子役の大躍進が始まる!!

今も尚、天才子役として名を残している杉田かおるをはじめ、えなりかずき、安達祐実、神木隆之介、芦田愛菜、鈴木福 など。
子役を卒業し、俳優・女優として活躍をしているが、彼らだけではない。
かつて、子役として大活躍していた子役たちが、今、ドラマや映画に大人となって一俳優・女優として活躍しているのをご存じだろうか。


綾瀬はるか主演、山田孝之出演の『白夜行』(2006年TBS系列制作)。
同作で、綾瀬と山田の幼少期を演じた福田麻由子さんと泉澤祐希さんは、現在、大人へと成長し、福田はNHKの朝ドラ『スカーレット』で主人公の妹役を好演、泉澤はTBSの火曜ドラマ『わたしは、定時で帰ります』でイマドキの新入社員を演じ、『青のSP—学校内警察・嶋田隆平—』では教師役、現在放送中の月9『ナイト・ドクター』で新人救急救命士を演じている。また、印象深いのは『アンナチュラル』での熱演。第5話に出演し、亡き恋人の死を究明して欲しいと夫と偽って、UDIラボ(架空の不自然死究明研究所)を訪れた青年・鈴木巧を演じた。自殺から一転、他殺となって、真犯人にやるせない思いが募り、復讐に走る役どころを演じきった。

『ブラザー☆ビート』や『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』で速水もこみちが演じた役の幼少期を演じていたのが、広田亮平。
『愛の劇場 すずがくれた音』では、聴導犬の候補犬をソーシャライザーとして迎え入れる家族の息子役を演じ、『救命病棟24時 第3シリーズ』では、福田とも共演し、喘息を患う入院患者役を演じていた。

『流星の絆』で、錦戸亮が演じた有明泰輔役の幼少期を演じていたのが、嘉島陸(子役時:嘉数一星)。
少年事件の加害者と被害者の家族を描いた『アイシテル~海容~』で、加害者の少年役を演じたのも話題となった。
しばらく、メディアへの出演はなかったが、芸名を改名して、2018年放送の『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』で復帰して、正月ドラマスペシャル『教場』への出演を果たしている。


『トヨタ自動車』の子ども店長役で大ブレークした加藤清史郎。
前クールで大ヒットした『日曜劇場 ドラゴン桜』でメイン生徒を演じて、子ども店長の成長に驚いた人も多い事だろう。


小学生漫才師の兄弟の活躍!!
「まえだまえだです」で、お馴染みの小学生漫才師が兄弟揃って、俳優としての道を歩み始めている。
映画『彼女が好きなものは』の出演が控えている弟・前田旺志郎は、前作の朝ドラ『おちょやん』で劇団員の松島寛治役を演じ、そのままバトンタッチするように、兄の前田航基は、現在放送中の『おかえりモネ』で主人公の地元友達・後藤三生役で、震災と向き合いながら家業を継ぐかを迷う若者を熱演している。


子役は“元子役”として中々、殻を破ることは難しいが、『北の国から』で黒板純役を演じた吉岡秀隆は、大人になって『Dr.コトー診療所』(五島健助役)という代表作と出会っている。
上記の紹介した元子役の俳優たちも、これから代表作に出会えることを期待しながら応援していきたい。

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