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三十七章 格安航空でいくフランスの旅路 前編

まず、目的が旅行では無いのに対し旅路という言葉は適切なのだろうか。しかし他の言葉が見つからないので旅路ということにしておこう。成田から先、色々なミステイクがあったのだが、自分としては面白く無いので自己中ながら割愛しておこう。また時が経ったときに紹介できれば、と思う。又、今回の旅路は決してお勧めしないと言うことを先にご承知頂きたい。

朝9時成田発ハノイ行きの便に乗る。ベトジェットエアという格安航空会社だ。 A320(型式は知らない)は小型故に風に煽られながら成田を飛び立った。評判では座席が狭いと書かれることが多いが、乗れないことはないし寝れないこともない。184cmの自分が乗れるのだから大概の人は乗れるだろう。ただ睡眠に関しては自分がどこでも寝れるような体質なのであてにしないほうが良いかもしれない。
無事にベトナム・ハノイに到着。

次の便までは6時間ばかりあるので少し観光。荷物を空港で預かってもらい、空港からタクシーに乗りベトナム旧市街へ。日本で言う白タクに捕まって鍵を閉められ車内に監禁されたが、運がいいことに車が壊れていた。運転手が代車を探している間に車から降りて(警報器は鳴ってしまったが)公式タクシーに乗った。東南アジアの匂いに若干興奮しつつ、バイク文化に水曜どうでしょう、ベトナム横断回を思い出してしまった。

しかしよく事故んないな、と。
思ってた矢先に事故っていて吹いてしまった。

そんなこんなで次はインド・ムンバイへと向かう。ベトナム→ムンバイも同じくベトジェとエアにお世話になる。何事もなく出国できるかと思ったがチェックイン時に問題発生。なぜか自分だけブッキングされてなかった。チェックインカウンターからも追い出され一時は飛び立てないかと思ったが2000円程、ドンに変換して支払うと何とかチェックインできた。

続いて、ムンバイ空港でのミッションは2時間10分でインドビザ取得からAhmadabadの便へと乗り継がないといけない。無事にムンバイ空港にに到着。visa on arrivalというカウンターに行くが審査員がいない。空港スタッフに待ってて、と言われるが時間はない。やっとTheインド人みたいな審査員が来てVISAを手続きしてくれる。審査員を急かす。しかし指一本でタイピングしていて終わる気配がない。またムンバイ空港はWifiも繋がらない。(フリーWifiは現地の電話番号が必要)それも困難を極めた要因であった。更にはビザ手数料に関して、ドルかルピーでしか扱っていないとのことをどこの記事にも書かれているのにも関わらずうっかり自分はドルを両替するのを忘れていた。しかしながら謎に円が使え、ことなきを終えた。

まあとにかく、インド人にお礼をして1時間ほどでビザ取得。走ってカウンターに行くが激混み。カウンターに着いた時は50分ほど出発までの時間があったのでギリギリ間に合ったかと思ったが間に合わず。新しい航空券を取ることにした。

新しい飛行機は6時間後だった。朝の7時の便だ。仕方なく空港で寝ることにした。警備員が多かったので盗まれる心配はなさそう。盗まれてはいけないものを鞄にまとめてそれを枕にして寝た。結局、夢と現実を行き来していた。何せ寒すぎる。風邪を引くんではないかと本気で考えた。例えるなら真冬にTシャツ、短パンでいるようなものだ。極寒の北海道は暖房が完備している故、室温が高く、寒がりが多いと聞くが、極暑のインドでは冷房が完備している故、室温は低く、暑がりが多いのだろうか、、?
そんなことはないだろうが、無事に何事もなく6時間過ごせたのでよしとしよう。朝の3時、4時になっても空港の人がごった返していたのには人口の多いインドならではと思った。東京は人口密度が高いが、朝3時に人がごった返している成田空港は想像がつかない。ここまで来ると日本人らしき人は見当たらなくなる。

さて次の行き先はクウェートだ。ムンバイからクウェートはKuwait airwaysという航空会社を利用する。今回唯一国営の航空会社だ。日本語のレビューはほとんどない。評価するならごく一般的な航空会社だった。ただ一つだけ機内食に関して言えばイマイチであった。不味くはないのだが水に黒い浮遊物が浮いていたり汚く感じてしまった。

他にネタになる話があればいいのだが何事もなく無事に着いてしまった。いやここまでトラブルが多すぎて些細なことでは気にならなくなっているのかもしれない

そのうち一つを挙げると、検査の時に鞄に入れている炊飯器のことを毎回突っ込まれることだ。何だこれは?という目で見られライスマシーンと答えてもピンと来ない。しかし調理器具であることは理解してもらい何とかここまでたどり着いた。「炊飯器=ライスマシーンだと勝手に思い込んでいたが後々調べたらライスクッカーと言うらしい。」
そしてあることに気がついてしまった。空港にコンセントがあり、米も持っている。これは、、? お米が炊けるじゃ無いか!!
お米を空港で炊くという前代未聞の行動がしたいがショートでもしてしまえば、この先の命が危うくなるのでやめておいた。

そんな訳で今はクウェート空港にいる。ここクウェート空港ではムスリムが非常に多い。中東の主要空港(アブダビ、ドバイ)とは雰囲気が明らかに違う。中東にいるんだな、と実感させられる。

次の飛行機は3時間後。

続編期待してもらいたい。


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