メタバースには神社が必要ではないでしょうか
一つ前の記事に書かせて頂きました通り、大変光栄なことに先日神田明神にてアートの奉納式とライブペイントをさせて頂きました。
奉納させて頂いた作品はVR空間に描いた立体絵画
「Crypto Zinja 神田明神之図」
昨年始動したCrypto Zinjaプロジェクトは日本の伝統文化とメタバースやNFTなどの新たなテクノロジーを融合させたアートプロジェクトです。
メタバースやブロックチェーンなどのテクノロジーは社会や人類にとって人生の可能性を拡張する素晴らしいものです。
これまでにない豊かな経験をもたらすものになるでしょう。
それは若者の新たな活躍の場所、というだけでなくご高齢の方や障がいのある方にも生き方を広げてくれます。人種、性別、ルッキズムに捉われる事もありません。地域格差も無く、ネット環境さえあればどこからもアクセス出来ます。コスト削減、環境保善にも繋がる効果を生み出せます...。
もちろんまだ課題点は多いものの、あげればキリがないほどに様々な点から社会や人類の可能性を拓くものです。となると、確実に一過性のブームで終わるものではありません。
ただ、可能性があるだけに「儲かる分野!」「今がチャンス!」とビジネスチャンスばかりが語られがちです。
もちろん、非常に素晴らしい事でもありますが、まだこれから出来ていくであろう形の定まらない世界です。
人々が純粋に魅力を感じて集まって来る前にそういった話ばかり見聞きすると、盛り上がっている一方で怪しい、怖いなど嫌悪感すら抱く人もいるのが現状です。
また、急速に成長しているため法律やガイドラインは追いついていません。無法地帯か、規制に縛られた世界になる恐れがあります。人生の一部を過ごす場所となると、そのどちらであっても人々が心を許せる素晴らしい場所にはなりません。
私はこれらの問題から、メタバースには神社が必要なのではないかと感じています。
神社は、
・心の拠り所になる普遍的な価値ある場所
・あらゆるものに神様が宿るという考え方から、感謝と思いやりに溢れる祈りの場所
・他の神様も受け入れる、多様性を重んじる和の精神(非中央主権的でもある)
この先、メタバースがより発展していくためには理屈ではなく、心で感じられる魅力に溢れた神社のような場所との繋がりが必要だと思います。
そして、現存の神社とご一緒したいと思っていたところ今回神田明神とのご縁に恵まれました。
神田明神は江戸総鎮守であり、1300年の伝統を守りながら常に新しきを取り入れ進化を続けている神社です。
ご祭神は国造りを成された大己貴命(だいこく様)と少彦名命(えびす様)、そして武士の先駆け「兵」(つわもの)として民のために命を懸けて政治改革に挑んだ平将門命です。新しき世を創る人々を見守って下さる神様なのです。
今回の企画はまさに神田明神と取り組ませて頂くべきものだと感じ、ご縁が繋がった事にとても感激いたしました。
尚、「Crypto Zinja 神田明神之図」は全体像は神田明神に奉納し、空間を88分割したNFTアートとして9月に販売を予定しております。(売上の一部は神田明神へ奉納、本プロジェクトの運営・発展に使用させていただきます)
今後のCrypto Zinjaの展開としては、地方の神社仏閣ともコラボレーションさせて頂き、過疎化して人目につかなくなった神社の復興のきっかけになる企画も試みたいと思っております。
また、メタバース上での国境を越えた祭りなど海外展開もしたいと考えております。
まだまだ始まったばかりの本プロジェクトではありますが、継続的に神社とメタバースを繋ぐ架け橋にしていけたらと思います。
私の人生そのものが神社や日本の文化と、テクノロジーによって拓かれていますので、伝統に愛と敬意を払い取り組ませて頂きます。
是非応援して頂くことで、一緒に新たな世界を創っていく一員になって頂けましたら幸いです。
長文最後までお読み頂きありがとうございました。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします!
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