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みんな早めに婦人科行こ!気がついたら卵巣嚢腫だった話

イワヤンさんの「妊娠して、流産した話」を読み、いろんな感情が生まれ、かけたい言葉も沢山出てきた。っていうのも、わたしはそんな事情をつゆ知らず、病院からイワヤンさんが向かう仕事先で彼女を待っていた当事者の1人だったからよりリアルで。

体調が悪そうなのに(病院に行くというのは聞いていた)必死で連絡くれていたのを思うと、あの時もっと配慮してあげたかったな、と思う。

メッセージを送りたいな、とも思ったけれど、私がかけられる言葉なんてチープでイワヤンさんのためになるか、そっとしておいた方がいいんじゃないかと思い悩み。

そこで

今後、出産を考えている方やそういう方と働いている皆様の相互理解の何かに役立てば嬉しいです。(引用:妊娠して、流産した話)

というイワヤンさんの気持ちを汲めたらいいなという形で、わたしも27歳働く女のリアルとして「絶賛、卵巣嚢腫で手術することになったぞ」って話を書くことにします。

お医者さんによると「婦人科系の病気は誰もがかかり得る可能性があって早期発見が重要」とのことなので、この記事を読んで少しでも検診に行ってくれる人とかが増えたらいいと思います。あとは、結構体験してびっくりしたこともあったので、知識としてシェアします。

婦人科に行ったら、腫瘍があった

もともと生理痛が酷いくらいに重かったので、低容量ピルを処方してもらうために婦人科に行っていました。病院に行きはじめた時の初期検査で腫瘍が発見されて。かといって、あまり大きくなくて痛みもなく、特に何も突っ込まれなかったので放置。「お医者さんも何も言ってなかったし、結構みんなあるものかな〜」って気にも留めていませんでした。

しばらく後、直近3月の定期検診で「お腹に痛みはないですか?」と言われたので、「全然ないです!」って元気にお答えさせていただいたんだけど、お医者さんからは「腫瘍が手術に卵巣嚢腫かもしれないから、一度手術できる病院で検査した方がいい」と伝えられました。

クリニックで「好きな病院選んでください、紹介状書くので」と、まさかなことを言われて「そんなこと言われても、婦人科の優秀な病院詳しくないわっっっ!」と非常に困る。で、受付でめっちゃ検索する。

動揺してるのに病院検索しなきゃいけなくて、まじでこの課題解決するスタートアップはよ、って思いました。

卵巣嚢腫でも全然痛くないよ〜

病院、怖いんですよね。いい歳して。手術もしたことないし。

だから大きな病院に行ってと言われても、数日放置していました。出会った人に「なんか検査行かなきゃいけなくて〜」と口走っていたら、怒られたので予約とって行くことに。

友人のちえみちゃんが前に入院してたので、「同じとこにいこ〜、お揃い!」なんてかるーく大学病院に予約をとって病院へ。

卵巣腫瘍はその時、6cmになっていました。わたしの場合、発見が早かったので、見つかってからこれを書いてる今も、全くどこにも違和感も痛みもないんです。仕事とか運動とか食べ物とか、超普通です。

婦人科系の病気は痛みも大きくならないと出にくく発見しにくい、とお医者さんに言われたので、わたしは早く見つかってよかったです。進行すると卵巣を摘出しないといけなかったり、茎捻転といって、腫瘍が大きくなって卵巣の茎がねじれてしまう病気に発展することもあるそうです。

ちなみに、病院で伝えられたのは以下のとおり。

*****

・(良性だとは思うが)悪性でないと判断するのは精密検査をしないとわからない

・おそらく脂肪や歯、髪の毛などが卵巣に溜まって腫瘍になってしまう?タイプの卵巣嚢腫

・腫瘍は薬などで治ることはなく、手術しないと治らない

・卵巣全摘出ではないが、生殖機能は低下する

・再発する人もいる

*****

「妊娠できないかも」と急に不安になる

女性だと、絶対に抱える問題「妊娠できないかも」。生殖機能が落ちると言われたときは、さすがにショックでした。

どうやら緊急性が高いものでもなかったようで、お医者さんからは「妊娠の可能性があるなら、その後に手術しても」と言われたのですが、「や、こっちはめっちゃ働くぞモードだし、相手もいないし、でも手術して将来も子供できなくなったらどうしよ......」と不安モード。

手術しない選択肢もとれたのですが、結局いつか取らなきゃいけないのでどうしよう。の不安にかられ、「むむむっ」という気持ちでした。

とりあえず、親しい人に話して「卵巣2個あるから大丈夫!」とか、「友達でそういう人いるよ!」と言われて元気取り戻し。

あとは、ワンピースとかメイドインアビスとか、主人公が大怪我したり腕とか取れて、劣悪環境で治療するけど負けずに希望に進むアニメとか見て、「あの人たち絶対怪我したら強くなるし、こっちの方が衛生的に良いから、もしかして私パワーアップのチャンスじゃない!?!?」と謎のマインドセットで乗り越えて(これ参考になるかな......)。

悪化するのも怖いし、もうこの際早く手術しちゃった方が良いや!と手術を決意しました。実は数週間、決断するの嫌で病院に行けず、1回検査結果聞きに行く予約をドタキャンして、最終的にちえみちゃんに強制的に予約とってもらいました。

経営してるから?か、あんまり不安でずっと居られない体質のため、合計2日くらいで(早い)不安期間は乗り越えましたが、強めなメンタルの私でも「子供できなくなるかも」は、直面すると辛かったです。

大きな病院だとすぐに手術できない

検査の結果、幸い良性なことがわかったのですが、大きな病院の内視鏡手術は予約でいっぱいなんです...!次に予約がとれるのが7月で3ヵ月以上先なんですよね。「まあ、ないと思うけど痛みや出血がでれば、緊急で開腹手術になるからね〜」と、ふわっと言われました、先生よ...。

5日〜1週間くらい入院して、そのうち1日が手術だそうです。

病気が進行している人であれば、開腹手術になって痕が残っちゃうこともあると思うので...何回めだよってかんじだし、自分のこと言えませんが、お早めに病院に行ってね...!特に生理痛重い人は絶対行こうね。

ちなみにクリニックから手術日程が決まるまで、検査などもあって2ヵ月くらいかかりました。(途中病院に行く日程が合わなくて遅いのもあります)


ということで、わたしはまだ闘病?進行中なのですが、「まさか自分がそんなことになるなんて」というお気持ちです。幸いにもismには女性しかいないので、みんなにもすぐに話せたし、頼りになる人たちばかりなのでお仕事関係などは安心。

入院中も家族が休みとるって言ってくれたり、会社のメンバーや友人たちが、看病に張り切ってくれているので(ありがたや〜)楽しく過ごせそうです。

とはいえ、経営していていきなり病気になると本当にびびる。女性経営者のリアル。

お仕事先とかに心配かけるかな...と、この案件は公開するかお蔵入りしようか迷ってたのですが、イワヤンさんに勇気をもらったので。1人でもこの病気について何か考えてくれる人が増えるのなら、わたしもこの病気を「部屋の中のゾウ」にしないようにしようと思います。

「部屋のなかのゾウ」ってなんやねんって感じなんだけど、皆が見て見ぬふりをするような問題を英語では「Elephant in the Room」というらしく、それを無視しないでほしいという一節があった。(イワヤンさんのブログ引用)

せっかく書き始めたからには、身を呈して実際に手術するときはまた大変なこととか体験して、ネットのコンテンツとしてまだまだ少ない婦人科系の病気のリアルをお届けできたらいいな、と。

私はちょっとバグってるくらいに楽観的思考とダークサイドからの復帰力高いので、「卵巣嚢腫いえい!ってかんじで言われるから、どう反応して良いかわからない...」と知人に言われるのですが........

いまの心境は、まあ悩んでも何もよくならないしな、ってかんじで相変わらずです。「つらかったよね」「大変だよね」って感情は、あるのかもしれないけれど、今はあんまり自覚していないので、とりあえず入院前にismメンバーでダナン行くし、手術までは頑張って生きたいと思います!



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