自然と子供達がロジカルシンキングを身に着けてしまう『おしりたんてい やみよに きえる きょじん(トロル)』【読書ログ#37】
今回のおしりたんていは?
今回のおしりたんていは、巨人に変装し強盗を繰り返す犯人を「推理」と「屁」を使って追い詰める話と、喫茶店に忘れれられた大切なものを、推理を使って持ち主に返すお話の二本立て。
おしりたんていとはなにか? については第一巻の紹介を参照してください。
たまに子供には理解できないキーワードやエピソードが出てくると意味を聞きにくるので、一緒に辞書をひく。
この巻で聞かれた知らない言葉
めをしろくろさせる びっくりして目玉がキョロキョロ動いちゃうこと
ふせる わざと秘密にしておくこと
へいおん 事件も何もなくて静かで平和なこと
ごそくろう 相手に来てもらうこと
げんば (事件の)おこった場所のこと
おびきだす 騙してこっちに来るようにすること
ふたてにわかれる 別々の場所にむかうこと
おちあう 別々に居た人たちがまた同じ場所で集まること
むがむちゅう なにかに一生懸命になって他のことがわからなくなること
われにかえる 無我夢中だったのが普通になること
いいがかり 人を困らせるために言うこと
てっとりばやく いちばん時間のかからない方法ですること
人生を左右する これからの生活がどうなるか決まること
アンラッキー じぶんのせいじゃないのに良くないことがおこること
プロポーズ 結婚してくださいとお願いすること
1話目 やみよに きえる きょじん
おしりたんていと助手のブラウンが探偵事務所の1階にある喫茶店『ラッキーキャット』に行くと、街に宝石泥棒が現れたという話を聞く。
その場にいた喫茶店の常連でもある被害者の一人から話を聞くと、なんと身の丈5メートルはあろうかという巨人が犯人だという。しかも、その巨人は犯行が済むと煙のように消えてしまう。進撃の知性巨人でもないのに何故。
おしりたんてい達は、事件被害者からの証言を集め、犯行時刻や被害状況から帰納的推論により犯人の発生条件を導き出した。そして、ラッキーキャットの看板娘『すず』が囮になり犯人をおびき出すが…… 果たして巨人とは!
<迷路>に<おしりさがし>にと、おなじみのギミックで楽しみながら犯人を追いつめ、最後は伝家の宝刀<屁>で犯人を懲らしめる。お見事!
2話目 おきゃくさんの わすれもの
ある日、ラッキーキャットに立ち寄ると、マスターが困っていた。話を聞くと、落とし物が有ったのだが、持ち主がわからないという。しかも、それは落とし主の人生を左右する大事なアイテム。
物証と間違い探しで忘れ物をしたお客さんの行き先を推理したおしりたんていは、無事に大事なわすれものを届ける事が出来るのか!
屁の新しい活用方法に子供たちは大興奮間違いなし!
何故こんなに力を入れて紹介しているのか自分でもよくわからないが、とにかく、子供が喜ぶのは間違いなし。ひらがなが読めるなら楽しめると思います。うちでは、長女が6歳、次女が3歳の頃から、二人共楽しめています。
「それって有意義だねぇ」と言われるような事につかいます。