政策立案のきっかけ#5 研究者からコンサルタントになれた転機;PCM手法の有効性
実は、僕は29才まで大学院生をしていました。それも社会学。今でいう農と食料の社会学というフィールドでした。2022年の今では、メジャーフィールドといってもいい領域になってきたかと思います。例えば、↓今でいうと平賀先生の作品などはまさしく。
その当時の僕はわがままで生意気でした。ポジションをとれない焦りから、その当時、農水省系のシンクタンクでアルバイトをしていたということもあり、早々に大学院を満期退学し、シンクタンク年鑑(今は存在しないかもです)に掲載されている全国のシンクタンクに片っ端から応募し、なんとかシンクタンクに滑り込みました。
そこで一つの壁にぶつかります。それは研究と実践、特に、コンサルティングは違うということです。命題を設定し、証明する。これは一緒なのです。違うのは誰のため、証明した後はどう使われるかはということです。この中で、成果を出せずにいたのは事実でした。簡単に言うと終電と始発を繰り返す日々。デスマーチとはこのことだと思ったものです。
この中で、転機になったのは、今日ご紹介するPCM手法をとある大学の都市工学のオープンセミナーで知ったことでした。
この中で一番衝撃だったのは、ワークショップ形式で参加者間でロジックモデルを作るというものでした。そしての鍵は手段目的・原因結果をかみ合わせる、というもの。現在で操作変数法とか交絡因子、アブダクション、フューチャーデザインなどのさまざまな要素が紙あて作られていると知るのですが、その当時は、最悪の直接結果=バッドエンドを参加者間で議論することに興奮したものです。詳細は次回。現在は、PCMをベースに様々な要素を取り入れて進めることがほとんどになってしまいましたが。
ちなみに本格的に学習されたい方はこちらから;
(了)
ありがとうございます!