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業績や案件収支を社内開示するかどうか

原価管理を行う上で一つ壁があるとするなら、社員様への業績開示です。
既に行っている会社様であればなんら問題はないのですが、業績開示、また案件毎の収支開示に消極的な社長様が一定数おられます。

理由をうかがってみると、「内容を知って独立した奴がいる」「自社のノウハウ(?)が他社に漏れる」といったものでした。元銀行員の私からすると取るに足らない事のようにも感じますが、確かに特殊技術で特異性の高いものであればその収益構造は知られたくないかもしれません。

ただ、その場合もルール設定次第で従業員様にも分からないようにぼやかすことはできます。(この辺りはノウハウにも触れるので、ここでの説明は伏せておきます)

ただこの業績開示は、中小企業から中堅企業へと脱皮できるかどうかの分かれ目と考えます。それは従業員様の協力・貢献なくして会社が儲かる事はなく、また部門別業績管理や原価管理の取組みを行っていくことは困難と考えています。

残念ですが、この理解が得られない場合は、当方のコンサルもお断りさせて頂いています。

この問題について、モヤモヤされている社長様がおられましたら、是非、稲盛和夫のアメーバ経営に関する著書をご一読ください。なにかしらの示唆が得られるかもしれません。


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