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新型コロナウィルス(オミクロン株BA.5と思われる)感染の記録(その4)

ただの風邪ではない

新型コロナウィルスの厄介な点は,後遺症を抱えるケースが非常に多いことである。

デルタ株以前の少し古いデータに基づいているが,感染者の65%が心筋炎などの症状が確認されているという報告もある。

感染してしまうと,かなり長期間にわたっていろいろ心配ごとが増えてしまう,ということではある。

後遺症に備える

オミクロン株の中でもBA5の後遺症は,まだ良くわかっていないようだが,倦怠感,ブレインフォグ,味覚障害,咳,抜け毛などがある.他に,肺炎症状や心臓後遺症もあると考えられている.

コロナ経口薬ラゲブリオは,そうした後遺症を何処まで抑制するかというエビデンスは今は無いようである.しかし,メーカ側の試験結果では,ウィルスによる炎症の度合いを示すCRP値は,一月に渡って有意に低下していったとされているので,後遺症の抑制を期待できるかも知れない.

欧米では,パクスロビド等に比べて,あまり評判の良くないモルヌピラビルだが,後遺症の抑制には、一定の希望は持てるかも知れない.

いずれにしても,今後一月は経過を観察しなければならない.

(続く)



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