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Chage@ZEPP羽田 [2023/09/30]

Chageさんのソロライブを見にZEPP羽田へ。

前の豊洲は割と近所だったので行きやすかったのに…と思いつつ調べたら家から20km位とロードバイクで丁度いい距離だったのでチャリをコギコギ向かいました。

モノレールとかじゃなく羽田行ったの初めてなんですが、もっと倉庫街とか抜けて空港が開けるイメージだったんですが、割と街に隣接してるんですね…

あとZEPP羽田、メチャクチャいい会場でした(周りにマジ何もないけど…苦笑)

さて、ライブですが…

まず今回オープニングアクトに「THE SOUL」さんがいまして。

このバンドを見るのは2回目でして、前回は15年以上前、確か青学の学園祭でやはりチャゲアスのオープニングアクトでしたね。

MCで「前年のこの学園祭でライブをやった山崎まさよしのオープニングアクトが元ちとせでブレイクしたのでそれにあやかりたい」と言っていたのと、最後の曲をPA無しの生声で歌ったのですが…しっかり聴こえなかったwというのを覚えています(す、すいません…肝心の…曲が…苦笑)

で、THE SOUL...多分僕と同世代かチョイ下位だと思うんですけど、何というか…色んな意味で“懐かしい”気分に包まれましたね。

『スキニーパンツに白T、黒ジャケに銀コンバース』という…僕たち世代のあの手のバンドのステージ衣装の定番...一見小奇麗に見えるけどお洒落アンテナが高い人には全く評価されないでお馴染みの服装とか…ウン…色々グッと来ました…w

とにもかくにも頑張ってください!と応援する気持ちで一杯になりました^_^。



さて…Chageライブ本編ですが…

最初に言っとくと、本当に美味しいものを食べた時に「美味しい」しか出てこないのと一緒で…もうね…

最高!!!!完璧!!!!

以外に感想はないのですよ。

それ位素晴らしいライブでした。
僕の人生のベストライブトップ3に割り込んでくる勢いです。


とはいえ、明日息子の野球で5時起きなのにアドレナリン出まくりで全く寝られないので、そのパーフェクトでグレイトなライブの感想を、無粋を承知でつらつらと書いていこうと思います。

でも我ながら性格悪っ、と思うんですがライブレポってイマイチだった時の方が筆が進むんすよね(だから、ぁ...以下略w)


THE SOULさんがハケて間もなくSEが流れバンドメンバーとChageさん登場。

3ピースセットアップに銀のジャケットがお洒落すぎます、少しやせた印象もあり着こなしも完璧。

オープニングナンバーは最新曲『幸せな不条理』

いや、この曲聴くまで今回のライブスルーするか微妙なところだったんですよ...実際チケットも取ってなくて。

この曲がリリースされた時に「生で聴きてぇ」なって、たまたまチケット譲ってもよいですよ、という神フォロワーさんがいて無事参戦出来たという。

数々の名曲を差し置いてあのキャリアで「新曲が聴きたい」と思わせるパワーのある楽曲を生み出していることが凄いです。

でもイントロを聴いたときに「この曲もう演っちゃうんだぁ」と少し寂しくもなったのですが、これも後にまさかのフォローがあるという…

初っ端からサウンドの『熱量』が凄まじいです。
バンドメンバーを中心に音響や照明などチーム全体でChageさんが求めるサウンドが共有出来ていることが伝わりますね。

原曲よりもよりカッティング気味に弾くギターリフが、このライブ全体のグルーヴの方向性を示していた印象です。

これまでこの手のロックサウンドでは定番だった右腕・西川進御大ではなく、こちらもお馴染みKBさんがリードギタリストなのですが、今回のライブにおいてはこの起用が大正解という印象でした。

もちろん西川さんがどうこうという話ではなく…

『幸せな不条理』を軸とした時に、「ロック」がテーマだとしても、ギターリフや厚みのあるディストーションサウンドで押すタイプの楽曲よりも、ファンキーな楽曲やグルーヴ感のある演奏でフロアを揺らすようなタイプの楽曲がチョイスされるのは自然な流れで、その方向性の楽曲でいえばKBさんのファンキーなリズムプレイや、クラプトン由来のオーソドックスなソロの方がマッチする気がします。


そんな『幸せな不条理』に続いては『[7]』という大物連打。

生で聴くのは結構久しぶりですね、しかしChageさんの声が若い!!
もちろん年相応の渋みは出てるんですが、かといって“ハリ”もしっかり残っているという。

『笑顔見せて』『No.3』と最近の曲を続けた後で…

えっと…なんだっけ…これ…、と頭の中でグルグルしてるとサビの歌詞聴いて”あぁ”となる『謎2遊戯』

よくこんな曲引っ張ってくるなぁ…と笑。

元曲のアレンジを忘れているのでどこまでリアレンジされているのかすら分かりませんが、とにかくカッティングがカッコよかったです。

前半の締めは「ファンキーChage楽曲」では1、2を争う名曲『赤いベッド』
グルーヴでトリップしていく感じがたまりません。

そして名曲中の名曲『春の雪』
これは「=西川進」みたいな印象の曲だったので意外でしたね、フレーズは残しつつKB流に解釈されたギターが素晴らしかったです。

しかし今回…セットリストも完璧です。
「こっちの脳内を先回りしてます?」て勢いで次から次に欲しいイントロが鳴るのが快感でしたね。

バラードセットはマルチ、チャゲアス、ソロ...とコンパクトかつ凝縮された『機嫌が悪いの』『流れ星のゆくえ』『トウキョータワー』の3曲。

『流れ星のゆくえ』は多分初めて生で聴いたな…いい曲だぁ。

一瞬たりともダレない進行が素晴らしいっす。


後半スタートは定番『もうひとつのLOVE SONG』
マジでいい曲なんだよなこの曲...
そしてノンストップで『GO!GO!GO!』『ふたりの愛ランド』『東京Doll』

この辺、よく覚えてないんだけど…とにかく最高で脳汁出まくってました笑

しかし『東京Doll』は凄い曲だな...

余談ですが死んだおばあちゃんに加え、チャゲアス嫌いだったじーちゃんも何故かこの曲は好きだったという個人的な思い入れもある曲だったりします(この曲のどこかに年寄りに訴求する成分があるのか…?笑)

で盛り上がりセクションを抜けると『equal』ですよ。

なんだこの凄まじい名曲は...

間違いなくこのライブイチのグッとくるポイントでした、気付いたら素でちょっと涙出てましたし...苦笑

どうしても色々考えてしまう歌詞でもある中、Chageさんのパフォーマンスは“圧巻”のひと言。

ひとつだけ不満を差し込むならば...パフォーマンスのスケール感に対し会場が狭すぎるぞと。

本編ラストも新曲『青い空だけじゃない』

『幸せな不条理』もそうですが、あのキャリアで…ファンに「義理パチ」な感じじゃなく、心から「あの新曲が聴きたい」と思わせる楽曲をリリースしているのには頭が下がります

『終章』も『ロマンシングヤード』も演ってないわけで、チャゲアス曲は有名無名問わずライブのコンセプトにあった曲をファンサの意味合いも込めて2、3曲入れるだけで、むしろチャゲアス停止後の曲を軸にライブを組み立てて全く不満を感じない内容にしているというのは本当に凄いコトだと思います。

アンコールはまさかの『幸せな不条理』おかわり笑

これが冒頭に書いた「この曲もう演っちゃうんだぁ」までも補充してくれる神対応なわけです。

音源でコーラスをしているTHE SOULのメンバーが参加したり、懐かしのプリクラギターを抱えてプロモを再現したり...みたいなのを本編1曲目でやるとライブ自体の流れはブレるので、このおかわりは非常に良かったと思います。

1回目では割と音源通りに、2回目はテンション高くアウトしたフレーズを...とソロを弾き分けていたKBさんの仕事もニクいですな。

オーラスはもちろんツアータイトルでもある『WINDY ROAD』

ゲストで参加したUmiさんは...本編後半で出番のために僕の目の前を通り過ぎて出ていったのでサプライズはなかったです笑

THE SOULのふたり、コーラスのYUKOさんに、Umiさん...とChageさん含め5人のボーカリストがステージ上にいたんですが...

この曲、歌う人が多ければ多いほど良いですね。

会場全体を歌が包み込んで、ひたすらに幸せなオーラが出まくってしました。

まぁボソッと本音を言うならば...曲が始まる前に「Umiさんが2番でリードボーカルとかだったら嫌だなぁ…」とか...ちょっと思ったので、コーラスに終始してくれたのは正直ホッとしました...苦笑

ひとつだけ不満を差し込むならばアゲイン...パフォーマンスのスケール感に対し会場が狭すぎるんだよコノヤロウ!!。


と、いうわけで…本当に面白いライブだと面白いレポートにならんな…

チクショーChageの野郎...最高に面白いライブしやがって!!!

と、謎の悪態を付いて締めとさせていただきます苦笑。

長々と失礼しました。

【セットリスト】
幸せな不条理
[7]
笑顔見せて
No.3
謎²遊戯
赤いベッド
春の雪
機嫌が悪いの
流れ星のゆくえ
トウキョータワー
もうひとつのLOVE SONG
GO!GO!GO!
ふたりの愛ランド
東京Doll
equal
青い空だけじゃない
[アンコール]
幸せな不条理
WINDY ROAD

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