おやかたり

私が住む家には「父親」とゆうものがいます

私の父ではありませんし、私の親でもありませんが

しかし、まあ。「父親」です

ただ血がつながっているだけの

強いて言えばこの「家」の父親とは言えるのでしょうか?

家族とゆうコミュニティにおける父親とゆう役割を行い

私もまた息子とゆう役割を行なっている訳ですから

うゆう目で見れば…

と言っても家族なんてそれ以外の見方、捉え方なんてないような気がしますね

戻しまして

その父親とゆうやつに私は…私の前生機は苦しめられておりました

全世代的倫理観、酒による性格の表面化、両親間における喧嘩等

体の損傷には直接的な関与がありませんでしたが、しかし

心の方が割れました

これはもう文字通りに

昼と夜に

苦と楽に

陰と陽に

前生機と後継機に

現実と、夢とに

分裂しました

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とまあこれが、済んだ話です

終わりに終わり、終わり続け、続きに続いてなお続く

それでも既に、過去の話です

今の話をいたしましょう

父親は未だ存在し、酒や性格は大して変わりませんが

しかし、こちらは変わりました

上記通りの分裂後

なんやかんやとありまして

         入れ替わりました
前生機は後継機へと
         入れ変わりました

「変わりました」

『変わりたいって思う気持ちは、自殺だよね』 

或戯言使いが言い放った、げに恐ろしき言葉ならぬ戯言ですが

言を借りればそこで起きたのは「殺人」だったのでしょうかね

(人は死んでないから「殺心」?)

まあ、ええ。ごくごくありふれた事なのでしょう、心の死なんてゆーものは

溢れるほどにありふれる、ただの「死」です


…『今の話をいたしましょう』なんて言いながらまた大分前の話をしてしまいました

今度こそ、今の話です

後継機の私は存在として不確かでありながらも、まあうまくやったのだと思います

役割としての動き「音」への警戒と対処飲酒後の不干渉etc

問題の先送りを現在の解決とみなすそのやり方はなかなか危うく、振り返ればその道の細さに慄くばかりですが

「結果が全て」とかゆう現代風靡には合っていたような気がします

しかし最近

自らの進む方向を勘案した折に

精神の最安定化を図った折に

父親とゆう存在を「なかったこと」にしようとしたのですが

しかし、最初申し上げた通り現在私は家族とゆう場所に身を置いておりまして

どうにも「消し」にくい

問題の漂白化の手段としての一考

「存在の抹消」における「思考からの除去」が上手くいかない

このままだと単に「抹消」の手段をとりかねない…

なんて事はないんですけど
ーー出来るならとっくにやってますしーー
ーー出来なかったから私がいるのですーー

とゆう訳で(とゆう訳で!

やっと本題です

上記に連ねた恨み辛みの積まれ事は

つまるところ「昔苦しめられたから許せない」とゆう感情あるいは感傷の元

主に嫌悪恐怖の二言が渦巻いていることにあります

それらを取り除きたい

…のです

直接か、間接か

人身にあらぬ人心がひとつ死に至ったそれらを

許し…たいのです

いえ

いえいえ

いいえ

許したく、ありません

許したくありません

許せるはずがありません

…が

許さなくては、進めない

どこにも行けない……ことはないのですが

必ず、何処かで。完全に行き詰まってしまう…気がするのです

その前にあの

かの「父親」を

自覚なき悪を

無意義の厄災を

ただ自分の為だけに生きるかのように居るかの父親を

ただ

…ただ「自分の為だけに」許したいのです

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その手法手段をまたこれより考えますゆえ

これにて長き「おやかたり」

閉幕といたします

どなたが見ているか分かりませんが

ご視聴ありがとうございました

せいりゅうより

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