見出し画像

お掃除の資格、クリンネスト1級をユーキャンで取得④ - 感想

お掃除の資格 クリンネスト1級取得のためユーキャンを受講したお話4回目です。
講座を通してわかったことや、受講して変わったと思うこと、良かった点イマイチだった点などの個人的感想を率直にお伝えしたいと思います。
受講検討中の方の参考になりましたら幸いです。

1. 「汚れの段階」という視点

まず、すごく勉強になったと思うのが、「汚れの段階を見極めて落とし方を決める」ということです。
以前の私はとりあえずクロスで水拭きか、タオルやスポンジで洗剤拭きしてましたが、ホコリだけなら水で濡らさない方が良いなど、汚れの段階に応じた適切な落とし方があることがわかりました。
また、時間とともに汚れの段階が進むということを知ったので、早めに落としておこうという意識が生まれました。

2. ブラシは便利

この講座を受講するまで、私はブラシというものを掃除に使うことがほとんどありませんでした。
使う道具といえばスポンジクロスやマイクロファイバータオル、スポンジなどで、あとは洗剤パワーで落とす、という意識でいました。
が、講座で習ったとおり両面ブラシを使ってみて、ブラシの便利さに目覚めました
掃除道具として普通に売ってるのに、なぜ買おうと思わなかったのか…。
たぶん、商品を見ただけでは使い方がイメージできなかったんだと思います。やり方を習うって大事ですね。

私は洗剤の使い分けは得意だったんですが、道具も汚れのタイプや対象箇所に応じて使い分けるのがプロの技だと気づくことができました。

3. 洗剤のこと

洗剤についての基礎知識編は、「洗剤のことをなんにも知らなかった素人さんが、ちょっとだけ洗剤への意識が高まったよ」くらいにはお勉強になります。が、「お掃除スペシャリスト」というなら、もうちょっとつっこんで解説してほしい。。正直言ってプロレベルというほどではないと思いました。

具体的には、「洗剤の種類」について、pH(アルカリ性〜中性〜酸性)で分けているだけです。界面活性剤と漂白剤とアルカリ剤などの説明なし。
「塩素系漂白剤=強アルカリ性洗剤、混ぜるな危険」って、ええ〜それだけ? 中性洗剤とセスキ炭酸ソーダの違いも、テキストからは「中性とアルカリ性の違い」としかわかりません。pHだけの話じゃないと思うけどな…

あと、これは仕方ないと思いますが、洗剤の商品名が一切出てきません
ハイターとかマイペットとかウタマロクリーナーとか、具体的に言ってくれた方がわかりやすいと思いますが、そこは大人の事情というやつですね。
通信講座じゃなく講師から直接習うハウスキーピング協会認定講座ならおそらく、質問すれば商品名で教えてくれるだろうなーと思います。

というわけで、洗剤についてはもっと他の本でお勉強した方がいい!というのが個人的な感想です。

4. 掃除以前に、掃除しやすい家にする必要がある

あともうひとつ、つっこみたい点。
一般家庭が、こんなミニマリストみたいな部屋なわけがない。

動画やテキストに出てくる家が、モデルハウスみたいにモノが少ないんです(実際、モデルハウスで撮影したっぽいですが)。

例えば棚の上を掃除するときに、「モノを片方にどけて半分掃除してから、モノを反対に移してもう片方を掃除する」みたいな流れ。
これが、あまり片づいていない部屋で、棚の上いっぱいにモノがあったら?
うんざりするほどめんどくさい作業です。
でも、一般家庭は普通にそのくらいモノが置いてあると思うんですよね。

クリンネストを受講するのは整理収納アドバイザー資格取得者が多いと思いますが、そういう方は、自宅もかなり片づいているでしょうからラクだと思います。
でも、整理収納アドバイザーの勉強はしていなくて、クリンネストの勉強だけ始める人は注意して下さい。

「掃除→片づけ」より「片づけ→掃除」の方が、順番としては効率的です。
散らかったモノが少ないと断然掃除はラクになります。

最後に。

前の記事で『34,000円払ったのだから、本当の意味でスキルを自分のものにしたいと思いました』とか大層なことを書き、実際、テキストに書かれた掃除をひと通り実践しました。

ですが、本当に確実に自分のものにするには、同じ流れを繰り返し2周目3周目も取り組んだ方が良いと思います!
できれば、あまり間をあけずに。1回やっただけじゃ忘れます。

意識せず自然と行動できるような習慣化こそが大事だと思います。
私はそこまで身についたとはまだ言えないので、今後も学びを継続したいと思います。

思っていたより長く、4回も書いてしまいましたが、このシリーズはこれで終わります。読んで下さってありがとうございました。
どなたかのお役に立てば幸いです^_^



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?