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立禅その①

整体術や民間療法を研究・取材しているライター、桃太郎です。

今日はセラピストにも大事な体の基礎作りでもある「立禅」についてお話をしていきます。

活
撮影協力:碓井流活法中野教室(二道塾) 教導師 竹田二男先生

桃太郎はこの立禅を行うことで施術中の軸がしっかりしてきました。

例えばセラピストの皆さん、施術中にもし誰かに横からもしくは後ろから押されたらどうなりますか?すぐに崩れてしまうようでは軸がしっかりしていないということです。

また武道においても大事といわれる「脇を締める」意識が自然と身に付くためか「手」や「肩」から余分な力が抜けた感覚があります。

この他にもまだまだ沢山の効能がある立禅ですが・・・

先日の稽古で竹田先生から「立禅について書いたけどフェイスブックみてますか?」とお話がありました。

その投稿がこちらです。

太気拳創始者の澤井健一先生に、初めてお会いした時、池袋の西口公園で立禅を教わりました。

【太気拳は立禅に始まり、全ての動きは立禅の動きで終る】
天と地と人
頭の百会(※1)と会陰(※2)を繋ぎ、命門(※3)の当たりで上下に分ける。頭の真上を天に引き伸ばすように、臍と背中の命門の下半身は地に引かれるように意識をもつ。
肘と膝と爪先を一直線(だいたいですよ)
後頭骨のボンのクボと尾骨と踵を一直線にする。(あくまでも意識だけ)
(あまり、形に囚われすぎない事、大事です。)
舌先を上顎につけるか着けないかにしておく。(唾液がたまったら、ゆっくりと飲み込み、氣を巡らすのです)
両腕に木を抱えることです。

いくつかツボの名前が出てきたので紹介しておきますね

百会(※1)左右の耳の上端を結んだ線と、顔の正中線を結んだ線が交わる頭頂部に、少しくぼんだ部分

会陰(※2)陰嚢根部と肛門

命門(※3)おへその裏側で背骨にあるツボ

経穴経絡図を見るとこのような場所になっています。

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立っているときのイメージはこんな感じ。

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もしわからない場合はツボに詳しい鍼灸師さんに聞くか、自分で場所をネットで調べて押してみるのもいいですね!さすがに会陰は場所的に聞くのも押すのも恥ずかしいですが・・(笑) 二道塾の塾生の皆さんはお互い押し合ってみるか竹田先生に聞いてみてください。

さて、言うは易く行うは難し。

“頭の百会と会陰を繋ぎ命門の当たりで上下に分ける。頭の真上を天に引き伸ばすように、臍と背中の命門の下半身は地に引かれるように意識をもつ”

これはどのようにしたら行えるのでしょうか。次の立禅その②で書いていこうと思います。

この寒い中皆様、ご体調を崩されませぬよう、どうぞお大事になさってください。。それでわまた。

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