見出し画像

巨大化する山火事デッキ(赤単色)

こんにちは。セイウチPです。
今回は、2022/4/24 トレカ王My Earth非公認大会で私が使用した「赤い地球デッキ」を紹介します。

🌎巨大化する山火事デッキのレシピ解説

デッキのカードリストはこちら


【対決カード】
巨大化する山火事 ×2
森の木が乾く ×3
雨が降りにくくなる ×3
大気の流れが変わる ×3
温暖化する地球Lv.1 ×2
生態系の崩壊 ×2

【みなもとカード】
二酸化炭素 ×15


このデッキのテーマは何と言っても『巨大化する山火事』の【低コスト高火力】です。

誰が見てもやばいことがわかりますね。
たった4コストで8点も出していいのかと。

その代わりデメリットもあります。

連鎖・特性欄には、プレイ条件が書かれています。
【森の木が乾くと連鎖しなければ、場に出せない】
さらに
【連鎖したカードが捨て場に置かれたとき、このカードも捨て場に置く】

いやいや、そうは言っても、連鎖対象が1個しかないカードと一緒やん?
と思った人もいるかもしれませんが、連鎖対象が1個しかないだけのカードはみなもとさえあれば、単独で場に出すことができます。
しかし、このカードは単独では場に出すことすらできない・・・

つまり、場に『森の木が乾く』を出している状態からしかこのカードは場に出すことができないのです。

「対決に負けると対決カードは全て破壊される」
「常に手札は5枚しかない」

というマイアースのルールではこの条件はなかなか厳しい…

その条件に見合った強さってことですね。

このデッキの連鎖ラインはこんな感じです。

4枚連鎖すれば20点も!

『森の木が乾く』は『大気の流れが変わる』『雨が降りにくくなる』のどちらも連鎖対象になっているので、『雨が降りにくくなる』を飛ばして連鎖させることもできますし、「中抜き」の対策もできています。

話は逸れますが、『大気の流れが変わる』→『森の木が乾く』と連鎖しているところに、あとから『雨が降りにくくなる』を差し込んで連鎖させることもルール上可能です。
意外と知らない人がいるので。

「中抜き」の対策ができていると言いましたが、それは『雨が降りにくくなる』を破壊された場合の話で、『森の木が乾く』が破壊されると、特性上『巨大化する山火事』も同時に破壊されてしまいます。
なのでこのデッキはサポートカードに弱いデッキと言えるでしょう。

しかし、『二酸化炭素』のみなもと4コストだけで20点も叩き出せる火力はすさまじいです。
速攻性があるとまでは言えませんが序盤から高い点数で相手のライフを削っていくことができるので、苦手なデッキタイプと当たったとしても、力押しで押し切れることもあります。

🌎巨大化する山火事デッキの構築について

前述の通り、サポートを使ってくるデッキに弱いので、最初はこのデッキにもサポートを入れて対策をしようと考えていました。

相手の使ってくるサポートにチェーンして使うことで、その効果を無効化できる『続かない活動』を入れようかと。

しかし、このデッキにサポートを採用するには問題点があります。

それは、【対決カードのコストの重さ】です。

先程は低コストで出せる、と言いましたが、それは最大値の話です。
通常はコストが低い1~2のカードとコストの重い4以上のカードとをバランスよく採用することで序盤から手札を消費しやすく事故りにくいデッキになるわけです。

ところが、このデッキの対決カードは、コスト3が6枚、コスト4が7枚と、ちょっと間違えると序盤から捨て場が対決カードで溢れてしまう可能性が高いです。
その上『人』みなもとやサポートカードが手札に来てしまうとほとんどデッキは回らなくなるんじゃないかと考え、『二酸化炭素』単色の構築にすることにしました。

そうすることで初期手札から『二酸化炭素』を多く出せる可能性が上がり、対決カードを場に出しやすくなり、手札事故の回避にもつながると思います。

サポートの採用ができなかった私の構築力が低いだけかもしれませんが(笑)
サポート採用の『巨大化する山火事』デッキを作った方がいらっしゃいましたらこっそり教えてください!

🌎その他の採用カードについて

このデッキではメインの連鎖ラインの対決カード以外にも、2種類の対決カードを採用しています。

まずは『生態系の崩壊』

こちらはいわゆる効果モンスター…じゃなく、効果付き対決カードです。
その効果はぶっ飛んだもので
【場に出したときに、相手の場の「生き物」を1グループ破壊する】
というもの。最強。

ただし、コスト4に対して強さは1しかありません。
これを出したからと言って必ずしも逆転できるとは限らないのでなにげに良い調整のカードだと思います。

しかし、ある程度のみなもとがたまるまでは点数が出せないこのデッキとは相性バツグンで、こちらの連鎖ラインが完成するまでの時間稼ぎや、それ以上の点数を出されたときの保険にもなります。

でも、『生態系の崩壊』を出しながら同時に『巨大化する山火事』のラインを作るとなると『二酸化炭素』が8枚も必要になるのでやはりその前にライフを削りきられてしまうのでは・・・

そんな悩みを解決するのがもう一枚のこのカード

『温暖化する地球 Lv.1』
こちらはレベルモンスター…ではなく、連鎖を持たない「地球温暖化カード」です。
これはレベル1ですが、他にもレベル2~5まで存在します。
それぞれコスパがとてつもなく高い代わりに何とも連鎖しない、という特徴を持ったカードです。

このデッキの場合は他の対決カードが3コスト以上必要なものしかないので、レベル1を採用してみました。
とりあえず戦えるだけのみなもとたまるまでの間、ライフへのダメージを軽減するガード札としても使えますし、連鎖ラインに加えて『二酸化炭素』一枚で3点の追加ができるので、最大連鎖までいかなくても相手の点数を超えることもできます。

これは便利!全赤デッキに入れたいくらい。
人によってはレベル2のほうがいいという人もいますが、私はレベル1が使いやすくて好みです。

🌎デッキの回し方

単色デッキゆえ回し方もくそもありませんが、序盤はひたすら『二酸化炭素』を出すことだけを考えて、手札に来てしまった場に出せない4コストカードはバンバン捨てましょう。
ただし、『巨大化する山火事』は2枚しかデッキに入っていないので1枚は残すようにします。

『生態系の崩壊』が序盤に来た場合は、自分の盤面の『二酸化炭素』が少なすぎる場合は捨てる勇気も必要です。
相手の盤面が序盤から大連鎖してきそうなときは1枚残しておきましょう。

なので、初期手札は
・『二酸化炭素』が3枚以上ある
・コスト4のカードが手札にない
・1ターン目に『温暖化する地球 Lv.1』を出せる
が理想になります。
さすがに全部を満たすのは難しいので、よっぽどどうしようもない場合のみマリガンするようにしましょう。

中盤以降はみなもとの数に応じてグループを分けて出していきます。
『森の木が乾く』と『巨大化する山火事』は分けることができないので、その2枚のグループと、それ以外のグループという形にできるのが理想です。

🌎さらにデッキを強化するなら

一番悩むのはこのカード

『メタンガスがとけ出す』です。
以前の「赤い地球デッキ」紹介でもお話しましたが、このデッキの天敵は

『カーボン・フットプリント』です。
『巨大化する山火事』のラインは『二酸化炭素』4枚しか使いません。
なので、これ一枚打たれるだけで最大20点失うことになります。

なので『メタンガスがとけ出す』を連鎖させて『カーボン・フットプリント』の対象から外れることができれば苦手なサポートもひとつ減りますね。

相手が用意していたサポートを打てなくなるということは、相手の手札の回転にディスアドバンテージを与えることにも繋がりますので、思った以上に有利になります。

🌎カードの入手は現状難しいが・・・

このデッキのカードは『温暖化する地球 Lv.1』以外は全てブースターパックの第2弾に収録されているものです。

現状ではパックを入手する方法はありません。(もしかしたらフリマサイトなどで出品されることもあるかもしれませんが)
私も喉から手が出るほどほしいですが、どこにも売っていないので仕方ないです。

しかし!現在公開中のマイアースのクラウドファンディングで新スタートパッケージが制作されようとしています。

その後もパックの販売の予定があるような話を公式の配信で言っていました。

今後も色々なカードを使ってたくさんの人に遊んでほしいので、クラウドファンディングで成功して欲しいですね。

ちなみにクラウドファンディングの基本コースに支援するだけで、「相模湾パッケージ」という、先程紹介した『メタンガスがとけ出す』や、新カードの海の生き物が入ったスタートデッキが手に入るのでオススメです!

残り日数もわずかなので、興味のある方はお早めに!

次回はまた別のデッキ紹介をしていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?