二七章 国体ロードレース
全5週回、距離は88km。アップダウンが激しいコースでこれほど得意なコースはなかった。コンディションとしてはベストに近かったと思う。勝つことだけを目標にしていた。そしていつもより気が軽い気がした。関東の時と近いような何となく勝つ予感もしていた。シーズン最後の全国大会。自転車を初めて2年と少しだが全日本、インハイと全国での結果を出せずにいた。結果を出さないといけない。そんな気持ちだった。
展開は驚くほどシンプルだった。序盤から逃げを形成して3人の逃げでレースが進んだ。タイム差は1分ほど膨れ上がったが1週を過ぎる手前で吸収された。2週目で8人の逃げが形成。逃げずらいコースだし逃していいだろうと判断した。逃げに乗っているメンツもいまいち熟知していなかった。逃げとのタイムギャップはずっと1分半をキープしていた。集団は燃え尽きていたが燃え尽きていることを受け入れないでいた。そこに梅澤選手がブリッジをする。正直無理だと思っていたし集団で追うことしか自分の頭の中でなかった。梅澤選手のブリッジは成功。タイムギャップが縮まらないまま最終週に突入。パンチのある上りでアタック。3人で抜け出すことができた。最後は渡部選手にスプリントで負け9位で終えた。
期待を裏切るような本当に酷い走りをしてしまった。考えられていなかった。こんなに悔しいと思ったのは初めてだった。悔しいというより嫉妬に近いと思う。ジュニアというカテゴリーで展開を予想できなかったのも大きな敗因になった。この悔しさを糧に来シーズンは結果に執着して過ごしていきたい。
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