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最古の貨幣や新500円玉の話など 今日は「コインの日」

5月期最初の記念日ネタは、本日5月1日の「コインの日」です。分かりやすい語呂合わせの「コ(5)イ(1)ン」から、この日に決められています。

制定したのは日本貨幣商協同組合という、貨幣収集の普及を目指し設立された団体だそうです。ちなみに公式Webサイトもあり、元Webデザイナーの自分から見てもスッキリとして見やすいサイトです。

同組合では国内最大級のコインの祭典となる「東京国際コイン・コンヴェンション」を主催しています。……が、残念ながら今年のものはちょうど昨日(4月30日)までとなっており、既に終わってしまっています。


最古の貨幣とは

さて、この「コインの日」の目的としては、日本のみならず各国で生み出された「貨幣」を通じて、それぞれの国の歴史・文化に対する理解を深めることとなっています。では、人類の歴史において最も古い「貨幣」とはどのようなものでしょうか。

「人類最古の貨幣」と言われると、なんとなく「石のお金」を思い浮かべる人もいるのではないかと思います。これは「はじめ人間 ギャートルズ」の影響でしょうかね。

「はじめ人間 ギャートルズ」の石のお金

が、この「石のお金」というのは貨幣というよりも儀式的な意味合いで使われていたものらしく、宝石だとか金のように「価値のあるものとして物々交換には使われた」ようなので、きちんとした貨幣制度(これは5円、これは10円というように決まった価値を持たせたものを物との交換に使う)に基づいて使われたものではないことから、「貨幣」とは考えられていないようです。

そういった貨幣制度に則って作られた最古のものはリュディアというところで作られた「エレクトロン貨」というものだそうです。

さすがに昔の鋳造技術なので形はいびつですが、金属で作られていることからかなり「貨幣」っぽいですよね。


ちなみに日本最古の貨幣は「富本銭(ふほんせん)」というものらしいです。日本の昔のお金というと、社会の授業などで習う「和同開珎(わどうかいちん)」が有名ですが、それよりも古いものがあるんですね。


新500円玉の話

日本のコインにまつわるネタとしては、令和3年から使われ始めている「新500円玉」がありますね。買い物をしたときのおつりとしてもらうなどして、皆さんも既に使用されているかと思います。

しかしながら現在こちらの「新500円玉」はちょっとした問題があります。自動販売機や料金支払い機などがまだこの「新500円玉」に対応しきれていないのです。

自販機で飲料を買うくらいであれば少し我慢すれば良いのですが、これが交通機関での支払いとなると困ってしまいます。普段から電車やバスに乗る人であれば、各種交通系パスを使っているので問題ないと思いますが、たま~に乗る人だと現金で払う人もいますよね。そうしたときに「新500円玉」しか無いような状況だと慌ててしまうことになると思います。

各企業ともそこに対応するために頑張ってはいますが、いかんせん昨今の半導体不足のせいでそこが追いついていないそうです。

現在もし「新500円玉」が財布にあるようでしたら、なるべくコンビニなどでさっさと使ってしまったほうが良いかもしれませんね。


電子決済などで現金払いが少なくなってきて、あまり小銭のことを意識していない人も増えていることと思います。「コインの日」ということでもあるので、たまには財布の中の小銭も振り返ってみても良いと思いますよ。

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