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やらない慈善 より やる偽善

コロナ騒ぎの中、芸能人やスポーツ選手が医療機関にお弁当を提供したり故郷にマスクを寄付してるニュースが聞かれます。素晴らしい取り組みだと思います。じゃんじゃん報道したりSNSで拡散してくれていいと思います。

最近、毎日暗いニュースや政治のうさんくさい疑惑、文句ばかりのコメントが流れるテレビをつけるのが段々憂鬱って人も多いと思うので、「よくやった!」「偉い!」「ありがとう!」の話題、をもっともっと取り上げてもらって、視聴者の気持ちを上向きにして欲しいものです。

災害時などの寄付やボランティア、慰問などの奉仕活動に対して、一部のひねくれた民が「偽善者」「売名行為」等と口にしますが、そんな奴ら言わせておけばいいんです。豊かな人が困っているところにお金を出す事や、無償で労働する事が結果、売名になろうなかろうが、好感度が上がろうが下がろうが、行為自体は気高く美しいのですから。

預貯金僅かで収入もカツカツな私は、寄付出来るお金の余裕は無いのですが、そんな私でも行っているボランティアについて書いていきたいと思います。

まず、献血は長く定期的に続けているボランティアです。今日もこれから献血ルームに行く予定なのですが、既に献血回数は60回を超えています。

東京、埼玉で行った事のあるいくつかの献血ルーム(※)に比べると、徳島のルームは、スペースも決して広くないし、置いてある書籍は漫画ばっかだし、お礼の品もしょぼいし(失礼)、予約時間20分前に到着しておとなしく待っていても予約時間を15分過ぎないとユニットに辿り着けないという時間のルーズさもあり滞在中の雰囲気もそれほど快適ではないのですが(ほんとに失礼)、それでも月1回は通っています。

 ※これまでで良かったルームはアキバFと銀座。お菓子も種類多く、ルームが綺麗で広々。時点で大宮ウエスト。昔は、アイスの自販機が設置されてて献血後に自販機に使えるコインが一枚貰えたんだよなー。あれ無くなったのはショックだったな。でもルーム独自の夏祭りとかバレンタインとかのイベントがあるし、あと、ボランティアの方であろうアロマハンドマッサージとか占いとかもあった。(こういうお楽しみ企画も、三密がダメってなって今はきっと中止なんでしょうねぇ…)

献血を定期的に受けるって事は、献血前三日は基本的に薬を飲んでいない状態(※)なので、原則元気でなければそうそう血を抜きには行けません。必然的に健康を意識した生活をしますし、基本、含有物や体内吸収がわからんサプリや健康食品は一切摂取しません。

※日本赤十字社のサイトには、高血圧治療薬など一部服用していても献血可能な薬品が掲載されています。服薬だけでなく、抜歯、タトゥー、ピアスなども近々にしたばかりだと制限があるみたいですよ。

本当は毎回400ml全血で差し上げたいところなのですが、それをしちゃうと次回献血可能日がだいぶ先になってしまう為、ここ数年は14日後に再び献血可能になる成分献血ばかり予約しています。

歳と共に皮下脂肪が増えた&長年の日焼けの影響でしょう。若いころは腕を出せば「うわー!ど真ん中でわかりやすーい!」とナースに喜ばれ、左右交互に利用していた両腕ですが、このところ「あれ?いつもどっちでやってます?うーーん。反対も見せて貰えますか?どっちもどっちかぁ…」と、がっかりされる事が増えました。血管が見つけにくくなっている模様。

ま、現場ではあまり喜ばれなくなってしまっても、徳島県内のどこかの病院か、もしくは製薬会社の研究室の一角で、きっと私の血漿は役立っていると思い、良しとしましょう。

他には、ヘアードネーションといって、31センチ以上伸ばした自毛を、小児がんなどで髪の毛が抜けてしまった子のかつらに使って貰うため、現在髪の毛を絶賛伸ばし中。今も31センチは可能なのですが、寄付しちゃうとかなりのショートになってしまうのでもう3,4か月我慢します。これも立派なボランティア。

そして犯罪被害者支援。これは昨年から研修に出始めて勉強はじめたばかりですが、娘と一緒にグループワークしたり裁判所傍聴に行ったりこれまで知らなかった犯罪被害に関する問題点や現場の話を聞きました。当事者への支援はまだこれからですが、ボランティアというだけでなく、仕事上にも生きる自分自身の学びになっています。

偽善と言われたって痛くも痒くもないです。

スポーツ、歌や絵が得意な人はその技能で、お金がある人はその財力で、時間がある人はその時間を使って、支援を求める人の支え手になる手段ってあると思うのです。誰かの手助けができる事も、困った時に支援を求める事もどちらも大事。どちらも必要だしどちらの世界も知っていた方が生きやすくなります、きっと。




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