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【移住ストーリーvol.005】〜アンコールワットで有名な都市シュリムアップ〜カンボジアでの海外生活(Nekoshokuninさん・男性)

″世界遺産アンコールワットで有名な「カンボジア」のシュリムアップへ移住されたNekoshokuninさんへインタビューをお願いしました!”

セカイの住まいでは、実際に海外に移住された「先輩海外移住者」にフォーカスして、なぜ海外へ移住することになったのか、貴重な体験談を取材しています。どのような経緯で海外へ興味を持ち、実際に移住することになったのか。一人ひとり違う移住のストーリーをご紹介しています。


【今回ご紹介する先輩海外移住者】

Nekoshokuninさん(男性) 国:カンボジア 移住歴:一年弱

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--カンボジアヘの移住はどんなことがきっかけだったのでしょうか?


2020年3月末時点で、居住していたタイでのビザが切れる為、一度ビザランで第三国へ出国しなければならない状態でした。しかしコロナ禍で世界中が国を閉鎖していく真っ只中で、2020年3月25日時点でタイから日本人が向かうことが出来るアジアの国は実質、日本への帰国かカンボジアへ空路で入国する方法のみでした。

カンボジアへは奇跡的に飛ぶことになったタイ国際航空の情報を3月25日の昼間にキャッチし、急いで空港に向かい当日発行の片道航空券を空港で購入し、カンボジア幽閉覚悟でタイを後にしたのがきっかけです。バンコクのコンドミニアムは借りっぱなしで空家賃を払い続けています。

タイを出国した翌日、タイも国を完全に閉鎖。予定通りのカンボジア幽閉が確定した訳ですが、空路入国した首都プノンペンは何の魅力もないので、「カンボジアで沈没するならシェムリアップ」という世界放浪者定番のコースを取ることにしたのがきっかけです。シェムリアップは観光地なので、

・食事が美味しい

・カンボジアの他の地域と比べ観光地のわりに物価が安い

・特にホテルやアパート・マンションの家賃が安い

というメリットがあり、町には世界中から社会を逸脱してやってきた人間の吹き溜まりといった側面も見て取れます。今回はこの居心地の良さを求めてシェムリアップへとやってきました。

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--いつ頃から海外移住ヘ興味をもっていましたか?

過去にバックパッカーとして訪れたことがあり、街自体は知っていました。世界的な観光地シェムリアップですが、言ってもド田舎の村に過ぎませんので、都市に住むのが好きな私にとっては、この街の何がいいの?アンコールワット訪問なら1週間で十分でしょ?といった感じで全く興味が無い街でした。

--移住するにあたって、お仕事での不安はなかったのでしょうか?


ネット環境さえあれば出来る仕事をしている為、全くありませんでした。仕事を会社でするのか家でするのか?タイでするのかカンボジアでするのか?それだけの違いであり、ネットがあれば移住先はどこでも可能なので。

--いつ頃移住されたのでしょうか?


2020年3月29日です。

--カンボジアヘの移住にあたってどのように物件を探されましたか?


2020年3月末時点では、いつコロナが終息しタイに帰国できるのか、全く予測が出来ませんでしたが、夏くらいには収まって、帰れるだろうと思っていました。また、ひょっとしたら、あっと言う間に収まって、夏を待たずしてタイに帰国できるかも、という考えもありましたので、昔から知っていたホテルに月極めで滞在することにしました。結果、そのホテルに半年間滞在し、コロナの長期化は年単位で考えなければならないと判断。せっかくなので、この際現地生活を楽しもうと思い、ヴィラかアパートメントを借りようと、町を歩いて物件を探しました。

--移住についてご家族の反応はいかがでしたか?


元々海外に住んでいたので、特に何の反応もありませんでした(笑)

--現地のコロナ事情について


4月・5月・6月の3か月間で120人程が感染し、学校・教育機関は半年間に亘り完全に閉校となっていました。

4月のマスクの着用率は8割以上でしたが、5月になるとマスク着用者は商業施設の店員や警備員くらいと、殆どの人がマスクをしない状態になっており、感染者も殆ど出ないので、コロナなどどこ吹く風といった感じでした。

日本と比べると感染はかなりコントロールされていたと思います。しかし11月中旬から市中感染が広がりを見せ始め、一日当たり、数人の感染が報告されるようになり、現在では毎日のように日本大使館から、感染者情報のメールが届くようになりました。カンボジア国内では一日平均5、6人もの感染が判明している状況で、カンボジア政府は相当の緊張感を持って対応を進めているところです。

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--どのように物件を探しましたか?

・物件を探す方法
街を歩く・自転車やバイクで走るなどして、自分が住みたいエリア、自分の生活環境にあったエリアにある気になる物件を片っ端から見ていくのが基本です。

予約なしの突撃訪問でもオーナーがアパートメントの一室に居住していることも多く、付近の住人に声をかければ、オーナーを呼んできてくれたり、電話で呼び出してくれたりとすんなり事は進みます。コンドミニアム系であれば部屋によってオーナーが異なる為、オーナーに直接電話して問い合わせる形になります。電話番号は物件の部屋の窓や入り口に表示されていることが多いです。ネットで検索して調べたい場合は、Siemreap Rent などとタイプして検索にかければ、部屋のオーナーが直接ネットの掲示板に投稿しているものが多数あり、電話やLINEで問い合わせて内見を予約する形になります。

ネット検索は、相場観を掴めるのでお奨めです。

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・内見の対応などはどんな感じでしたか?
コロナ禍なので、オーナーが対応してくれる場合は是非借りてくれとばかりに大歓迎を受けます。

雇われのスタッフが対応した場合は、内見者が入居しようがしまいが自分たちの給料には一切関係ないので、機械的な対応となることが一般的です。

・日本人が契約するときの注意点
現地事情を理解していない・理解する気がない・日本の価値観を押し付ける等の日本人はトラブルの元なので、自分自身がそういった人間でないか?そういう風に人に見られていないか?を見つめ直しておくことが必要、それ一点に尽きると思います。

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・物件探しで注意したほうが良いこと
シャワーは水シャワーなのかお湯も出るのかの確認は絶対しましょう。カンボジアは水シャワーのみでも暑いので全く問題ありませんが、女性の方はやはりお湯が出る物件の方が良いと思います。トイレの水回り周辺の匂いは必ずチェックしましょう!下水や汚水のにおいが立ち込める物件というのも存在します。つまり実際に入居する部屋を確認しましょうということです。

入居者がまだ出て行っていないから、別の部屋で内見を済ませるなんていうことはもってのほかです。住みたい物件が確定したら、雨の日と夜は現地に絶対訪れましょう。

雨の日にはどれくらいの水たまりが発生するのか?どれぐらいドロドロの道になるのか?を見極めておく必要があります。

夜はどれくらい暗いのか?どれくらい人気が無いのか?カラオケを設置している家は周囲に無いのか?夜はどのくらい深夜まで騒ぐのか?を見極め、自分の許容範囲かどうかを推測する必要があります。日本人であれば近所の騒音というのは即転居に繋がる要因となります。そういったことは現地に来てすぐには分からない為、1〜2か月ホテルに仮住まいして、じっくり情報を集めることをお奨めします。

また、実際に物件に住んでみて分かってくることも色々とあるものです。海外にあまり慣れていない方は、契約をする際、1〜2年の長期滞在を前提としたお試しの1か月という感じの契約で入居されることをお奨めします。1か月住んでみて、結果住み続けたいということであれば自動更新という形にすればいいだけです。カンボジアは商慣習としてマンスリー契約で1か月だけでも可能という物件だらけなので色々と住んでみるのもいいかもしれません。

・こうしておけばよかったと思ったこと
基本、現地の不便さも楽しむことが出来る性格の為、特にありません。逆に、工夫するという発想が大切です。

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--移住してみて感じた事をそれぞれ教えてください。


・移住して感じた魅力的な点
外国人観光客が一斉に消えた時期から住み始めた為、外国人旅行者が町から消え、本来のシェムリアップの素朴な風景のみで、普段は観光客の往来で目に留まって来なかった現地人の生活と言うものが非常によく見える状況となっています。そんな状況の中に身を置いて日々の生活を楽しむことが出来るのは、一生に一度あるかないかの絶好のチャンスだと思います。

例えばアンコールワットはコロナ過でも閉鎖されることなくずっと入場可能な状況ですが、観光客がいないため完全貸し切り状態で観光できます。しかもコロナ過でカンボジア政府が「半年間パス200ドル」というコスパ最強の入場券を発行しており、こんな魅力的な提案はかつて見たことがありません。

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〜最後に〜
--これから移住を考えている移住後輩たちへ一言アドバイスをお願いします!


世界各地で移住した人々と会ってきましたが、いくら長く海外に住んでいる人でも、年月が過ぎていくと、どんどん日本へと帰国していく、それが移住の現実です。(現地人と結婚された方は移住先で住み続けることが多いですが)30代までの若い世代だと自分の能力の限界を感じ、年齢的に帰国してやり直せる間に本帰国。また50歳を超えると年齢的なものであったり、病気がきっかけになることも多く、医療水準が高く健康保険制度のある日本で治療を行ったり、終末医療を迎える為の本帰国となるケースが一般的です。個人的にはそういった移住者をたくさん目にしてきました。

私たちは日本人です。帰るところは日本と言う国があります。その日本に自分が帰ることが出来る場所、それだけは絶対に持っておいてください。

〜番外編・カンボジア〜
日本人の現地恋愛事情についてもお聞きしてみました(^_^)


●どんなタイプ(男女)が多い?
一癖も二癖もある人が多い、変わり者が多い。

●みんなどうやって出会ってるの?
日本人が日本人と出会うのは、飲み会や日本人のたまり場となっている飲み屋です。日本人とカンボジア人が出会うのも飲みの席であったりが殆ど。

●日本人はどんなタイプがモテるの?
男性も女性も色が白ければモテます。

●デートカルチャーで日本と違う点はある?
東南アジアでデートで人気の定番スポットはエアコンが利いているショッピングモール一択です。

Nekoshokuninさんありがとうございました!


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