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「エイリアン」との付き合い方

何のことかと思うでしょうが、これは、インコンジャンクト(150度)という角度にあたる関係の星は、意外と見落とせない大事な角度なのです。
もともと、メジャーアスペクトには入らないのですが、運命的な要素の強いこの角度は、自分の星座からだと6番目および8番目の星座にある星がそれにあたります。
つまり、6番目は「健康と奉仕」の第6宮の意味合いが出てきて、8番目は「生命と性」の8宮の意味合いで、どちらの宮も生命力と関わるからだと思われます。

いわゆる相性のいい星とされるのは、120度や60度の関係で、確かにこれらの人とは何も言わなくても理解しあえるため、大した努力はしなくても安定した関係にはなれます。
ところがこの「インコン」は強烈な凶座相である90度などとは違って、「理解できない性質」を互いに持っているので、「嫌い」にはならずお互いが違うものとして認め合えるのです。90度や180度は、その「違い」をどこか拒否してしまう相性なのですが、150度の場合、利害関係をもたらす間柄だと案外最強のパートナーになりうる相性だと、私は捉えています。努力することを余儀なくされるから、お互いが甘えないのです。
なぜなら、自分の星とこれら150度の星2つとを結ぶと、Yの字になります。これは「YOD」(ヨッド)といって、運命的に逃れられない関係を示します。個人のホロスコープ上にこのYODがある星同士のパワーは、どうしても逃れられないものを示します。ですから、ビジネスもですが、意外と夫婦にはこの相性が多くみられ、私の主人も獅子座ですので、まさしくこの150度の太陽どうしのアスペクトを持っているわけです。
結婚は、決して人間を楽にするためのものではなく(そういう人は、前世でよほど良い行いをしているのでしょう)通常、その人に忍耐の機会をあえてトライアルとして与えると思います。そういう意味では、逃れられない相性の人と結婚するということつまり「因縁の結婚」ですから、「インコン」(因婚)なのではないかと私は勝手に名づけています。

もちろん、内面を示す月同士がインコンの場合も同じです。月は普段の社会生活においては太陽よりもむしろ「タテマエ」として出ていることが多いので、相性では月同士の相性がとても大事にもなります。インコンの太陽もまた、本質がエレメント(火・地・風・水)でも三区分(活動・不動・柔軟)でも異なるというまるで異質のものなので(それゆえ「エイリアンサイン」と呼ぶ)理解不能ですが、月だとフィーリングもまるで合わないので反発するというより、異質のものとして見ると案外面白いし、「そういう考え方もあるのか」と妙に納得する場合もあります。私の友人には意外と自分の月とのエイリアンサインであるところの牡羊座と水瓶座の月を持つ人が多いし、違う考え方ですが面白いなと思います。
150度には、意外な共通項があるので、思いつくままに列挙してみました。

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