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直近の医師国家試験:眼科

検査 ☆☆☆

113D4
視力表を別に示す。 視力検査において乱視の軸の決定に必要な部分はどれか。

正解は⑤です。線が薄く見えたり濃く見えたりするかを聞いて乱視か評価します。
①と②は視力を評価します。
③はレンズの度数が適切かの評価に用います。
④は固視灯で、固視できるかを評価します。

参考:視力検査
・Landolt環は下図に示すように大きさが決まっています。1番上の環は幅が1.5mmです。その下は3.0mm
5m離れて検査します。1番上が見えたら視力は0.1以上です。
・1番上が見えなければ徐々に近づいて調べます。
x mで見えるようになったら、視力は0.1 ✖️ x/5 です。
・視力が0.01未満の場合は○○弁という表現がされます。
⇨下に行くほど悪いです。
指数弁:指の数が見える✌️
手動弁:手をどちらに動かしているかわかる👋
光覚弁:光を当てたらわかる🌞🌚
失明:光を当ててもわからない

112A10
遠点が50cm、近点が25cmの成人の眼の調節力はどれか。
a 1.0D
b 2.0D
c 4.0D
d 6.0D
e 8.0D

正解はbです。調節力は 1/近点(m) ー1/遠点(m)  で定義されます。

112B14
散瞳して行う検査はどれか。
a 視野検査
b 調節検査
c 隅角検査
d 両眼視機能検査
e 蛍光眼底造影検査

正解はeです。眼底を見やすくするためアトロピン(抗コリン薬)を点眼して散瞳させます。

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