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心の闇の除菌ジェル・ツール編11【 向きをそらす】

悩みや怒りをどう受け止めるか。ある禅の高僧は、むしろ「受け流せ」と言いました。完全に受け止めるでもなく、最初から流すのでもない。受け流す。その真に意味するところはやや難しいですが、言い得て妙だと思います。

人は言葉による負のメッセージだけでなく、言葉によらない「非言語による」負のメッセージにもさらされています。舌打ち、ため息、さげすむような目線、威圧的な近づき方、などなど。これらは知らず知らずのうちにあなたのココロとカラダにダメージを与えていきます。そしてそのダメージは少しずつですが確実にあなたの中に蓄積されてゆくのです。

それではどうするか?そういった負の攻撃をはね返すほどのオーラを持った方なら別ですが、たいていの人はじわじわとやられてしまいます。

そこでまず、“身体的な防御”を行う必要があります。具体的には、「相手と正面から向き合わないこと、視線も合わせないこと」です。

「みけん→鼻→喉→みぞおち→へそ→生殖器」といった具合に、体の中心線には人が生きていく上で重要な機能が集中しています。この中心線を相手に見せないこと、つまり、体の向きを相手からそらすことが大切です。そして少し距離を置くこと。ネガティブな相手に近づけば、心身ともに相手と「同期(相手と似たような状態になってしまうこと)」してしまいます。犬のフンは踏まずによけた方が無難です。


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