無の中にある無数の声~音声送信

無音の中に
それはそれは多数の
声が聞こえる。
それは24時間四六時中である
これをなんというか
音声送信という。

別に霊能者だけではない
一般人にも
周波数さえあえば
凄い量の声が聞こえるのだ。
街中に溢れる。

有音から無音へ。
被害者には聞こえないように
加害者は設定する

初期だと
音声送信があまりに酷いとき
有音の声が煩いとき
それはまるでオカルトの
ラップ音なのだが
被害者はそれはそれは滅入る。
そしていつからか
無音の無数の声に移行する。

その音のせいで
御霊の本体の
頭が爆発しそうなくらい
巨大化してしまっている
気がする

可哀想な状態

目に見える事だけが
可哀想な事
だけではない。