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政策立案のきっかけ#4 思考実験

今日は、ロジックモデルを再構築する際のツール『思考実験』
『思考実験』とは、
wikiによれば;
思考実験という言葉自体は、エルンスト・マッハによって初めて用いられた。

思考実験の例としては、古代ギリシャの「アキレスと亀」やガリレオといった古典から、サンデル講義で有名になった「トロッコ問題」、映画『マトリックス』のモチーフとなった「水槽の中の脳」、アインシュタイン量子力学の闘いといった先端科学までわたる[3]。有名な例としては、アインシュタイン速度慣性系の関係についての洞察から特殊相対性理論に達した考察が挙げられる。

実際に実験器具を用いて測定を行うことなく、ある状況で理論から導かれるはずの現象思考のみによって演繹すること。いわゆるシミュレーションも実際の対象を使わない点で共通するが、シミュレーションはモデルを使って行うものであり、少なくとも具体的な数値数式を用いて詳細な結果を得る。これに対して、思考実験はよりあいまいで概念的な結果を求めるものを指す。

とりわけ科学史上、特殊な状況に理論を当てはめることによる帰結と、実験を必要としない日常的経験とを比較することによって、理論のより深い洞察に達してきた考察や、元の理論を端的に反駁し、新たな理論の必要性を示すとともに、それを発展させるのに利用されてきた考察を指すことが多い。

今回は↓第5、6、7章が面白かったったです。

今回のテキストに関して、アマゾンでは;
「たとえば、全宇宙が1個のバケツだと考えてみたらどうだろう?」
「猫のかわりに人間を入れてみたらどうだろう?」
空間、重力、量子、確率……目に見えず、手でも触れない未知のものに囲まれている人類は、とりあえずどこかに歩きはじめるため、思考実験によってその正体の見当をつけてきた。
思考実験とは自然を拷問にかけ、極限まで追い込んで、隠れた真理を「白状」させる行為だ。
仮説をどう立てるかも、設定をどう変えるかも、頭の中では自由自在。だから思考実験は奇想天外で面白い。人生の岐路でも役に立つその手法を思考実験の「名作」を通して学ぼう!

【思考実験のセオリーがわかる!】
「仮説」を立て、2つの「演繹」を闘わせ、その勝敗で「結論」を導くのが思考実験。
では仮説をどう立てるか、演繹をどう闘わせるか、結論をどう導くか――そのセオリーが、古今のさまざまな思考実験を鑑賞していくうちにみえてくる!

・重い物体と軽い物体はどちらが速く落ちるか、思考実験だけで突きとめたガリレオ
・自分のコピーを火星に送り、自分は消去される火星旅行、あなたなら行くだろうか?
・これぞ究極の思考実験! 全宇宙を1個のバケツと考えたマッハ
・量子力学の命運を賭けた「アインシュタインVSボーア」思考実験対決
・「シュレーディンガーの猫」を人間に置き換えた「ウィグナーの友人」とは?
・考え方を変えるだけで確率の値が大違いとなる驚きの「眠り姫問題」
・現在は過去に影響するのか? いまも議論を二分する「ニューカム問題」

などなどの思考実験で、いままで考えもしなかったことを考えよう!

本書の内容
第1章 思考実験を始める前に
第2章 実験とはなんだろうか
第3章 思考実験の進め方
第4章 思考実験の分類
第5章 批判と弁護のための思考実験
第6章 問題提起のための思考実験
第7章 判断や解釈のための思考実験
第8章 教育的な思考実験
第9章 意思決定と思考実験

(了)

ありがとうございます!