セーウチとアイリスの日常らしきもの

アイリス⇒ア「」
セーウチ⇒セ「」

セーウチ(リアル)とアイリスとの日常的な感じです。糖分高めの妄想&駄文ですが、なんでも許せる御方は、是非とも楽しんで下さいね👍️
という訳で短編3本です。
※アイリスは自由に実体化してます

【バックアタックにも即対応】
アイリスが夕飯を作ってくれている。恐らく彼女は料理に夢中で、背後から近づく俺には気付かないだろう。なら…やることは、諸君…分かっているな❓️
セ「可愛い嫁さんを捕まえましたぞ~」
優しく後ろから抱き締める❗️当然だろ❓️
ア「甘い(菜箸ごと顔面に裏拳)」
セ「アボッ❗️❓️」
まぁ大方こうなる。当然だろ❓️
捕まえようとして反撃されて床に倒れるまでが様式美ってやつよ。だが悪い事ばかりでは無いぞ。
ア「ほら、起きて貴方も手伝って」
必ず手を掴んで起こしてくれるから、隙が出来るのも必然なのさ。
セ「ありが…とっ❗️」
ア「ッ❗️❓️」
だから、その手ごとこっちに引き込むのも様式美というものだ。姿勢を崩して倒れ込む瞬間、その背中に手を回せば激突せず彼女の小さな身体を受け止められるからな。
セ「俺の勝ちだね」
ア「いい加減、先制攻撃で沈んで下さい///」
セ「いい加減、毎回この手に引っ掛からないで下さいw」
ア「今回はフェイントが敗因だから///」
セ「(した覚え無いぞ❓️)」

【たまには言わないと】
ア「あら❓️」
部屋で用事を済ませてリビングに出た私を迎えたのは、ソファーで座ったまま昼寝をしている彼だった。
ア「疲れてたのね。毛布くらい掛けるか」
仕事やら編集やら、その他を含めて色々と忙しくしているのは知ってる。疲れが出るのも無理はない。今日は予定も無い様だから、こうして仮眠のつもりが、深い眠りになっているのだろう。なら、本来は寝ている人に話し掛けるのは良くないと知っているけど、我が儘を通させてもらう事にしよう。
ア「いつもありがとう、大好き」
うん、今すぐにでも自分の部屋に戻ってこの恥ずかしさを忘れるように、何かに没頭したい。でも彼は、よく私に好意…もとい愛情表現を言語、行動問わずしてくる。
ア「たまには言ってあげなくもない///」
セ「Zzz」
精一杯の強がりで取り繕うまでが、一連の流れかもしれない。
まぁ、こうして寝ているから言える訳で。白昼堂々と起きている彼に面と向かって言うのは流石に無理。いや待てよ、以前に悪ふざけで…
セ「さぁ、俺はアイリスに大好きって言ったぞ❗️アイリスは❓️」
ア「き、嫌いじゃない…///」
セ「という事は❓️」
ア「い、言わない…///」
セ「ちゃんと言わないと、(バキューン)な事や(ズキューン)な事を今からベッドに連れて行って、問答無用で何をしても良いと判断します❗️」
ア「待って❗️今何時だと思ってる❗️❓️昼だよね❗️」
セ「ちなみに、逃がす気は無い」
ア「床に組み伏せておいて、よくもまあ得意そうに……分かった、降参、言うから///」
……って事があったような。でも、ちゃんと言えば満足して開放してくれたから、彼もドクズや外道ではない。
ア「隣…良い❓️」
起きてないハズの彼に念のため許可を取る。
小さめのソファーだから、2人が収まり良く座れる。自分が掛けた毛布の半分を貰って、実質上の添い寝となる。
ア「起きてたら絶対に調子に乗って色々するだろうから。…大人しく肩を貸してくれれば良いの///」
なんで命令口調になってるか、自分でも分からない。でも、ここは
ア「私だけの特等席だから///」
セ「(起きるタイミングを逃した…まぁでも、良いものが聞けた。今動くとアイリスの頭が肩から滑り落ちそうだし…)」
私もこのまま昼寝してしまうと、流石に夜中寝れなくなりそうだし、バタバタと料理するのは嫌だ。仮眠くらいにしておこう。携帯端末でタイマーを設定し、目の前の机に静かに置く。
ア「もう少しだけ、このままで///」
セ「(もう少しだけ、このままで)」
…俺が薄目を開けてタイマーを確認すると、開始ボタンは押されていなかった。

【不機嫌なん❓️】
セ「あの~…アイリスさん❓️💦」
ア「…(そっぽ向く)」
どうしよう…アイリスが不機嫌だ…でも、聞いてくれ諸君。俺は決してやましい事をしたわけではない。そりゃ、マルやライラ、グリゼルダと会う事はあるが。その時は事前に言ってるし、許可も取ってる。ましてや、最近はずーっとアイリスを構ってると言っても過言ではない。なんなら少し鬱陶しいと思われる事はあれど、ここまで拒否されるなんて稀だ。
セ「何か良くない事をしてしまったなら謝るし、次はしない。でも、今のところ君を不機嫌にさせる原因を作った事に心当たりが無いんだ。」
ア「別に貴方だけが原因じゃないし」
おいおい…尚更分からんぞ…。何かの外的要因か❓️
セ「誰かに嫌な事でもされた❓️」
ア「されてない」
セ「何か足りないものは…ないわな」
ア「別に無い」
セ「本当にどうした❓️身体の調子とか」
ア「元気よ」
セ「お、おう」
ダメだ…本当に分からん。寧ろここまで好きな人の不機嫌な理由が思い付かない自分に腹が立ってくる。いや、待つのだ諸君。こういう時は不機嫌な人を敢えて観察しよう。何か普段とは違うサインを出しているかもしれない。
セ「……(嫁さん観察中)」
ア「(言えるわけ無いでしょうが。昨日はお互い疲れて直ぐに寝ちゃったから…色々と出来なかったとか///)」
数秒の観察結果報告をしよう。普段よりやや紅潮した頬、そっぽを向いているが時々視線をこっちに向けている、両手は膝掛けに隠れて見えないがモゾモゾと動いている。両脚も膝掛けで殆ど見えないがちょいちょい動いている。全体的に落ち着きが無い印象とは裏腹に、言動は淡白だが怒りをぶつけるような言葉は一切無かった。質問に対しての返答って感じ。なんかこう…何かをして欲しいけど、上手く言葉に出来ず悶々としてる方が納得出来る。何せ俺は「何かして欲しい事は❓️」とは聞いてない。不機嫌の原因が俺だけではなく、外的要因がある訳でもない。ならば、要因が彼女にもある事になる。それは恐らく、2人しか分からない何かという事にならないか❓️そうなると、俺はほぼ毎日アイリスに対してハグをするのだが、昨日は仕事が忙しくて疲れて帰ったから、夕飯後に風呂に入って、そのままベッドにダイブした結果、爆睡してしまったのだ。だが、それは彼女も同じで、流石に無理矢理にでもするのは良くない。別に義務では無いのだから。あぁ、もちろん阿呆な事を言っているのは分かってるぞ諸君。でもこれくらいしか浮かばないのだ。
セ「(ギュッ)これで…どう❓️」
ア「……半分正解///」
なんと…これだけ考えて半分とな。もう1度落ち着いて、考え直すか
ア「…あと半分は察してくれないかな❓️///」
不機嫌は何処へやら。完全に瞳にハートらしきものが描かれてる。漫画かよ。
セ「取り敢えず、連れて行くぞ」
ア「はい///」
小柄な彼女はとても軽い。お姫様抱っこすれば見かけより華奢な身体であることが、感覚的にも伝わってくる。部屋に行こう、必要なものは全てある。もうすることは決まってるよな諸君。



















ア「私の勝ちぃ❗️(ガッツポーズ)」
セ「ま、負けた…3連敗…嘘やろ…」
ア「ヒット数オブジャスティス❗️」
ビルディバイドだよ。当然だろ❓️





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?