見出し画像

40年以上経ってガンプラはここまで変わった 比較画像が話題に

「ガンプラ42年の進化が分かる比較画像」というのが話題になっていました。

左がいわゆる「ファーストガンダム」と呼ばれているRX-78。右が最近アニメが始まった「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の主人公機「ガンダムエアリアル」です。どちらも1/144スケールモデルです。

ちなみにお値段はファーストガンダムの方が330円(税込み)。ガンダムエアリアルの方が1,430円(税込み)です。


「左にも色を塗ってやれよ!」

という言葉が聞こえてきそうですが、これは色などは塗らずにあくまで“素組み”の状態で比較することを目的とした画像なのです。そう、今のガンプラは色など塗らなくても、これくらいの見た目にはなってくれるのです。


「価格が違うのだからクオリティが違うのも当たり前だろう」とも思われるかもしれませんが、昔から今に至るまで少しでもガンプラに触れてきた方であれば、「そう単純なことではない」というのは分かってもらえるかと思います。

フォルム自体、かなり気を使ってかっこよくなるように作られていることもありますが、何よりも組み上げに際しての技術の進化がすごいんですよね。そのおかげで、このくらいの価格のモデルであっても見栄えのするポーズを取らせることが可能です。しかもこれが接着剤いらずで作れるのです。

昔の300円のモデルはそうじゃなかった。なんとか劇中と同じような(アニメで表現されていたような)武器を振るようなポーズを取らせようとすると、まず普通に立たなくなります。「カチャッ」とコケてしまうんですよね。なんとか自立を維持したままでポーズを取らせても、今度はいまいちカッコがつかない。結果的に当時のプラモは、直立不動で飾ることが多かったです。

接着剤が必要だったのも今考えるとハードルが高かったかもしれませんね。僕は父がたま~に(年に1回くらいだったかな)プラモを作る人だったので(戦車とか車とかのプラモばっかりでしたが……)、幸い家に模型作りのための色んなアイテムがありました。接着剤からヤスリ、何色分かのプラカラーやそれを溶くための「うすめ液」などなど。そういった環境だったので、子供時分にプラモを作るときでも父に道具の使い方を教えてもらいながら、わりと困ることなく作れていた気がします。プラモを買うときに「色も一緒に買う」ということも分かっていましたしね。

しかしそういったことが分からずにプラモを買った人は、最初は大変だったのではないかと思います。キットの中に接着剤が付いてないことも無いんですが……チューブ入りのすごく小さいもので、全部組み上げるにはどう考えても足りません。まぁそこで「ああ、プラモには接着剤が必要なんだな」と覚えるわけですがね。


いやーこう考えると、やっぱり進化しましたね、ガンプラ。BANDAIでガンプラに携わってきた人たちの努力の結晶ですね。そのおかげで、僕たちは今比較的安い価格でクオリティの高いプラモデルを楽しむことができるのですから。

上記の比較画像のツイートにはいろんな方のいろんな思いがコメントとして投稿されています。それらを読んでみるのも面白いですよ。


今回はこのへんで。

それでは、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?