎日読書ログを書いています。

『大長編ドラえもん4 のび太の海底鬼岩城』(藤子・F・不二雄)

小学二年生の長女が、いつのまにか、どらえもん好きになっていた。

きっかけは小学生向けの学年別に編纂したコミックで、一年生でもわかる話、二年生向けの話と、それぞれ学年別に話が集められたコミックで、六年生までの六冊が出版されている。書店で気になったので、買って与えてみたら、思いのほか面白かったらしい。

長く愛されるコンテンツには理由がある。40年前、小学生に大人気だった漫画は、いまの小学生にも面白い。こりゃすごいことだ。

ということで、追加のコミックをせがまれる日々。

欲しいと言われた本は、原則拒否せず買い与える方針なのだけど、ドラえもん45巻中には少し抵抗があった。だって、微妙な話も多いし、どうしたものかなと悩んでいたら、妻が映画の原作コミックなら良いのでは、という妙案を出してきた。

なるほど、映画原作なら読みごたえがあるし、長い物語に慣れる効果もありそうだ、ということで、長女と二人であれこれと検索をしてみた。

そうしたら、懐かしいタイトルがドンドン出てくる。これも良かった、あれも良かったと、子供以上に盛り上がってしまった。

そして、結局は父推薦(読みたい)1冊、長女直観1冊の2冊を選ぶことになり、注文をした。

で、最初に届いたのが本作、海底鬼岩城。いやぁ、これ、名作ですよ。鉄人兵団と悩んだけど、どうせシリーズ揃えたがるだろうから、鉄人はあとまわし。今回は海底です。

まだまだ未知な部分も多く、神秘的な海底を舞台に、ドラえもん、のび太、しずちゃん、ジャイアン、スネ夫の5人が大冒険を繰り広げる。いつものドラえもん長編の流れ。

いまだ未踏の場所が多い海底でも、ドラえもんがいればキャンプ場に早変わり、しかし、海底には、どらえもんも知らない大きな秘密が隠されていて……

公開は1983年。私は、小学生の時に見たのだけど、バギーちゃんのラストの大活躍に弟と二人で涙を流した。

コミックはね、とにかく展開のスピーディーさが凄い。藤子・F・不二雄凄すぎる。話がビュンビュン進む。

いま、61巻まで無料キャンペーン中のワンピースも読んでいるのだけど、比べるものではないと解ってはいるのだけど、話のテンポが全然違う。

ああ、おもしろかった。お子様がおられる方、是非おためしください。子供も楽しめるけど、それ以上に大人が楽しめます。





「それって有意義だねぇ」と言われるような事につかいます。