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愛や優しさを語るには未熟すぎた

僕の大切な価値観として「愛の溢れる世の中でありたい」「もっと優しい世の中でありたい」という思いがある。

もっと自分に対しても他人に対しても優しい世の中だったら、この世界に生まれてよかったって思えるからね。

でも最近どこか「愛」「優しさ」という言葉に違和感を感じるようになった。

「愛のある世の中にしたいと言いいながら、自分勝手に生きている他人にイラついていない?」
「優しい世の中にしたいと言いながら、機嫌が悪いと他人に冷たくしていない?」

よく優しいと言われるけど、誰に対してもいつも優しいわけではない。
優しい自分でいる事が多いけど、優しくない時も少なからずある。

…ハッと気づいた。

優しい世の中にしたいんじゃなくて、自分が優しくありたいんだ。
自分にも他人にも広い愛の心を持って接していたいんだ。

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実は子供の頃少し怒りっぽかった。
親や兄弟が僕の事をわかってくれないと逆切れしていた。

でも今ならわかる。
本当は怒っていたんじゃなくて、寂しかったんだね。
自分の気持ちを理解してもらえない事に寂しさを感じていたんだね。

僕は男4兄弟の次男で、兄弟、両親のほとんどが外向的な性格をしている環境で育った。
僕だけHSP気質があるから、繊細で感受性が豊か。でもそんな感情わかってもらえるはずがなかった。

「男だから強く生きろ」「お前は繊細すぎる」と言われて育ち、
自分自身にも「俺は強い」「男だから強くあるべきだ」と信じ込ませた。

それでも傷つきやすかったけど、25年間ほとんど強く生きる事はできた。

ただ大きな忘れ物をしてきてしまった。

それは感受性の豊かさや優しさ。
感動して泣くことなんて全くできないし、今でも時々他人に冷たくしてしまう。
25年間育ってきた中で、自分の本当の感情を押し殺して感受性がマヒしてしまった。

それでも最近やっと少しずつ自分に優しく、心が感じた事を素直に感じられるようになってきた。(先輩カウンセラーのおかげ)

こうやって少しずつ自分の過去と向き合う事で、優しく愛のある人間になれると思う。
そしてその先にあるものが自己肯定感。
自分を心から受け入れられる、自分が1番の自分の味方になる、最強のカード。

その状態になって初めて他人や世の中に影響を与えられる。
心から自分や他人を愛する事ができるようになる。
自分と考えが違っても、「そういうのもいいね!僕とは違うけどそういう考えもあるね!」と肯定できる。

そうだ。だから僕はカウンセラーをめざしているんだ。
本当の意味で自己肯定感が高い人を増やしたい。そうする事でもっと優しくて愛のある世の中になる。
やっぱりゆくゆくは世の中がもっと愛に溢れるといい。それだけは譲れない。

今の自分の結論として自己肯定感は、過去を見つめ直す事であらゆる事を受け入れて、それを許した人だけが手に入れられるものだと思っている。(様々な意見あると思うけど)

やっぱりいくら口先だけで言ってても本物には敵わないんだよ。
その人が自分を受け入れられてないのに、他人を受け入れられるはずがない。

過去を見つめる事の中には、1人じゃ抱えきれないほどのバクダンが隠れているかもしれない。
それを一緒に乗り越えるためにカウンセラーがいる。
1人じゃ無理でも寄り添い、共感してくれる事で乗り越えられる。

今はまだ自分の過去と向き合うことで精一杯だけど道は見えてきた。
後数年したら今度は僕がサポートする番。

うん。いいね。
これが本来の僕。なりたい姿。
大好きな価値観。

サポートしてもらえるととても喜びます!愛のある優しい世の中にしたいと強く思っています。