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惑星の品位は主なものとしては
本質的品位(エッシェンシャル・ディグニティ)として、
・本来の座(いわゆる惑星の守護星のこと)・・・自分の家にいるようなもので、強い意味を持ち、幸運や繁栄の意味がありますが同時に支配的で権力を持つので自我が出やすいとも言えます。

・高揚の座・・・好きな人の家にいるようなものなので、楽しい、安心、優美というような最も良い意味合いを持ちます。

一方、本来の座の180度反対側にある星座にある惑星は、放浪の座と言って、初めて行く場所にいるようなもので、不安だったり落ち着かないような気持になるため、あまりよい意味合いにはなりませんし、高揚の座の180度反対側にある惑星は、転落の座と言ってもう、こちらは苦手な人の家にいるようなものなので早く帰りたいというような緊張や嫌悪感を意味しますので、その惑星の良い意味が出づらいのです。

・トリプリシティ・・・四つのエレメントと同じで、いわゆる火・地・風・水のこと。昼生まれ(太陽が7ハウス~12ハウスにある)の場合、火象は太陽、地象は金星、風象は土星、水象は火星。夜生まれ(太陽が1ハウス~6ハウスにある)の場合、火象は木星、地象は月、風象は水星、水象は火星が支配星となっている。惑星がこの支配するエレメントにあると品位が良いと言われます。幸運、裕福、調和などの意味合いがあります。

・ターム・・・条件度とも言います。星座のある特定の度数が水星、金星、火星、木星、土星の五惑星の影響を受けますが、水星は不安定の意味合いがあり、金星と木星は吉意として落ち着きやしっかりしているという意味があり、火星と土星は凶意があります。

・フェイス・・・ひとつの星座を三分割したもの、いわゆるデカネートと同じ意味。オクシデンタルデカネート(オリエンタルデカネートの支配星座の主星を配置したもの)を用いていますが、例えばこれは牡羊座の第一デーク(0度~9度59分まで)はそのまま牡羊座の主星の火星が当てはめられ、第二デーク(10度~19度59分まで)は火の星座の牡羊座の次にある獅子座の主星である太陽が当てはめられ、第三デーク(20度~29度59分まで)は獅子座の次の火の星座の射手座の主星である木星が当てはめられます。意味合いは吉星の金星・木星は吉意、凶星の火星と土星は凶意、中性的な水星は不安定さを意味します。

以上の品位を示すもののいずれにも該当しない惑星のことをペレグリンと言いますが、放浪者という意味合いがあり、強さや適切な手段、協調性などが欠けていると言われています。悪い意味というのではないのですが、惑星の効力を発揮しづらいとは言えます。

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