5/4+1/3=19/12=1 7/12 だとバツ 5/4+1/3=19/12(1 7/12)が正解  イスラエル、難民キャンプ爆撃29人死亡


「4人に3個ずつ配るには何個必要か?」、算数教育界で正しいとされる式は、4×3、3×4、どちらか?これは、私のような順序批判派であっても、「彼らは3×4の方のみを正解にする」とわかる。

「3%食塩水100gには3gの食塩が含まれる。では、3%食塩水400gには何gの食塩が含まれるか?」だとどうか?以前、ツイッター(x)で、「4人に3個ずつなら3×4が望ましい」と言う人限定で、400×0.03と0.03×400、どちらが望ましいか質問したら、400×0.03が望ましいとした人が4割、0.03×400が望ましいとした人が2割、この場合は4人に3個ずつと異なりどちらでもいいが2割、その他が2割と、意見が分かれた。

 以前、横浜市教委指導主事とやり取りしたことがある。その人は、「4人に3個ずつ」では「4×3のみが正解」といい、足し算の増加と合併だのの馬鹿げた区別も「当然のもの」という認識の、典型的な超算数論者である。その彼に、「長方形の面積を横×縦をバツにすることはどう思うか?実際そういう教員がいる」と聞いたら「それはあまりに馬鹿げている」と言っていた。五十歩百歩、目糞鼻糞を笑うの典型例である。

そうすると、「4人に3個ずつでは4×3のみが正解」、「長方形の面積はどちらも正解」が、算数教育界のスタンダードだろうと推測できる。では平行四辺形の面積を高さ×底辺とするのは、算数教育界では〇かバツか?

 平行四辺形の面積は長方形に変形して縦と横を掛けるんだから、長方形同様どっちでもいいかと思いきや、件の指導主事に言わせると「底辺×高さじゃないとダメ」だという。国立教育政策研究所に勤めている人も同様のことを言っていたので、算数教育界のスタンダードなんだろう。

 では、直方体の体積は?縦×横×高さの順にしていないからバツ、と言う実例はあるが、これは算数教育界のスタンダードなのか、その教員個人の暴走なのか、私には判断できない。

 私が今仮に「算数教育界に全面屈服しよう。7人に5個ずつ配るには何個必要かで、7×5はバツにしよう」と決心しても、〇にすべきなのかバツにすべきなのか判断に迷うケースが出てくるだろう。

 途中式だけじゃなく、最終的な答えの書き方に関しても同様である。
1/2+1/4=0.75  0.5+0.25=3/4 これらは正解、不正解、どちらが算数教育界のスタンダードなのか?わからないけど、1/2+1/4=3/4  0.5+0.25=0.75なら正解だろうから、「分数の計算なら答えも分数、小数の計算なら答えも小数」と教えておけばいいだろう、となるかもしれない。「1/2+0.25の場合はどうするの?」と質問されないことを祈るしかない。

 4.2+0.8=5.0 が減点になってSNSで話題になったことがある。「これは5と表記できるんだから、余計なものがついている5.0は減点」が算数教育界のスタンダードなのか?でも、「分数の計算なら答えも分数、小数の計算なら答えも小数」の類推から、「小数第1位までの小数同士の足し算なんだから答えも小数第1位まで書くべき」ということもあり得る。

 算数教育のおかしな採点基準というのは、そのことの是非を度外視しても、非常にわかりにくく恣意的なものである。教員の立場でも同様だろう。だから、「とにかく模範解答と全く同じじゃないとダメ」と指導する教員が出てくるのは必然である。

 5/4+1/3は、19/12(仮分数)とすべきか?、1 7/12(帯分数)とすべきか?
問題が5/4と仮分数になっているから答えを仮分数、と言う教員もいそうだし、帯分数じゃないとダメ、と言う教員もいそう。

で模範解答は、↓となっている。どっちでもいいみたい。

ところが信じられない採点をする教員がいる。「とにかく模範解答と全く同じじゃないとダメ」で、文字通りこの通りに書かないとダメ、と言うケースが複数報告されている。

5/4+1/3=19/12=1 7/12 だとバツ 
5/4+1/3=19/12(1 7/12)としないとダメ

ということになる。

算数教育界の闇は深い。


↓ イスラエル軍、ガザ南部ラファの難民キャンプを爆撃、29人死亡
(見出しはbe動詞省略、過去も現在形で表すので、Dozens killed は「数十人が殺された」の意味

イスラエル軍の蛮行を許すな。
イスラエルを支える米国、日本弾劾!

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