武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコース クリエイティブリーダシップ特論 2021-22第13回 2021.10.04 吉澤到さん

今日は博報堂初の新規事業開発組織「ミライの事業室」室長、クリエイティブグローススタジオ「TEKO」メンバー吉澤到さんに講義をいただきました。

人間は「消費者」ではなく「生活者」で、その生活のすべてをまるごと理解することと徹底して生活者に寄り添い、生活者の視点を価値創造の起点とする姿勢は重要だと話されました。「消費」だけで捉えると、人の本当のニーズや状況を理解することが難しいと思われ、ユーザーの立場から観察し、全体を見直すことが求められています。そこで「生活者への共感」「生活者の幸せの追求」と「生活的意味の創造」が指摘されました。いわゆる「パートナー主義」という考えは基本になっています。

また吉澤到さんはこれからは「生活者インターフェース市場」の時代が到来と言いました。あらゆるものがデジタル化・ネットワーク化し、生活者とモノが常時・双方向に繋がり、その接点は新たなサービスのインターフェースとなります。そこで新しいサービスの提供やユーザー中心の視座がますます求められると思います。

最後にクリエイティブリーダーシップとしてVISIONING、TEAMING、EXPLORINGという三つの能力が指摘されました。どれの領域にとって共通するような気がしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?