武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコース クリエイティブリーダシップ特論 第13回 2020.8.20 藤井保文さん

今日は ビービット 東アジア営業責任者、「アフターデジタル」主著者藤井保文さんに講義をいただきました。

藤井保文さんは中国滞在歴を持ち、中国のデジタル事例の紹介を中心にこの数年中国のデジタル社会化への変化と将来世界はどういう風に変化していくのかについてお話を聞かせてもらいました。

その中、デジタル世界におけるアーキテクチャの概念に対して大変興味を持ちました。中国の場合、国策の代わりに大手デジタル会社が社会改革に役に立つとおしゃっていたがなかなか新しい視点だと思います。だがそれは中国に限らず、現代文明社会あるいは全人類の話では無いかと思います。

そもそも中国では新事業を促したり起業家をサポートしたりするような政策が作られた後、プラス中国ならではのドラスティックな競争環境などの外因によって大手デジタル会社がどんどん出てきて社会変化を起こし、さらにデジタル社会に進んでいると考えられます。

逆に中国特独な状況に対して政府はそれらの会社と同じようなことをやるのはほぼ不可能であり、国民のペインを解消するためにはただ国の力では物足りない気がします。そこで自分の弱みをちゃんと理解することは大事だと思われます。

ところで人類は3次産業革命を経験した後、これからの社会はどういう物で構成されるのかやどういうようなアーキテクチャができるのかは期待されています。


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