【2023/5/25】ASKA@東京国際フォーラム
ASKAのライブを見に東京国際フォーラムへ。
最近の感じから、高いモチベではない…といいつつ、同じように特に期待していたわけではないクラプトンにチョーキング一発でぶっ飛ばされたように、“いい意味の裏切り”を期待して望んでもいたわけですが…
結論から言えば…
まぁ…想定内
てな感じでした。
ツイッターなどでは声の調子など絶賛されてるんですけど…僕が過去を美化しすぎてるのかなぁ?と悩むんですよね…
これを絶好調と称するのは逆に失礼じゃね?と感じるのですが…
ライブ全体としてはアンコール無しでフィルムtoフィルムで完結する構成の復活、衣装の色味wなどチャゲアス時代というか、ある種原点回帰的なものを狙った内容、という印象を受けました。
と、いうわけでレポートへ
(ネタばれdisありありなので読みたくない人はここで閉じてください)
定刻が過ぎ、客電が落ちると共に緞帳に映像が映し出されます。
なんでしょう…僕のセンスが追いつけず理解できてないのかもしれませんが、"フリー素材を繋げただけ"のようなイメージ映像にスタッフロールなどが流れる感じです。
決してオープニングへ向けてテンションが上がるような内容ではない...と...思います。
これは全体を通して感じたことなんですが、コンサートっていうのはフロントマンの演者だけではなく、照明や音響など様々な演出が絡み合って完成されていくものなんだなぁ…ということを…改めて感じましたね。
そんなフィルム終わりで
”うぉんうぉんやうぉーんやーうぉー”
チャゲアスの隠れた名曲、そのシャウトがライブ映えすることでお馴染みの『Trip』でスタート。
噂に違わず、伸びのあるボーカルが印象的です。
がっ…何か…歌が…“入って”こない…
もちろんSNS界隈のモロモロでの先入観や冷めもあるんですが、そうではなく単純にこのライブ空間にイマイチ没入出来ない感じ…
ここが先に述べた演者だけでなく”色んな要素”が絡み合ってのライブ、というのに繋がります。
あくまで“僕個人の感想”ですけど…
・先述のようにオープニング映像が客の期待値を上げるような内容じゃない
・照明がダサい
・全体の音がイマイチ
など...「歌」を支えるべき要素が微妙で相乗効果が薄い気がしました。
特に気になったのが照明。
自分の席がかなり後ろでステージを見渡す感じだったのでより気になったのですが、全く効果的じゃないんですよ…
頻発するよく分からない模様がクルクルするヤツは、悪目立ちして音楽の足を引っ張っている気すらしました…苦笑
音もクラプトンの時に、武道館みたいな会場でドラムのゴーストノートやギターの弦の擦れる音までハッキリ聞き取れるようなクリアなサウンドを体感した後なので尚のこと気になりました。
と、モヤっているうちに続いて『自分じゃないか』。
これは良かったですね、『未来の勲章』や『We Love Music 』などもそうですが、シンプルなフォークロックスタイルの曲は今の感じにマッチする印象があります。
3曲目...えっと...なんだっけ?この曲ぅ~?と思ってたらサビで判明した『地球という名の都』
なんか原曲の良さが全然出てない印象だったんですが…元曲のデータを流すなどして忠実に演奏して欲しかったです…
続いても…あれっ?何か知ってるけど…最近の曲だっけこれ…と思っていたらサビで判明する『こんなふうに』。
好きな曲なんですけどね…これは誰に限らずですが、元々バラードにリズムを入れたアレンジするとイマイチになりがちという”あるある”かと。
続いてポリスの『見つめていたい』…ではなく『憲兵も王様も居ない城』
意外といっては何ですが、この日1、2を争う位にグッときた曲。
こういう高度な音楽性で組み立てられた曲の方がブレなく楽曲が立体化される気がします。
全体を通してTMP、B&W、BOBあたりの曲が好印象でしたね。
ここからしばらく割愛…
知らない曲もあるし…微妙に夢の世界に…いたとかいないとか…苦笑
でも『C-46』は素直に良かったです。
客観性の高い物語のある歌詞と完成度の高いメロディーがブレずに立体化されている印象でした。
がっ…この次の…『はじまりはいつも雨』…
僕が聞いてきた史上ダントツで最悪の出来
イライラしてマジで席を立とうかと思いました…
全体を通して…“歌が雑”な印象が目立ったのですが、それにしてもこの曲のパフォーマンスは酷かった…
声の調子がいいが故なのか“意図を感じない勢いまかせのフェイク”が耳障りだし、とにかく歌から何も伝わってこない…
もっとも、これは他のバンドでも”やり飽きてる大ヒット曲あるある”の症状なのですが…あまりに…でした。
と、どよーんとテンションが落ちた後の『しゃぼん』がメチャクチャ良い、というね。
ここに来てやっと歌に“魂”が入った感じ。
かすれ気味にシャウトするロングトーンなど、“これよこれ!!”とアガりました。
なのにここで小休止…
これ、やるならステージからハケてしっかり2部構成にしてほしいです。
環境が良いならいいですけど、現状こっちサイドの立場の人間にとって、だらだらステージにいてしゃべる演出とか…1ミリも笑えないし話も入ってこないんですよね…
まぁトイレ行ってロビーにいましたケド…
娘サマのお歌の発表を挟んで後半へ。
英語の曲とか歌った後に『東京』。
騒動後に出た曲では一番生で聞きたかった曲なので、これは嬉しかったです。
で…『太陽と埃の中で』『モーニングムーン』の黄金コンボ。
ここくらいは…頭を馬鹿にしてノラせてください…苦笑。
もう強引に脳内を空っぽにしましたよ…
まぁ…人生で一番たくさん聴いた曲である『太陽と埃の中で』をもう一度聴きたくて、ライブ参戦を決めたんでね…
あとこの2曲は久々ということもあり、『Love Song』や『はじまり~』などとは違って歌に緊張感があったのも良かったです。
さて少し脇道にそれますが…このライブ通してすごーーーく気になったコト…
おそらく本人的には単純に“そういう気分”とかそんな理由なんだろうけど…
謎の…
“ハンドマイクブーム”
マジ何なん?
『Trip』とか『太陽と埃の中で』なんて、スタンドマイクでどっしり歌ってほしいのよ…ハンドマイクで頻繁に両袖をウロウロするの…演歌歌手みたいで微妙でした…苦笑
閑話休題
この大物2曲の次は…ガッツリ知らない曲w
『どんな顔で笑えばいい』て言うんですね…
Tシャツにハンドマイクであの打ち込みのリズムだと…なんか立ち姿がファンモンみたいでしたw
で…盛り上がりセクションの最後は…『今がいちばんいい』
今更、隠しませんよ…、この曲…
ハッキリと”嫌い”ですw
イントロのSE聴いてテンションがダダ下がり…、アッパーな曲だけにステージと自分の気持ちに生じる温度差がシンドイです…
でもこの曲で座りだした人が僕以外にも周囲に結構いて安心しました…苦笑
続いて“臭わせ”をしていた『On Your Mark』
この曲に関して言うと、そもそも僕は…絶頂ファンの90年代当時から一貫してあんまり好きではないので、特に可もなく不可もなくさら~~っと聴いてましたね。
壮大なメロディはASKAらしい名曲です。
ラストは…こちらも知らない曲w(『I feel so good』ていうらしい)
初見で悪いんですが…にしても…最後には弱くないっすか?苦笑
聞きとれる限りで歌詞もなんか…凄く…”ふつー”というか…ウン…とにかく弱いってw。
新曲で締めるにしても他にあるような気がします…。
と、いうわけでまぁここ最近、生で見ても配信見ても感想はほぼ一緒なんですよね。
部分部分では素晴らしい時間もあるんだけど、それが細切れで持続しない…という印象です。
あとは明らかに歌が雑な曲がちょくちょくあるのがメッチャ気になります…
この辺は外部ディレクションする人がいないセルフプロデュースの弊害なんですかねぇ…。
何が一番切ないって…
多分SNSだイベだ陰謀論だが無かったとしても、多少書き方が甘くはなれ、あのライブ内容だと似たようなレポになるだろうなぁ…と感じることだったりします…苦笑
■セットリスト
1.Trip
2.自分じゃないか
3.地球という名の都
4.こんなふうに
5.憲兵も王様もいない城
6.LOVE SONG
7.風の引力
8.どうしたの?
9.青い海になる
10.C-46
11.はじまりはいつも雨
12.しゃぼん
13.You raise me up
14.僕のwonderful world
15.東京
16.太陽と埃の中で
17.モーニングムーン
18.どんな顔で笑えばいい
19.今がいちばんいい
20. On Your Mark
21.I feel so good
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