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【移住ストーリーvol.003】〜美しい大自然の虜に〜カナダでの海外生活(あゆみさん・女性)

″カナダのアルバータ州カルガリー市へ14年前に移住されたあゆみさんにインタビューをお願いしました″

セカイの住まいでは、実際に海外に移住された「先輩海外移住者」にフォーカスして、なぜ海外へ移住することになったのか、貴重な体験談を取材しています。

どのような経緯で海外へ興味を持ち、実際に移住することになったのか。

一人ひとり違う移住のストーリーをご紹介しています。

【今回ご紹介する先輩海外移住者】

あゆみさん(女性) 国:カナダ 移住歴:14年

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--カナダヘの移住はどんなことがきっかけだったのでしょうか?

日本の大学で英語文化学科を専攻していた私は、卒業後英会話学校への就職が決まりました。

まだ20代はじめだった私は、同僚だったカナダ人男性に恋をしました。その当時、職場内恋愛禁止法や言葉や文化の壁、将来性など何も考えず、自分たちだけで燃え上がって結婚を約束して、カナダ人の彼とカナダへ引っ越してきました。つまり国際結婚をするのがきっかけでした。

カナダのウィニペグという、ド田舎でとても寒い土地に引っ越しをしました。カナダへやってきた時は12月。長いフライトの後やっとカナダに着いたと思ったら、外は-35度の寒さ。仕事も辞め、家族・友達からも離れるという覚悟を決めてカナダに来たのに、大きな人生の間違いをしたのか、と一瞬思ったことをまだ覚えています。-35~-40度というのはバナナがすぐに凍るという感覚です。そんなこんなで結婚式準備をしていた矢先、彼の浮気が発見してその彼とはお別れすることに…。入国早々にシングルになったのですが、今もなおしつこくカナダにいます(笑)

2021年でカナダ15年目に入ります。早いものですね~。

--いつ頃から海外移住ヘ興味をもっていましたか?

大学時代、カナダのバンクーバーに3か月間留学した経験があったので、その時からカナダへの興味はありました。

短い留学経験が楽しい思い出だったからだと思います。その何年か後に、カナダ人の恋人ができ(一緒にカナダに引っ越した人)、さらにカナダへの興味がわきました。子供の頃から海外に住むことには興味がありました。未来の自分へのレターには、いつも外国に住んでる自分のことを書いていました。

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--移住するにあたって、お仕事での不安はなかったのでしょうか?

はい、ありました…!

私のカナダでの初めての就職は、コストコのレジアシスタントです。レジでスキャンされた商品を袋に入れるんですけど、商品パッケージで手に擦り傷が付き毎日手がボロボロで…

他を探しても、日本食レストランでのお仕事しかありませんでした。

どちらの仕事も自分に向かずスパっと辞めました。その後一念発起し、建築学校へ入学を決意!卒業後に今の設計事務所でストラクチャーデザイナーとして再就職しました。

--いつ頃移住されたのでしょうか?

25歳の時です。


--カナダヘの移住にあたってどのように物件を探されましたか?

私は彼が引っ越した場所でもともと生まれ育ったので、初めは彼の家族のおうちに数か月お世話になり、落ち着いてから自分たちが住む場場所を探しました。

--移住についてご家族の反応はいかがでしたか?


もう、それはそれは大反対でした。私は田舎育ちで、おまけに一人っ子。

父は長男で、私が家を継がなかったらどうだこうだと…散々揉めましたね。ましてや、彼との国際結婚などは問題外!(笑)その頃は、母親は毎日泣き通しだし、父親は部屋に閉じこもるなんて事もしょっちゅう…(汗)

でも、1年ほど時間をかけ、彼と一緒に国際結婚と移住を受け入れてくれるように、根気よく両親を説得し続けました。その甲斐あって、移住直前は家族親戚でお見送りのパーティなどもしてくれるまで理解してくれるようになりました。

--現地のコロナ事情について


私の住んでいる市は、アルバータ州カルガリー市です。お店やレストランはまだ営業はやっているものの、同じ屋根の下に住んでるもの同士でしか交流はありません。現在は病院や食料品補給以外での余計な外出は原則できません。

子供たちもオンラインで勉強しているケースが多いです。日本と同じように、マスクをつけることも決められています。

それでもまだまだ毎日コロナに感染する人がたくさんおり、毎日ニュースを見るのが辛いです。

今は第二の波が来ているようで、毎日千人をも超える人がコロナに感染しています。早くみんながワクチンを接種できることを願うばかりです。個々の努力が今大切ですね。

私は、完全に家にずっと滞在しており、仕事も在宅勤務になりました。

大好きなベストフレンドとも自由に会えないので、彼女とはZoomなどでオンライン飲みをして楽しんでいます。こういう時期は、ちょっとクリエイティブな思考で、ポジティブにメンタル面でのコロナ対策も考えたいです。

--どのように物件を探しましたか?


・物件を探す方法
現地のコミュニティー掲示板や知人の知り合いなどをあたりました。

賃貸用のホームページなんかもあり、一人でアパートを借りる等もありますが、ルームメートと一緒に住むなんてものよくあります。物件を購入する際は、そのプロがいますので、代理店を通して担当の方を物件を決めていきます。

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--どのように物件を探しましたか?


・物件を探す方法
現地のコミュニティー掲示板や知人の知り合いなどをあたりました。

賃貸用のホームページなんかもあり、一人でアパートを借りる等もありますが、ルームメートと一緒に住むなんてものよくあります。物件を購入する際は、そのプロがいますので、代理店を通して担当の方を物件を決めていきます。

・内見の対応などはどんな感じでしたか?
まず、興味がある物件の担当者に連絡をしアポを取り、代理店などにはいかず直接その物件の建物に行きます。

現地では物件やその建物のアメニティ(ジムや図書館、BBQエリア、予約式パーティルームなど)を見せてもらいます。

物件を賃貸・購入する際、基本的に最初に内見紹介をしてくれる人と今後もお付き合いしていくので、その15分~30分の間でその方の人柄を見て、信頼関係が築けるかを判断します。私の経験上、だいたいみんな良い対応です。

・日本人が契約するときの注意点
月々払う家賃に何が含まれているかきちんと確認すること。電気代、水道代、ネット費など、借りるところにより条件が異なります。また、契約の期間の確認も大切です。月々、半年、一年と契約形式はさまざまです。また、日本と同じように敷金を預けるケースが多いです。契約中に引っ越したりすると敷金が返ってこないので、自分がその場所でどのくらい住めるのか考えたほうがよいです。

購入の際は、ローン以外に建物のメンテナンス費などがかかるところもあるので、月々のローンの支払いと諸経費を頭に入れて契約します。

・物件探しで注意したほうが良いこと
もしルームシェアをする場合、一緒に住む人との相性が合うかどうかは大切です。ベストフレンドとはいかないまでも、平均以上には好感が持てて性格も合う人を選んだ方が良いです。また、家賃・電気代など一緒に払っていくので、お金にルーズでないかはチェックしましょう!共同生活をする上で、ある程度掃除ができる人なのかどうかも抑えておきたいところ。汚れた食器がシンクに3~4日放ったらかしなどはよく聞く話なので…(汗)

一人暮らしの場合は治安ですかね。女性なら一階は避けたいところです。誰かがベランダから侵入するかも…なんてことも女の一人暮らしの場合は考えるので、少なくとも4階より高いところに住みたいですね。

マンションなど購入する場合は、その建物の状態を聞いておくとよいです。例えば、近々屋根の修理が必要と分かっているような物件を購入すると、屋根の修理のため多額の出費が出る可能性が目に見えています。

・こうしておけばよかったと思ったこと
私はルームシェアというものを一度体験しました。その方と相性が合わず毎日が辛かったです…。前述しましたが、誰と住むかでルームシェアでの充実度は大きく変わります!ルームシェアするときは同居人を慎重に選ぶ事をお勧めします。

一人で物件住む場合は、特に失敗や後悔はなかったです。自由で楽しいことしかありません。

--移住してみて感じた事をそれぞれ教えてください。

・移住して感じた魅力的な点
私は移住した初めの1~2年は、気候の差、文化の壁、言葉の壁、食事の違い、国民性の違い(日本人とカナダ人は似ているところはありますが...)で、カナダという国に馴染めませんでしたが、3年もすると自分も周りに溶け込めて、とても住みやすく、カナダが大好きになりました。

移住して本当によかったです!\(^o^)/

私は、現在アルバータ州カルガリーという市に住んでいます。石油ガスなどの業界で有名な土地です。ショップやレストラン、電車やバスなどもあり便利なところです。でも、1時間ほど車をとばせば、ロッキー山脈がきれいなバンフなどに日帰り旅行もできます。山に川、湖、野生の動物たち…それらに囲まれて生活していることによって、心がすっきり洗われる感覚に浸れるんです。空や空気が本当に綺麗なので、それだけでハッピーな気持ちになれますよ!

湖なども本当にとてもきれいで、夏も冬も日本人観光客が多く訪れます。

また、カルガリーはカウボーイの町とも知られており、毎年7月にはスタンピードというお祭りがあります。みんなカウボーイハットや帽子をかぶってワイワイ楽しむんです♪その期間は移動遊園地が設置されたり、ゲームやショーも開催され、老若男女が童心に返ります。カルガリアンであることを誇りに思える時間です。

その一方で、離れているからこそ日本の良さがとても分かりました。日本の四季の美しさ、おいしい日本の食事、世界トップの日本人のサービスと親切さ、日本人女性の美しさ、日本の季節の変わる時の香り…。日本は本当に素敵な国だと感じました。これは海外に移住したらからこそ再認識できたことです。

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・便利に感じる点
日本ほど便利で丁寧な国は世界中にどこにもないと感じます。

日本のサービスや設備を知ってしまっているので、便利と感じることもそこまでないですが、逆に不便と思うこともそこまでありません。便利というのであれば、強いて言えばカード文化でしょうか。日本でもキャッシュレス決済など普及してきているとは言え、カナダは日本を上回る大のカード文化だと思います。日本にいるときは銀行に行くことでさえ面倒に感じるので、ビザカードでどこへ行っても不安にならないところは気に入っています。

・不便に感じる点
お店が早く閉まるところ。日本のように24時間なんでもオープンのイメージでいてはいけません。

カナダに住むと、特に日曜の20~21時以降はどこも閉まっており、シャッター街に変わります。気がつけば周りは真っ暗というケースがよくあるんです。レストランなども早く閉まるので、お店で女友達と話し込んでいると帰ってくださいと言われます。

・遭遇したトラブル 
クマに遭遇したこと。カナダでのハイキングは野生動物に遭遇することがあります。ですので、ハイキングガイドに従うことはとても大切です。春先に友達と山奥へハイキングに行った時、2匹の子熊連れのお母さん熊に遭遇しました。この時期の母熊は子供を守るために凶暴です。気づいたら熊と私たちがお互い向き合って歩いており、10メートル先ほどにいた母熊は私たちに気づき、後ろ足2本で立ち上がり威嚇をし始めました。その大きさは2メートルも超える大きさ…!!

私と友達は一瞬で血の気がひき、無言でゆっくり後ろ歩きをし、熊が見えなくなったところ猛ダッシュで走って逃げました。二人ともあの時は死んだ…と思いました(笑)皆さんもハイキングする際は気をつけてくださいね!

--現地の方とコミュケーションを取る上で気をつけている事

YESとNO!をはっきりさせることがとっても重要です。北米では自分の意見を持つ、主張することはとても大切。

自分の意見は大きな声ではっきりわかりやすく伝えるように気をつけています。小さい声で不安げに話していると、言っていることが相手に伝わらず周りに迷惑をかけてしまいます。

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--現地の国民性を教えてください


長年住んでみて、カナダ人は日本人と似ていると感じています。

私は英会話学校勤務時に世界中の方とお仕事する機会がありました。その中で、カナダ人は日本人と気が合う部分が多いなと感じました。その理由は、カナダ人の勤勉・親切・協調性がある部分とおおらかな方が多い事。そして何よりカナダ人であることをとても誇りに感じています。彼らは、Sorryをよく使うのですが、そういうところもなんだか日本人っぽいなと感じます。

--今後の夢や目標をお教えてください!


今後はさらなるスキルアップに向けて勉強したいです。今やっている設計ストラクチャーデザイナーの仕事の経験をもっともっと積みたいです!また、最近サイドビジネスも始めたため、そちらもゆっくりベースを作って、今後はその2本立てでキャリアを積んでいきたいです。世界共通、一日24時間の平等で限られた時間を一秒一秒大切にしていきたいです。

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~最後に~
--これから移住を考えている移住後輩たちへ一言アドバイスをお願いします!


興味があればなんでも挑戦してみることがとても大切だと思います。やってみて失敗してもそこから学ぶことはたくさんありますし、なにより行動したという満足感があります。経験はお金で買えないし、後戻りしてやり直せるものでありません。

今できることを大切にしてもらえたらと思います。

~番外編・カナダ~
日本人の現地恋愛事情についてもお聞きしてみました(^_^)


●みんなどうやって出会ってるの?
デーティングサイトで出会いを探すというのは多いですね。

バーやイベントなどでも出会いはあると思います。

●日本人はどんなタイプがモテるの?
まさにアジアビューティみたいなタイプだと思います。つやつやの真っ黒のワンレンロングみたいなタイプ。エキゾチックな感じにカナダの男子は惹かれるのでしょう。また、女性らしいやわらかい日本人もモテると思います。

●お付き合いする上で日本と違うと感じた点なども合わせて教えてください。
慣れないとスキンシップのレベルの差が驚く部分でしょうか。ありがとうの返事がキスだったり、公共の場でオープンに抱き合ってキスとか日本人同士ではあまりないかなとおもいます。でも育った文化の違うだけで、相手が好き、幸せになってほしいという気持ちは、インターナショナルだと思います。

●デートカルチャーで日本と違う点はある?
カナダの女性はとても積極的だと思います。女性からアプローチするケースも多いです。

あゆみさんありがとうございました!


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