詩:月夜

夜空に月が輝く
満開の花が
花を落とす
去りぎわを知って
貴方を想いながら
私もそうであるようにと
願う私は
ただ生きている
日々もがき苦しみながら
いつか、貴方に返せるように
大切だった物達を
自ら失った物達を
もう見つからない物達を
ただ必死に探して
ただ必死に隠して
ただ必死に守って
もういいよ。と
何度も貴方に伝えたい。


大切な貴方
私を守る必要は
もうありません。
貴方に
苦しんで欲しくないから。
貴方だけは味方でした。
待ち人はもう来ません。
貴方の願いに応えられません。
約束は守ります。
必ず戦います。
でも貴方は
私のために何か
する必要はありません。
貴方のために。